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【勝ち組?】ボーイング・ジャパンの就職偏差値・難易度と平均年収【企業研究レポート】

企業概要

ボーイングは、アメリカに本社を置く航空宇宙機メーカー。1916年にウィリアム・E・ボーイングが水上機メーカーとして設立。1930年代に航空機市場が発展すると、民間機の大量生産を開始。第二次世界大戦においては大型戦略爆撃機を大量生産して、軍用機メーカーとしての地位も固めた。終戦後には短距離機『737』やジャンボジェットこと『747』を開発して、世界の旅客機市場を席巻。1997年には同業のマクドネル・ダグラスを吸収合併して米国を代表する航空宇宙機メーカーに躍進。現在では航空機メーカーとしてはエアバスと双璧を成す世界2強の一角であり、防衛産業・宇宙産業などにも広く進出。

POINT

・民間航空機における世界的大手であり、防衛機器・宇宙事業など幅広く展開
・2019年から深刻な業績不振で連続赤字、債務超過で財務体質も悪い
・担当職で年収900万円以上、名古屋にも研究開発拠点を開設

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重工業

【勝ち組?】名村造船所の就職偏差値・難易度と平均年収【企業研究レポート】

企業概要

名村造船所は、中~大型サイズのばら積み船・タンカー・ガスキャリアの建造・修繕を主力とする大手造船会社。1911年に名村源之助が創業、戦前から大阪市住之江区に造船所を置いて黎明期の日本造船業を支えた。1979年には大阪造船所を閉鎖して、佐賀県に伊万里造船所へ本拠地を移転。2000年代以降には函館どつく・佐世保重工業を完全子会社化、現在では竣工量ベースで日系造船メーカー3位を誇る。同型船連続建造による効率的造船を得意とする他、水素燃料電池船・LNG燃料船など次世代船舶の開発にも熱心。

POINT

・造船会社として日系3位の大手、大阪本社だが主力造船所は佐賀県伊万里市
・売上高・利益いずれも不安定だが、巧みな事業運営・財務規律に特徴
・平均年収601万円だが総合職は更に高い、福利厚生は極めて充実

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重工業

【勝ち組?】ジャパンマリンユナイテッドの就職偏差値・難易度と平均年収【企業研究レポート】

企業概要

ジャパンマリンユナイテッドは、IHIグループJFEグループに属する大手造船会社。1853年に江戸幕府と水戸藩が石川島造船所(現・IHI)として設立、戦前から多数の軍艦・民間船を建造した。1995年には住友重機械工業の造船部門と合併して分離独立、2013年にはユニバーサル造船(JFE・日立造船系の造船会社)と合併。現在では今治造船に次いで国内2位の造船大手であり、民間向けコンテナ船・タンカーの他、自衛隊向け艦艇の建造にも強い(参考リンク)。

POINT

・IHI・JFEグループの大手造船会社、日系首位の今治造船とも資本業務提携
・売上高は2021年から回復傾向だが利益低迷が長期化、財務体質もやや不安
・総合職・30歳で年収550万〜680万円、造船業界ではトップクラスの待遇

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重工業

【勝ち組?】日立建機の就職偏差値・難易度と平均年収【企業研究レポート】

企業概要

日立建機は、油圧式ショベル・道路機械・ダンプカー・マイニング設備などを展開する大手建設機械メーカー。終戦直後に発足した日立製作所の建設機械部門を源流とし、1969年に日立製作所から分離独立。1960年代に日本企業として初めて油圧ショベルの量産化に成功。高度経済成長における建設ブームを支えた他、優れた信頼性で海外輸出を伸ばしたことでグローバル建機メーカーとして躍進。現在では世界113ヵ国以上への輸出実績を持ち、建機メーカーとして世界シェア上位8位。

POINT

・日立Gの大手建機メーカー、海外売上高比率80%以上のグローバル企業
・売上高・利益いずれも景気変動に左右、財務体質は普通レベル
・平均年収741万円だが住宅補助が手厚い、転勤リスクの低さも魅力