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素材

【勝ち組?】太平洋セメントの就職偏差値・難易度と平均年収【企業研究レポート】

企業概要

太平洋セメントは、三井グループ・芙蓉グループの大手セメントメーカー。1998年に大手セメントメーカーの秩父小野田と日本セメントが合併して誕生。前身の1社である日本セメントは日本初の国産セメント工場として成功した、官営深川セメント製造所の流れを汲んでおり、国産セメント産業を興した名門である。現在ではセメント販売量で国内シェア約35%を掌握する業界最大手である他、建設ブームが続いている北米・アジア圏への海外展開を加速。

POINT

・三井G・芙蓉Gに属する大手セメントメーカー、国内シェア業界トップ
・業績は2000年代をピークに停滞するが利益率は良好、財務体質も健全
・平均年収722万円だが住宅補助が手厚い、転勤範囲は広く転勤頻度も多め

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素材 金属

【勝ち組?】UACJの就職偏差値・難易度と平均年収【企業研究レポート】

企業概要

UACJは、アルミニウム板製品・箔製品・押出製品・鋳物鍛造製品などを製造する古河グループの非鉄金属メーカー。2003年に古河電気工業が軽金属部門を分社化、古河スカイとして独立。2013年には住友グループの住友軽金属工業と合併したうえで、現社名・UACJへと社名変更。現在ではアルミニウム分野で国内シェア50%以上を掌握するトップ企業。アルミニウム生産能力は年間100万トン以上であり、世界的にも上位級のアルミニウム企業となっている。

POINT

・古河Gのアルミニウム専業メーカー、アルミニウム分野で断トツ首位
・売上高は地金高騰で増加するも利益は伸び悩む、財務体質は普通
・平均年収684万円、福利厚生は独身寮と借上げ社宅が手厚い

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化学 素材

【勝ち組?】クラレの就職偏差値・難易度と平均年収【企業研究レポート】

企業概要

クラレは、機能樹脂・合成繊維・機能材料などを展開する化学・素材メーカー。1926年に大原孫三郎らが人工繊維・レーヨンの国産化を目指して岡山県倉敷市で『倉敷絹織』として創業。1930年代にはレーヨンを大量生産化に成功した。終戦後には1950年代から樹脂事業を拡大していき、1960年代には人工皮革・ポリエステルの生産を開始するなど、事業多角化に邁進。現在ではポバール樹脂・イソプレンケミカルなどで世界シェア首位級を誇り、繊維事業が売上高・利益に占める割合は10%未満。

POINT

・繊維メーカーながら樹脂分野で発展、現在では化学メーカーへと転換
・売上高は増加傾向で利益も安定的、財務体質もかなり良好
・平均年収783万円だが総合職は昇給ペースが早い、福利厚生は住宅手当が充実

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素材 自動車部品 電子部品

【勝ち組?】日本ガイシの就職偏差値・難易度と平均年収【企業研究レポート】

企業概要

日本ガイシ(正式表記:日本碍子)は、電力用ガイシ・自動車排ガス浄化部品・半導体製造装置部品・蓄電システムなどを製造する大手セラミックスメーカー。1918年に日本陶器(現・ノリタケカンパニーリミテド)から電力用ガイシ部門が独立、日本国内の電力送電網の開拓と共に成長を果たした。現在でも鉄塔用ガイシで国内シェア90%以上、自動車排ガス浄化部品で世界シェア50%以上。ノリタケカンパニーリミテドTOTO日本特殊陶業と共に、世界最大級のセラミックス企業グループである森村グループを形成。

POINT

・電力用ガイシ・自動車排ガス浄化装置で世界的、森村グループ中核企業
・売上高・利益は緩やかな成長基調、財務体質も優良
・平均年収769万円と名古屋圏では上位水準、福利厚生は普通

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化学 素材

【勝ち組?】帝人の就職偏差値・難易度と平均年収【企業研究レポート】

企業概要

帝人は、化学繊維・繊維材料・自動車部品・医療機器・ITサービスなどを展開する大手素材メーカー。1915年にレーヨン製造を目的として山形県米沢市で創業。1927年には大阪へと本社移転、戦前において国内トップクラスの繊維メーカーとして躍進。終戦後には東レがナイロンで化学繊維市場を席捲したが、当社はポリエステルの大量生産化によって対抗。1970年代以降は事業多角化を推進、現在においても炭素繊維・医療機器・ITサービス・自動車部品など多種多様な事業を展開。

POINT

・東レと双璧を為す繊維系素材メーカー、事業多角化が進展
・売上高は伸びるが利益低迷が辛い、財務体質は良くも悪くもない
・平均年収769万円と素材メーカー上位、福利厚生は住宅補助が手厚い

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素材

【勝ち組?】東レの就職偏差値・難易度と平均年収【企業研究レポート】

企業概要

東レは、化学繊維・合成繊維・炭素繊維などを製造販売する大手繊維メーカー。1926年に三井物産が設立した東洋レーヨンを源流とし、1970年に現社名の東レへ社名変更。化学繊維がまだ黎明期であった1920年代から生産に着手、1950年代以降に化学繊維の大衆化を追い風に業績を伸ばした。ナイロン・ポリエステル・アクリルの三大合成繊維をすべて生産でき、機能性素材を多角的に展開。炭素繊維では世界シェア首位を誇り、米ボーイングに航空材料として納入する航空部品サプライヤーでもある。

POINT

・日系繊維メーカーとしては断トツ首位の事業規模、炭素繊維は世界シェア1位
・売上高・利益いずれも安定的だが減益傾向、財務体質は健全
・平均年収756万円だが、家賃補助は最大13万/月とかなり恵まれる

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医療機器 素材 製薬

【勝ち組?】富士フイルムの就職偏差値と平均年収・待遇【企業研究レポート】

企業概要

富士フイルムホールディングスは、医療機器・医薬品・電子材料・複合機などを製造・販売する総合化学・電気メーカー。1934年に大日本セルロイドの写真フィルム部が分離独立して創業、戦前から国産写真フィルムの製造を手掛けた。1962年には英ゼロックスと富士ゼロックスを設立して複写機事業にも進出。2000年代にデジタルカメラが登場すると写真フィルム事業から早々に脱却、化学・医療メーカーへと転換を果たした。現在では有機ELディスプレイ材料・医療用画像情報システムなどで世界シェア首位級。

POINT

・写真フィルム事業から業態転換、医療・化学分野で事業多角化に成功
・売上高・利益いずれも2019年から成長基調、財務体質は極めて優良
・給与水準は30歳700~850万ほど、入社4年目で裁量労働制へ移行する点に注意

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化学 素材 自動車部品

【勝ち組?】AGCの就職偏差値と平均年収・待遇【企業研究レポート】

企業概要

AGCは、ガラス製品・電子部品・化学品・セラミックス製品などを展開する三菱グループのガラス系素材メーカー。1907年に岩崎俊弥が「旭硝子」として創業、日本板硝子と双璧を為す日系ガラスメーカーとして戦前からガラス産業を牽引。苛性ソーダをはじめとする化学品分野でも存在感があり、戦後は電子部品や半導体分野にも積極進出。現在ではガラス・電子・化学品・ライフサイエンス・セラミックスなど幅広く事業展開。自動車用ガラス・フッ素樹脂・フロート板ガラスで世界トップシェアである。

POINT

・日系ガラスメーカー断トツ首位、事業多角化でガラス依存度は低い
・売上高・利益いずれも好調、財務体質も堅実で隙がない
・平均年収825万円と良好だが超高給ではない、福利厚生は住宅補助が手厚い

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素材

【勝ち組?】住友大阪セメントの就職偏差値・難易度と平均年収【企業研究レポート】

企業概要

住友大阪セメントは、セメント・石灰石・建材・電子部品などを展開する住友グループの大手セメントメーカー。1907年に八茎鉱山の広瀬金七らが創業した磐城セメントを源流とし、1963年に住友セメントへと社名変更。1994年には同業の大阪セメントと合併、現社名の住友大阪セメントとなった。事業多角化に熱心であり、①魚礁などの海洋製品、②廃熱発電による電力供給、③セラミックス・化粧品材料、④電子部品材料などを展開。現在ではセメント分野において太平洋セメント・宇部三菱セメントに次いで国内3位。

POINT

・住友Gの大手セメント・素材メーカー、セメント分野の国内シェアは第3位
・売上高は横ばいだが利益が悪化傾向が続く、ただし財務体質は優良
・平均年収692万円で年功序列型の給与体系、住宅手当が厚い点は優秀

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素材

【勝ち組?】日本板硝子の就職偏差値と平均年収・待遇【企業研究レポート】

企業概要

日本板硝子は、住友グループに属する大手ガラスメーカー。1918年に杉田与三郎が米リビー・オーエンス・フォードから板ガラス製造法のライセンスを受けて日米板ガラスを創業、1931年に日本板硝子に社名変更。建築用ガラスと自動車用ガラスに強く、ガラスメーカーとしては世界3位の売上高を誇る。世界100ヵ国以上でグローバルに板ガラスを販売する他、高機能ガラスとして超薄板ガラスや電池用セパレーターなども手掛ける。2006年に企業規模で勝る英ピルキントンを約6,000億円で買収、小が大を飲む買収として世間を驚かせた。英ピルキントンを傘下に加えた歴史的経緯からヨーロッパ市場においてメジャープレイヤーとなっている他、日本板硝子が長らく得意としてきたアジア市場においても存在感が大きい。

POINT

・住友Gの大手ガラスメーカー、板ガラスでは世界首位級の一角
・売上高・利益いずれも低迷、財務体質も自己資本比率10%台どまり
・平均年収は720~790万円ほど、福利厚生は意外と手厚い

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素材

【勝ち組?】日本製紙の就職偏差値・難易度と平均年収【企業研究レポート】

企業概要

日本製紙は、洋紙・情報用紙・印刷用紙・板紙・特殊紙などを製造販売する三井グループの大手製紙メーカー。1949年にGHQによる財閥解体によって王子製紙から分社化された十條製紙を源流とし、1993年に山陽国策パルプと合併して現社名の日本製紙へ社名変更。製紙業界において王子ホールディングスと双璧を為す最大手の一角であり、あらゆる紙素材に対応できる広範な製品ラインナップが強み。最近は総合バイオマス企業を標榜しており、木材・化学製品・特殊紙・バイオマスなどにも積極進出。

POINT

・王子ホールディングスと双璧を為す、業界首位級の大手製紙メーカー
・売上高は安定的だが利益は不安定かつ薄利、財務体質は低下傾向
・平均年収666万円だが転勤リスクの高さには注意、福利厚生はそこそこ充実

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素材

【勝ち組?】ノリタケカンパニーリミテドの就職偏差値・難易度と平均年収【企業研究レポート】

企業概要

ノリタケカンパニーリミテドは、研削材・半導体材料・回路基板・窯業材料・高級陶磁器などを製造する陶磁器・砥石メーカー。1904年に高級洋食器を生産する日本陶器として創業、戦前から欧米では高く評価され人気を博した。戦後には陶器製造で培った技術を活かして、砥石・研削機械・電子材料へと進出。世界最大級のセラミックス企業グループである森村グループの源流企業であり、日本ガイシTOTO日本特殊陶業など数多くの大手メーカーを分社化した名門企業である。

POINT

・高級食器メーカーとして有名だが、現在の主力は工業建材・電子材料など
・売上高・利益はほぼ横ばい、財務体質は優良かつ実質無借金経営
・平均年収636万円と中堅メーカーの標準的な水準、福利厚生も普通