本レポートでは、印象論ではなく、データから就職偏差値と格付を評価しています。レポート末尾で、最終結論とその根拠を提示します。
企業概要
稲畑産業は、合成樹脂・化学品・電子材料・日用品などを主力とする化学系専門商社。1890年に稲畑勝太郎が染料商社として京都府で創業。欧州から染料・染色機械などを輸入し、日本の染色産業の発展に貢献。1908年には中国・天津に海外拠点を設置し、早期から海外進出を進めた。1944年には主要取引先だった日本染料製造が住友化学と国策合併したことで、住友化学の特約販売店となった。戦後には染料依存からの脱却を進め、1959年には日本で初めてポリプロピレンを輸入するなど、合成樹脂・化学品分野への注力を進めた。1984年には医薬事業部を分離し、住友化学と共同で住友製薬(現・住友ファーマ)を設立。2000年代には液晶・半導体・電子材料など情報電子分野を拡大し、中国・東南アジアに跨るグローバルサプライチェーンを構築。現在では売上高の約半分を合成樹脂が占め、電子材料・化学・樹脂を扱うグローバル専門商社へ変貌している。余談であるが、輸入冷凍ブルーベリーでも国内シェア首位を誇る。
