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機械メーカー

不二越の企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

不二越は、工作機械・ロボット・工具・ベアリングなどを製造販売する総合機械メーカー。1925年に工具製造を目指して創業。1925年には国産工具として昭和天皇の謁見を受け、この時の御召艦にちなんで「那智(Nachi)」をブランド名に。戦後には産業用ロボットや油圧機器へと進出、総合機械メーカーへと多角化を果たした。創業地・富山県では名門企業として知られ、不二越病院・不二越迎賓館なども運営。現在では、ブローチ工具で世界シェア1位、産業用ロボットで世界シェア4位、ベアリング国内シェア4位。

POINT

・工作機械・産業用ロボット中堅、富山県では地元を代表する名門企業
・売上高・利益は急増傾向で財務体質も改善、半導体業界に業績依存
・平均年収万円665万円で業界中堅上位、住宅補助が極めて手厚い

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電機メーカー

日本電子の企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

日本電子は、電子顕微鏡・理化学機器などを展開する三菱グループの計測機器メーカー。1949年に電子顕微鏡の量産・販売を目指して創業、1950年代には核磁気共鳴装置を国産化。長年に渡る技術蓄積によって50pm(ピコメートル)もの分解能をもつ製品群を有しており、原子レベルの分析を可能としたことで科学技術の進歩に多大な貢献を果たした。現在では電子顕微鏡分野で世界首位級のシェアを誇り、世界2社しか製造できない核磁気共鳴装置も製造できる。2014年からニコンと資本提携しており、親密な関係。

POINT

・電子顕微鏡・核磁気共鳴装置で世界首位級の計測機器メーカー、東京・多摩地域地盤
・売上高・利益は急増傾向で財務体質も改善、半導体業界に業績依存
・平均年収789万円で業界中堅上位、福利厚生も良好で休日日数が多い

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電機メーカー

ニデックの企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

ニデックは、HDD向け精密モータ・車載モータなどを主力とする総合モータメーカー。1973年に永守重信が精密モータメーカーとして京都市西区で創業。1980年代以降のコンピュータ普及期にHDD向けモータの大量生産に成功して急成長。1990年代には積極的M&Aを立て続けに仕掛けて企業規模を拡大しつつ、車載向けモータ領域に進出。現在では世界的総合モータメーカーとして知られ、HDD向けスピンドルモータ・車載パワステモータなどで世界シェア首位。最近では電気自動車向けeアクスルのシェア拡大に邁進。

POINT

・京都地盤の世界的な総合モータメーカー、世界シェア首位製品多数
・売上高は右肩上がりで利益も安定的、財務体質も良好
・平均年収686万円だが福利厚生は普通、平均勤続年数11.8年とそこまで長くない

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機械メーカー

NTNの企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

NTNは、ベアリング・自動車部品を主力とする機械メーカー。1918年に西園二郎がベアリングの開発を目指して三重県桑名市で創業。戦前から「産業のコメ」とも言われるベアリングを大量生産して工業化の礎を支えた。主力工場が戦災で大打撃を受けるも、戦後には統計的品質管理を導入して高品質・大量生産を実現。1950年には日系機械メーカーとして初めてデミング賞を受賞。現在では、日本精工・ジェイテクトと並んでベアリング御三家と称され、自動車向けハブベアリングで世界シェア首位を誇る。

POINT

・ベアリング大手御三家の一角、自動車向け製品群が売上高の半分以上
・売上高は横ばいだが利益低迷が長期化、財務体質も微妙
・平均年収699万円で同業他社並み、平均勤続年数20年超で従業員の定着が良い

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機械メーカー

牧野フライス製作所の企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

牧野フライス製作所は、マシニングセンタ・放電加工機・フライス盤を主力とする大手工作機械メーカー。1937年に牧野常造がフライス盤専門メーカーとして創業。1958年に日本初のNC(数値制御)フライス盤を完成させ、コンピュータ制御による大量生産時代を牽引。1966年には工具交換も自動化したマシニングセンタ(複合加工機)を日本企業として初めて開発。日系工作機械メーカーとして売上高は第5位。現在ではマシニングセンタで世界シェア上位級を誇り、海外売上高比率は約75%にも達する。

POINT

・マシニングセンタで世界シェア上位級、放電加工機・フライス盤においても有力
・売上高・利益いずれも景気動向に左右されやすい、財務体質は安定的
・平均年収734万円だが業績次第で500万円台に後退、福利厚生は普通レベル