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キーエンスの企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

キーエンスは、自動制御機器・計測機器・顕微鏡などの開発・販売を事業とする電子機器メーカー。1974年に現名誉会長の滝崎武光が設立したリード電機が発祥、1986年に現社名のキーエンスに社名変更。ファクトリーオートメーション分野で米コグネックスに次ぐ世界第2位、世界40カ国以上に進出しており海外売上高50%以上。驚異的な利益率と卓越したビジネスモデルで知られ、時価総額は日系企業上位5社に数えられる。2009年にジャストシステムと資本提携、現在に至るまで同社の筆頭株主である。

POINT

・ファクトリーオートメーション分野で世界2位の電子機器メーカー
・売上高は成長基調で営業利益率は50%以上、海外売上高も拡大が続く
・平均年収2,200万円以上と日系企業トップ級、ブラック企業ではない

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キヤノンの企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

キヤノンは、カメラ・レンズ・プリンタ・半導体製造装置などを主力とする光学・精密機械メーカー。1933年に吉田五郎などが設立した精機光学研究所を源流とし、1934年に日本初の国産小型カメラを完成させた名門企業。特にカメラ分野で高いブランド力を誇るが、事業の多角化にも積極的でプリンタ・複合機・医療機器・半導体製造装置でも高い技術力がある。特に複合機分野では新技術による複写機を完成させ、米ゼロックスの市場独占を解体へ追い込んだ実績を持つ。

POINT

1.世界的存在のカメラ以外にも競争力が高い事業を多数有する優良企業
2.売上高は横這い推移、ただし利益体質と財務体質は強靭
3.平均年収800万円程度、ただし福利厚生は希薄である点に注意

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パナソニックの企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

パナソニックホールディングスは、白物家電・照明器具・バッテリー・BtoBソリューションなどを展開する総合電機メーカー。1918年に松下幸之助が創業した松下電気器具製作所を源流とし、2011年には業績不振に陥った三洋電機を傘下に収めた。現在では家電・空調・照明・電子部品・FAデバイス・自動車用バッテリーなどを幅広く展開。日本を代表する総合電機メーカーの1社。大手電機メーカー8社の中では白物家電が占める割合が特に高く、一般消費者にも広く親しまれる企業でもある。

POINT

・ 電機業界3位だが売上高の成長は頭打ち、財務体質は改善傾向が続く
・ 直近ではパナソニックコネクトを設立、ビジネスモデル転換を急ぐ
・ 持株会社は平均年収908万円・平均勤続年数18.3年のホワイト企業

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マブチモーターの企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

マブチモーターは、自動車・家電・事務用機器向け小型直流モータの製造・販売を主力とする電機メーカー。1954年に馬渕健一がマグネットモータの量産化を目指して東京都・葛飾区で創業。創業直後は模型飛行機用モータが中心であったが、1960年代には家電向けモータにも進出して成長。1980年代には自動車・工具・映像機器向けモータへと事業領域を拡大。現在では小型モータにおける世界大手の一角であり、自動車のドアミラー・ドアロック用モータでは世界シェア70%以上。

POINT

・自動車向けに強い小型直流モータメーカー、海外売上高比率90%
・売上高・利益いずれも回復傾向へと転換、財務体質は極端なほどに健全
・平均年収686万円で休日日数が多い、平均勤続年数は18.8年と良好

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オンキヨーホームエンターテイメントの企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

オンキヨーホームエンターテイメントは、オーディオ機器・ヘッドホン・イヤホンなどを主力とした電機メーカー。1946年に松下電器産業を退職した五代武がスピーカー工場として創業。1957年に東芝グループ入りを果たし、1960年代のオーディオブームで業績拡大。が、2000年代以降はオーディオ産業の斜陽化により衰退。2018年以降は事業売却を繰り返し、2021年にはシャープに祖業のホームAV事業を売却。イヤホンや車載スピーカーでの事業継続を模索していたが、2022年に破産手続を開始して事実上倒産。現在ではシャープ傘下のオンキヨーテクノロジーが「オンキヨー」ブランドを継承。

POINT

・日本を代表するオーディオブランドの一角、2022年に経営破綻
・売上高は急減少で慢性赤字体質、財務体質は債務超過で壊滅的
・破綻前後に別会社へと事業分割、シャープ傘下でホームAV事業は今なお存続