企業概要
兼松は、電子部品・食料・鉄鋼・素材・航空機・ロケットなどを幅広く取り扱う中堅商社。1889年に兼松房治郎がオーストラリアからの羊毛輸入を目指して設立した豪州貿易兼松房治郎商店を源流とし、戦前には日本の羊毛輸入の約半分を支配する大手商社へ躍進。1967年には大手商社・江商と合併して兼松江商と社名変更、十大総合商社の一角に数えられるまでの躍進を果たした。1990年代以降にバブル崩壊の余波で経営危機に瀕したが、事業整理を経て再建を果たした。現在では、ITソリューション・半導体分野において存在感を放つ他、オートミール輸入ではトップシェアを誇る。
・1990年代までは総合商社の一角、現在は電子・食料・鉄鋼に事業を集中
・売上高・利益が拡大傾向、財務体質は自己資本比率がやや後退
・平均年収1,009万円、業績好調により従業員の待遇改善が進む