カテゴリー
建設

【勝ち組?】ダイダンの就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

ダイダンは、ビル・工場向け空調・給排水・電気工事を主力とする総合設備工事会社。1903年に菅谷元治が電気器具販売店として創業し、1907年には電気工事会社へと業態転換した。1930年代には関東軍の指定工事業者として満州地域で事業拡大。戦後にも高度経済成長・バブル景気における建築ブームを追い風に成長、電気だけでなく空調・給排水衛生まで含めた建築設備分野へ事業を発展させた。1970年代にはシンガポールへと進出し、海外展開を加速させた。現在では電気工事系サブコン大手5社に数えられる業界大手であり、産業施設・医療施設・データセンターの直接受注に強みを持つ。なお、現在の社名は旧社名「大阪電気暖房」の略称に由来する。

POINT
  • 空調・電気・給排水設備工事を主力とするサブコン大手、大阪地盤
  • 売上高・利益いずれも過去最高圏に急増、利益率はそこそこだが財務健全
  • 平均年収1,066万円と業界上位級、平均勤続年数16.6年とかなり長め
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:69(上位)

    一般知名度は極端なまでに低いが、平均年収1,000万円以上と設備工事会社としてトップクラスの待遇。優れたビジネスモデルで高採算な受注を続けており、かなりの優良企業。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:中難易度

    総合職の採用人数は年間80人~100人と多め。恵まれた待遇でありながら、建築業界のニッチ分野に特化した企業であるため選考倍率は高まりにくい穴場企業。中堅大学からの採用にも非常に前向き。
    採用大学:【国公立】名古屋大学・東北大学・金沢大学・埼玉大学・三重大学・鹿児島大学・兵庫県立大学・東京科学大学・九州工業大学・防衛大学校、【私立】早稲田大学・明治大学・日本大学・専修大学・成城大学・帝京大学・東京理科大学・芝浦工業大学・東京電機大学・日本工業大学など(出典:マイナビ2027

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    ダイダンの売上高は年度により変動しつつも長期的には増加傾向にあり、2025年には過去最高となる売上高2,627億円まで急増している*1。営業利益は2024年まで70億〜110億円ほどで推移していたが、2025年には過去最高となる230億円まで急増。
    *1:2025年に売上高・利益が急増した理由は、①工場・データセンター・医療施設からの旺盛な受注による採算性の向上、②原材料費・労務費の高騰を受けた価格転嫁の着実な実行、③海外における大型プロジェクトの受注、など。建設業界の需給逼迫によって高採算の受注案件が増加していることも追い風。

    ✔セグメント別の状況

    ダイダンは、空調衛生工事事業(ビル・工場・医療施設などの空調設備・給排水衛生設備の設計・管理・施工、アフターサービスなど)、電気工事事業(受変電設備・太陽光発電設備・蓄電池設備の設計・管理・施工、IoT制御システムなど)、の2事業を有する。
    当社の事業構造は、祖業である空調工事を中核としつつ、電気工事・給排水設備なども手掛ける総合設備工事会社として成立している。旧社名「大阪電気暖房」が示す通り、当社は戦前から空調工事を得意領域としてきた企業であり、現在でも売上高の約86%を空調衛生工事事業が占める。ビルや商業施設に加えて、工場・医療施設など高度な温湿度管理や衛生管理が求められる分野まで手掛けており、建物内部の環境性能そのものを支える設備エンジニアリング会社としての性格が強い。さらに、電気工事事業でも受変電設備・太陽光発電設備・蓄電池設備・IoT制御システムなどを展開しており、近年の省エネ化・再エネ導入需要を取り込んでいる。分野別に見ると、産業施設向けの比重が大きい点も重要である。工場・データセンター・医療施設のように設備性能が特に重視される領域で強みを持つことで、価格競争に巻き込まれにくい体質となっている。とりわけ産業施設では、空調・衛生・電気を総合的に設計・施工・保守できる体制が求められるため、当社の空調・給排水・電気分野まで抱える体制は受注競争上の強みである。

    ✔最終利益と利益率

    ダイダンの純利益は2023年まで50億〜65億円ほどで安定していたが、2025年には過去最高となる174億円に急増。景気後退局面も含めて利益確保ができており、安定的な利益確保ができている。営業利益率は長期的に4%〜5%ほどで推移していたが、2025年は8.77%まで上振れ。

    ✔自己資本比率と純資産

    ダイダンの自己資本比率は50%〜58%ほどで安定していたが、2025年は49.7%にやや後退*2。とはいえ、安定的な利益体質を加味すれば、財務健全性は大いに良好と評価できよう。純資産は長期的な増加傾向が続いており、2025年には1,092億円に到達している。
    *2:2025年に自己資本比率が低下した理由は、①シンガポール・Presico社の株式追加取得による連結子会社化、②資本金3億円未満の協力会社に対して現金100%の支払い条件化、③工事規模の大型化による必要運転資金の増加、など。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    ダイダンの平均年収は2024年まで890万〜950万円ほどで推移していたが、2025年には1,066万円まで上振れ*3。総合職の場合、30歳で年収780万〜850万円ほど、課長職レベルで年収1,200万~1,450万円ほどが目安となる。平均年齢は42.0歳(2025年)と大手企業の標準的な水準。
    *3:当社はいわゆるサブコンに該当するが、給与水準は相当に高い。この要因は、①大手デベロッパー・大手メーカーから好採算案件の受注を勝ち取っている点、②建設業界の深刻な人手不足を受けた賃上げによる人材確保、③残業・出張に伴う手当が厚い点、など。

    ✔従業員数と勤続年数

    ダイダンの単体従業員数は2024年まで微増傾向が続いていたが、2025年に2,070人まで急増している。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は2,440人規模。平均勤続年数は2021年から微減傾向にあるが、2025年においても16.6年と建築業界としては上位クラス。

    総合評価

    格付・評価文は限定公開です

    SSS~Fランクの21段階評価で、企業の立ち位置を明確に示します。

    無料版では扱わない評価情報まで踏み込み、企業の実態に迫ります。

    公開データと独自取材・分析を統合、中立公正な評価を提供します。

    全業界550社以上を網羅的に比較し、企業理解を深められます。

    いつでも登録解除可能です。期間の縛りはありません。

    ※登録方法・Q&Aはこちら

    就職偏差値ランキング【完全版】はこちら!