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機械メーカー

NTNの企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

NTNは、ベアリング・自動車部品を主力とする機械メーカー。1918年に西園二郎がベアリングの開発を目指して三重県桑名市で創業。戦前から「産業のコメ」とも言われるベアリングを大量生産して工業化の礎を支えた。主力工場が戦災で大打撃を受けるも、戦後には統計的品質管理を導入して高品質・大量生産を実現。1950年には日系機械メーカーとして初めてデミング賞を受賞。現在では、日本精工・ジェイテクトと並んでベアリング御三家と称され、自動車向けハブベアリングで世界シェア首位を誇る。

POINT

・ベアリング大手御三家の一角、自動車向け製品群が売上高の半分以上
・売上高は横ばいだが利益低迷が長期化、財務体質も微妙
・平均年収699万円で同業他社並み、平均勤続年数20年超で従業員の定着が良い

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機械メーカー

牧野フライス製作所の企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

牧野フライス製作所は、マシニングセンタ・放電加工機・フライス盤を主力とする大手工作機械メーカー。1937年に牧野常造がフライス盤専門メーカーとして創業。1958年に日本初のNC(数値制御)フライス盤を完成させ、コンピュータ制御による大量生産時代を牽引。1966年には工具交換も自動化したマシニングセンタ(複合加工機)を日本企業として初めて開発。日系工作機械メーカーとして売上高は第5位。現在ではマシニングセンタで世界シェア上位級を誇り、海外売上高比率は約75%にも達する。

POINT

・マシニングセンタで世界シェア上位級、放電加工機・フライス盤においても有力
・売上高・利益いずれも景気動向に左右されやすい、財務体質は安定的
・平均年収734万円だが業績次第で500万円台に後退、福利厚生は普通レベル

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食品メーカー

エバラ食品工業の企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

エバラ食品工業は、焼肉タレ・すき焼きタレ・調味料を主力とする食品メーカー。1958年にソース製造を目指して創業。1960年代に肉食文化が一般家庭まで普及したことを受けて1968年に焼肉タレを開発。醤油ベースの日本人好みの味付を開発したことで、焼肉タレ分野の先駆者として躍進。1969年にはすき焼きタレを開発。繊細な味付けが必要な割下のインスタント化に成功して、手軽にすき焼きを食べられる食文化の形成に貢献。現在では焼肉タレで国内シェア40%以上、すき焼きタレで国内シェア60%を誇る。

POINT

・焼肉タレ・すき焼きタレで国内断トツ首位、物流事業も手掛ける
・売上高・利益は極めて安定的でCOVID-19が追い風に、財務体質は極めて健全
・平均年収687万円で業界中堅上位級、残業時間が少ない企業文化

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日用品メーカー

三菱鉛筆の企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

三菱鉛筆は、ボールペン・サインペン・シャープペン・鉛筆などを展開する文房具メーカー。1887年に眞崎仁六が鉛筆製造所として創業。1903年には量産型鉛筆3種類が逓信省御用品として採用されたことを機に、現社名の三菱鉛筆へと社名変更。そのため、過去・現在まで三菱グループとは一切の資本関係がないものの「三菱」ブランドを使用している(当社の方が「三菱」を名乗ったのは先)。世界100ヶ国以上に製品を輸出しており、海外売上高比率は45%にも達する。

POINT

・三菱グループではない独立系の文房具メーカー、売上高の約半分がボールペン
・売上高・利益いずれも安定的で高利益率、財務体質も大いに健全
・平均年収761万円で業界トップクラス、同族経営が70年以上に渡って継続

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小売流通会社

オートバックスセブンの企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

オートバックスセブンは、カー用品店「オートバックス」「スーパーオートバックス」などを展開する大手小売企業。1947年に住野敏郎が自動車部品商として創業。1970年に日本初となるカー用品のワンストップ店舗「オートバックス」を出店、フランチャイズ展開によってカー用品店として最大級のチェーン網を構築。現在では国内567店舗・海外78店舗を展開、カー用品店業界トップ企業として君臨。店舗出店をフランチャイズ展開に特化しており、自社は商品開発・マーケティングに専念。国内直営店は5店舗のみ。

POINT

・カー用品店業界で断トツ首位、直営店は5店舗のみのライセンサー企業
・売上高・利益は増加しており財務体質も良好だが、全盛期には及ばず
・平均年収727万円で業界トップ、福利厚生も業界上位級で恵まれている