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日用品メーカー

花王の企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

花王は、洗剤・石鹸・入浴剤・トイレタリー・飲料・化学製品などを製造する大手消費財化学メーカー。1887年に長瀬富郎が開業した商店を源流としており、1890年に石鹸分野へ進出。戦前から現在まで一貫して洗剤・トイレタリー分野をけん引してきたリーディングカンパニー。1960年代から海外展開を進めており、現在では世界29ヵ国に進出。洗剤分野で国内シェア首位、化粧品分野で国内シェア2位。かつては電子部品分野や医薬品分野にも進出していたが、2000年代に撤退して得意分野への集中を強めている。

POINT

1.洗剤・石鹸などの消費財化学分野で国内断トツ首位、業界の巨人
2.売上高・利益は概ね安定的だが、2019年以降は不調。財務は優良。
3.平均年収787万円だが業績好調時は800万円を超える、住宅補助も手厚い

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電機メーカー

浜松ホトニクスの企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

浜松ホトニクスは、光電子倍増管・フォトダイオード・半導体レーザーなどの光関連機器を製造する電子部品メーカー。1948年に電子管の製造を目指して創業。光電子倍増管で世界シェア90%以上を占有する事実上の独占企業であり、主力の光電子増倍管にレーザーなどの光源を組み合わせた計測技術を確立。研究開発を重視する企業として知られ、静岡県浜松市の中央研究所では光関連の基礎研究から応用研究に至るまで幅広く深掘。スーパーカミオカンデやCERN大型ハドロン衝突型加速器にも技術貢献。

POINT

1.光関連でグローバルニッチトップを疾走する電子部品メーカー
2.売上高・利益は絶好調、財務も実質無借金経営で超優良
3.平均年収720万円と中堅メーカー上位級、静岡県に拠点集中で転勤リスク小

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自動車部品メーカー

TOYO TIREの企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

TOYO TIREは、自動車用タイヤ・自動車ゴム部品などを製造販売する大手自動車部品メーカー。1943年に東洋紡がタイヤ製造を目的に設立した東洋ゴム化工を源流とし、1945年に平野護謨製造所と合併して東洋ゴム工業となった。近年はSUV・ピックアップトラック向けの大径タイヤに特化。オフロード走行に耐える頑丈でデザイン性にも優れたタイヤを投入、高利益率分野で高シェアを抑える。2015年には免振ゴムなどで品質不正が発覚して非自動車分野からは撤退、2019年に現社名のTOYO TIREに社名変更。

POINT

1.日系タイヤメーカーの4番手、アメリカ市場でブランドを確立
2.売上高・利益は概ね堅調、財務は自己資本比率50%超に改善済
3.平均年収633万円と企業規模の割にやや物足りない、福利厚生も普通

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電機メーカー

シャープの企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

シャープは、冷蔵庫・電子レンジ・洗濯機・ディスプレイ・センサモジュールなどを製造販売する大手電機メーカー。1912年にベルト用バックルを製造する金属加工店として創業、1925年には鉱石ラジオを”シャープ”ブランドで発売して電機メーカーへと転換した。日本初の量産型電子レンジや液晶表示式電卓などを発明した名門企業であり、ユニークかつ独特な製品開発に定評。液晶パネルへの過剰投資が祟って2010年代に経営危機に陥ったが、2016年に台湾の鴻海精密工業が救済して同社の傘下企業となった。

POINT

1.100年以上の歴史を持つ名門の大手電機メーカー、独特の製品開発力に強み
2.売上高2兆円規模だが利益が非常に不安定、財務体質も弱い
3.平均年収736万円とそこそこ、住宅手当はない

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半導体メーカー

ルネサスエレクトロニクスの企業格付・就職偏差値【業績動向から平均年収まで解説!】

企業概要

ルネサスエレクトロニクスは、車載半導体・車載センサリングシステム・車載情報機器などを展開とする半導体メーカー。2002年に日立製作所三菱電機からシステムLSI部門が分離して設立、2010年にはNECエレクトロニクスと合併。車載半導体で世界3位のシェアを握る他、日系半導体メーカーではキオクシアに次ぐ売上規模。CPUやメモリなどが集積された半導体であるマイクロコントローラを得意とする。2010年代以降は車載以外の半導体製品を拡充、現在では非車載分野が売上・利益のコアにまで成長。

POINT

1.マイコン分野に強い日系半導体メーカー、車載半導体は世界シェア3位
2.売上高・利益は2020年から急改善して業績好調、財務体質も改善
3.平均年収874万円だがボーナス比率が高め、平均年齢47歳で中高年多い