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【勝ち組?】TOYO TIREの就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

TOYO TIREは、自動車用タイヤ・自動車ゴム部品などを製造販売する大手タイヤメーカー。1943年に東洋紡がタイヤ製造を目的として設立。1960年代にはアメリカに現地法人を設立し、北米市場の事業基盤を早期から強化。1980年代には工業用ゴム製品・自動車部品などに進出し、総合ゴムメーカーとしての性格を強めた。2015年には免震ゴムなどで品質不正が発覚して大規模な補償問題に発展、非自動車分野からは撤退するに至った。現在ではタイヤ事業への集中を強めており、日系タイヤメーカーとしては売上高で第4位に位置する。北米市場においてSUV・ピックアップトラック向けの大径タイヤを得意とし、オフロード走行に耐える頑丈でデザイン性にも優れたタイヤで人気を博している。

POINT
  • 日系タイヤメーカーの4番手、アメリカ市場で特に高いブランド力を誇る
  • 売上高・利益は2022年から急成長、性能偽造問題で傷んだ財務体質も回復
  • 平均年収688万円と業績の割にやや物足りず、福利厚生も普通
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:61(中堅上位)

    日本国内においてはタイヤ業界下位の印象が強い。が、実は業界トップレベルの高利益率を誇る。給与水準については同業他社との差が依然として残っている。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:やや難関

    総合職の採用実績は年間25人~35人ほど、うち事務系採用枠は10名ほどに留まる。タイヤ業界トップ企業と比べると人気度は下がるが、採用枠が少ないために難易度は決して低くない。
    採用大学:【国公立】東北大学・筑波大学・新潟大学・信州大学・岩手大学・東京外国語大学・東京農工大学・総合研究大学院大学など、【私立】慶應義塾大学・中央大学・青山学院大学・法政大学・関西大学・立命館大学・甲南大学・東京理科大学・芝浦工業大学・大阪工業大学など(出典:マイナビ2028

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    TOYO TIREの売上高は2021年まで3,400億~3,940億円ほどで推移していたが、同年以降は増加傾向に転換。2025年には過去最高となる売上高5,949億円に到達している*1。営業利益は2022年まで360億~530億円で推移していたが、2025年には過去最高となる973億円に増加。
    *1:2022年から業績好調が続いている理由は、①北米地域でライトトラック・SUV用タイヤでのシェア拡大、②原材料価格の高騰を受けた販売価格の値上げ、③為替レートの円安推移による為替効果、など。

    ✔セグメント別の状況

    TOYO TIREはタイヤ事業(『TOYO TIRE』『NITTO TIRE』ブランドによる乗用車用タイヤ・ライトトラック用タイヤ・トラック・バス用タイヤの製造販売)、自動車部品事業(エンジンマウント・ブッシュ・カップリング・ジョイントブーツなどの製造販売)、その他事業(不動産事業など)、の3事業を有する。
    当社の事業構造は、タイヤ事業が売上高の90%以上を占めており、事実上のタイヤ専業メーカーに近い状態となっている。最大の特徴は、北米市場におけるSUV・ライトトラック向けタイヤにおける強さである。当社はブリヂストン住友ゴム工業のように幅広い車種・地域へ総花的に展開するというより、北米のピックアップトラック・SUV向け大径タイヤに経営資源を集中している。SUV・ピックアップトラック向けの大径タイヤは、単価が高く、耐久性・走破性・デザイン性が重視されやすい。そのため、当社はオフロード色の強い高付加価値タイヤを展開することで、高利益率を実現している。一方で、弱点も明確である。北米市場と大径タイヤへの依存度が高いため、米国の景気後退、ピックアップトラック需要の減速、関税・為替・物流費の変動を受けやすい。

    ✔最終利益と利益率

    TOYO TIREの純利益は2021年から増加傾向にあり、2024年には過去最高となる748億円に到達。営業利益率は2022年を除いて10%以上を維持しており、2025年には16.3%となっている。業界首位のブリヂストンをも上回り、タイヤメーカーとしてはトップレベルの高利益率となっている*2。
    *2:当社の営業利益率が業界トップレベルである理由は、北米のピックアップトラック・SUV向け大径タイヤにおける高いブランド力が主要因。特に、オフロード走行・カスタム向けタイヤ市場では強い認知度を有しており、デザイン性・耐久性・走破性を重視するユーザー層を獲得している。

    ✔自己資本比率と純資産

    TOYO TIREの自己資本比率は右肩上がりの増加傾向にあり、2025年には69.4%に到達している*3。大手メーカーとしては極めて優良な水準にある。純資産は2019年に急増*4した後、同年以降も業績好調により右肩上がりで増加。2025年には純資産5,226億円に到達している。
    *3:当社は免振ゴム性能偽装問題によって特別損失1,134億円以上を計上。2015年・2016年にかけて財務体質が大きく悪化していたが、その後はタイヤ事業への注力によって再建が進んだ(参考リンク)。
    *4:2019年に当社は三菱商事と資本業務提携(参考リンク)。第三者割当増資により509億円を資金調達したことで純資産が急増した。現在も三菱商事は当社の発行済株式の約20%を保有している。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    TOYO TIREの平均年収は600万円レベルで安定的に推移しているが、2025年は688万円にやや上振れしている。総合職の場合は、30歳で年収510万~590万円ほど、課長職レベルで年収850万~900万円ほどが目安。社員の平均年齢は40.8歳(2025年)と大手企業の標準的な水準をやや下回る。

    ✔従業員数と勤続年数

    TOYO TIREの単体従業員数は2020年まで増加傾向にあったが、同年以降は3,600人~3,760人ほどで横ばいが続いている。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は9,940人ほど。平均勤続年数は15.0年(2025年)と大手企業の標準的な水準。

    総合評価

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