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【勝ち組?】帝人の就職偏差値・難易度と平均年収【企業研究レポート】

企業概要

帝人は、化学繊維・繊維材料・自動車部品・医療機器・ITサービスなどを展開する大手素材メーカー。1915年にレーヨン製造を目的として山形県米沢市で創業。1927年には大阪へと本社移転、戦前において国内トップクラスの繊維メーカーとして躍進。終戦後には東レがナイロンで化学繊維市場を席捲したが、当社はポリエステルの大量生産化によって対抗。1970年代以降は事業多角化を推進、現在においても炭素繊維・医療機器・ITサービス・自動車部品など多種多様な事業を展開。

POINT

・東レと双璧を為す繊維系素材メーカー、事業多角化が進展
・売上高は伸びるが利益低迷が辛い、財務体質は良くも悪くもない
・平均年収769万円と素材メーカー上位、福利厚生は住宅補助が手厚い

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【勝ち組?】日本製鋼所の就職偏差値と平均年収・待遇【企業研究レポート】

企業概要

日本製鋼所は、鉄鋼製品・射出成型機・鉄道部品・防衛機器などを展開する大手鉄鋼メーカー。1907年に日本政府の主導により英・アームストロング社と英・ヴィッカース社の協力により北海道室蘭市に鉄鋼・兵器メーカーとして設立。戦前から兵器製造を主力としていたが、終戦後には産業機械・発電機器・鉄道部品などに事業を多角化。現在では、射出成型機・原子炉容器・蒸気発生器などで世界シェア首位級、電気自動車向け電池部材フィルム装置で世界シェア1位。防衛省・海上保安庁向けの防衛機器にも強い。

POINT

・旧国策企業として北海道で創業、射出成型機・原子炉容器で世界シェア首位級
・売上高・利益いずれも安定的で横ばい、財務体質はかなり良好
・平均年収686万円だが年功序列色が強い、独身寮・社宅が充実

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【勝ち組?】東レの就職偏差値・難易度と平均年収【企業研究レポート】

企業概要

東レは、化学繊維・合成繊維・炭素繊維などを製造販売する大手繊維メーカー。1926年に三井物産が設立した東洋レーヨンを源流とし、1970年に現社名の東レへ社名変更。化学繊維がまだ黎明期であった1920年代から生産に着手、1950年代以降に化学繊維の大衆化を追い風に業績を伸ばした。ナイロン・ポリエステル・アクリルの三大合成繊維をすべて生産でき、機能性素材を多角的に展開。炭素繊維では世界シェア首位を誇り、米ボーイングに航空材料として納入する航空部品サプライヤーでもある。

POINT

・日系繊維メーカーとしては断トツ首位の事業規模、炭素繊維は世界シェア1位
・売上高・利益いずれも安定的だが減益傾向、財務体質は健全
・平均年収756万円だが、家賃補助は最大13万/月とかなり恵まれる

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【勝ち組?】神戸製鋼所の就職偏差値と平均年収・待遇【企業研究レポート】

企業概要

神戸製鋼所は、KOBELCOブランドで鉄鋼・素材・機械・建機・電力などを展開する大手鉄鋼メーカー。1905年に当時日本屈指の総合商社であった鈴木商店が創業、民営鉄鋼メーカーとして製鉄業に勤しむ傍らで船舶エンジン・ショベル・ドリルなど民生用機械に注力。業界大手の日本製鉄JFEスチールと並んで、鉄鉱石から銑鉄を生産する高炉設備を保有する高炉メーカーの1社。戦前から注力してきた産業機械・建機の分野でも一流であり、世界的シェアを誇る製品も多数。神戸に本拠地を置く名門企業であり、神戸商工会議所の歴代会頭も多数輩出。

POINT

1.日系高炉メーカー3社の一角、事業多角化に強み
2.売上高・利益いずれも不安定だが直近は業績好調、財務体質は凡庸
3.平均年収605万円だが昇格試験を突破すればそこそこ、福利厚生は凡庸

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【勝ち組?】富士フイルムの就職偏差値と平均年収・待遇【企業研究レポート】

企業概要

富士フイルムホールディングスは、医療機器・医薬品・電子材料・複合機などを製造・販売する総合化学・電気メーカー。1934年に大日本セルロイドの写真フィルム部が分離独立して創業、戦前から国産写真フィルムの製造を手掛けた。1962年には英ゼロックスと富士ゼロックスを設立して複写機事業にも進出。2000年代にデジタルカメラが登場すると写真フィルム事業から早々に脱却、化学・医療メーカーへと転換を果たした。現在では有機ELディスプレイ材料・医療用画像情報システムなどで世界シェア首位級。

POINT

・写真フィルム事業から業態転換、医療・化学分野で事業多角化に成功
・売上高・利益いずれも2019年から成長基調、財務体質は極めて優良
・給与水準は30歳700~850万ほど、入社4年目で裁量労働制へ移行する点に注意