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【勝ち組?】日産自動車の就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

日産自動車は、世界180ヶ国以上でNissan・infinitiブランドの自動車を展開する大手自動車メーカー。1933年に鮎川義介が自動車メーカーとして神奈川県横浜市で設立。1960年代には米国市場へ本格進出すると共に、プリンス自動車工業を吸収合併して事業規模を拡大。1980年代には急速なシェア拡大に危機感を募らせた米国政府によって輸出の自主規制を強いられたが、現地生産の拡大によって対応。が、1990年代には高コスト構造で業績悪化に陥り、仏・ルノー社との資本提携に至る。2000年代には北米・中国・欧州でシェアを再び拡大し、2010年には世界初の量産EV『リーフ』を発売。2016年には三菱自動車工業への出資により、同社との連携を強化。2020年代には北米・中国市場における収益性の低下に苦んだ他、2025年には本田技研工業との経営統合が中止となった。現在では、仏ルノー社・三菱自動車工業と連携しつつ、北米・日本・中国・中東市場へと注力。商品ラインナップの強化による収益力の再構築を推進している。

POINT
  • 世界シェア上位級の大手自動車メーカー、三菱自動車の筆頭株主
  • 売上高・利益は2025年に失速するも、財務体質は純資産5兆円規模を堅持
  • 平均年収895万円と業界上位クラス、福利厚生は独身寮・家賃補助制度が充実
  • 就職偏差値と難易度

    60 70 80 90 100 給与待遇 社会的名声 入社難易度 事業規模 事業安定性 事業競争力

    ※レーダーチャートは評価基準の6項目を50~100の指数に換算した結果です。就職偏差値の詳しい評価理由は総合評価をご参照ください。

    ✔就職偏差値:72(最上位)

    傑出した一般知名度と、世界的なブランド力が最大の強み。給与水準はメーカートップクラスであり、グローバル化が進んだ企業故に高いキャリア価値を得られる。
    詳細な企業分析は以下の業績動向・社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。
    ■73→72に改定:2024年における減損損失の計上および営業利益・純利益の縮小を再評価。1ノッチ格下げとした(2025年9月)

    ✔就職難易度:難関上位級

    採用人数は年間300人以上と門戸は広いが、日本人なら誰もが知る有名企業ゆえに選考倍率は高め。グローバル企業ゆえに英語力があると有利だが、理系採用枠であれば英語力には寛容。
    採用大学:【国公立】東京大学・京都大学・大阪大学・名古屋大学・北海道大学・筑波大学・静岡大学・新潟大学・東京外国語大学・国際教養大学・電気通信大学など、【私立】慶應義塾大学・早稲田大学・上智大学・明治大学・立教大学・学習院大学・東京理科大学・東京都市大学など(出典:マイナビ2027)

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    日産自動車の売上高は2020年に7.8兆円まで後退した*1が、2023年には過去最高となる12.6兆円まで回復を遂げている。営業利益も2021年に▲1,506億円に後退したが、2023年には5,687億円まで回復。が、2025年には営業利益697億円に再び減少している*2。
    *1:2019年に売上高・利益が急減した理由は、①COVID-19感染拡大による新車需要の急減、②主力車種のモデルチェンジ遅れによる競争力の低下、③北米における販売奨励金の縮小による販売削減、など。
    *2:2024年に営業利益が急減した理由は、①北米市場における主力車種『ローグ』の販売不振、②中国市場における競争激化による販売縮小、③生産設備の過剰化による高コスト体質化、など(参考リンク)。

    ✔セグメント別の状況

    日産自動車は、日本事業、北米事業(アメリカ・カナダ・メキシコなど米州全域)、欧州事業(フランス・イギリス・スペインなど欧州全域)、アジア事業(中国・タイ・インドなどアジア全域)、その他事業(中近東・中南米・アフリカほか)、の5事業を有する。
    当社は世界180カ国以上に進出するグローバル企業であるが、北米事業が売上高の約53%を占める最主力市場となっている。ただし、販売台数では北米が130万台/年に対して中国が69万台/年となっており、中国市場も極めて重要(中国は現地合弁会社を比例連結する関係上、数値に重要性が現れにくい特殊性がある)。2025年は北米事業・欧州事業が不調となったため、日本事業・アジア事業が利益を支える。

    ✔最終利益と利益率

    日産自動車の純利益は2018年の純利益7,469億円をピークに低迷*3したが、2022年には再び黒字化。が、2025年には構造改革費用を計上したことで純損失▲6,708億円に後退している*4。営業利益率は年度による浮き沈みがあり、▲2%~4%のレンジで上下変動している。
    *3:2020年に巨額の減損損失により純損失▲6,912億円を計上。カルロス・ゴーンが新興国市場・拡大路線に注力して過度な設備投資を行った負の遺産が元凶。
    *4:2025年に純損失▲6,708億円に転落した理由は、過剰化した生産設備を圧縮するための構造改革費用の計上(参考リンク)。将来的な利益体質の改善に向けた生産拠点の再編費用が大きい。

    ✔自己資本比率と純資産

    日産自動車の自己資本比率は26.1%(2025年)だが、これは販売金融による負債が計上されている事情による。純資産は2024年に6.47兆円まで拡大したが、2025年には5.44兆円にやや後退。が、2024年に巨額損失を計上したとはいえ、依然として盤石な純資産規模を維持している。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    日産自動車の平均年収は2021年から増加傾向にあり、2025年は895万円に到達。自動車メーカーとしてはトヨタ自動車に続く水準にある。総合職の場合、30歳で年収800万~980万円ほど、課長職レベルで1,200万~1,350万円ほどが目安*5。海外赴任した場合には給与水準は更に跳ね上がる。
    *5:自動車メーカーは製造ラインを担う現業職を大量採用している事情があり、表面上の平均年収は低めになる傾向が強い。そのため、大卒総合職に限った平均年収は、開示されている平均年収を上回る。

    ✔従業員数と勤続年数

    日産自動車の単体従業員数は緩やかな増加傾向が続いており、2025年には2.44万人の組織体制となっている。子会社・関係会社を含めた連結従業員数は13.2万人の大所帯。平均勤続年数は2018年までは20年を上回っていたが、採用拡大による若返りで14.7年(2025年)となった。

    総合評価

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