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【勝ち組?】日清製粉の就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

日清製粉グループ本社は、小麦粉・冷凍食品・惣菜・健康食品などを展開する大手食品会社。1900年に正田貞一郎が製粉会社として群馬県で創業。1907年には三井物産から日清製粉(別会社)を買収、社名を日清製粉へと改めた。1989年にカナダの製粉会社ロジャーズ・フーズを買収、日系食品メーカーとしては早期からグローバル展開を拡大させた。2010年代には海外M&Aによる規模拡大を一段と加速させ、2012年にアメリカの製粉会社ミラー・ミリングを買収、2019年にはオーストラリアの製粉大手・アライドピナクルを買収。現在では、製粉販売シェアでは国内トップを独走しながら、加工食品・酵母・バイオ・中食・惣菜・エンジニアリング・メッシュクロスまで含む多角化グループへと発展。製粉大手4社(日清製粉・ニップン・昭和産業・日東富士製粉)の一角に数えられる。

POINT
  • 製粉メーカー国内断トツ首位、世界でも第6位の生産能力を有する
  • 売上高は増加傾向で利益も安定的、財務体質は非常に堅牢
  • 平均年収893万円と業界上位級、福利厚生は住宅関係が極めて充実
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:70(最上位)

    製粉業界で国内シェア40%以上を掌握するトップ企業であり、業績の安定性は極めて高い。給与水準についても食品業界では上位クラスに位置しており、待遇面も良好である。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:難関上位級

    総合職の採用人数は年間70名~100名ほどだが、食品業界のトップ企業の一角だけあって選考倍率は高い。総合職の出身大学は旧帝大・早慶クラスがボリューム層。
    採用大学:【国公立】京都大学・一橋大学・九州大学・神戸大学・筑波大学・岐阜大学・東京農工大学・東京外国語大学など、【私立】慶應義塾大学・早稲田大学・上智大学・東京理科大学・明治大学・関西学院大学・芝浦工業大学など(出典:マイナビ2027

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    日清製粉グループ本社の売上高は長期的に増加傾向にあり、2024年には過去最高となる8,582億円に到達している*1。営業利益は2023年まで270億~330億円ほどで安定していたが、2024年には過去最高となる477億円に到達。景気後退局面にも安定的に利益を確保できている。
    *1:当社の売上高が長期的に増加している理由は、①2019年にオーストラリア製粉大手・アライドピナクルおよびトオカツフーズの買収効果、②国内麦価の改定による小麦販売価格の上昇、③家庭用小麦粉・プレミックス・パスタなど加工食品の販売好調、④為替レートの円安推移による為替効果、など。

    ✔セグメント別の状況

    日清製粉グループ本社は、製粉事業(小麦粉・ふすま・小麦関連製品など)、食品事業(家庭用小麦粉・パスタ・ソース、酵母・バイオ、冷凍食品、製パン素材、創薬支援・健康食品など)、中食・惣菜事業(弁当・惣菜・調理麺など)、その他事業(エンジニアリング・メッシュクロスなど)、の4事業を有する。
    当社の事業構造は、祖業である製粉事業を中核としながら、加工食品・酵母・バイオ・中食・惣菜・エンジニアリング・メッシュクロスへと事業多角化を進めている点に特徴がある。製粉事業においては国内シェア40%以上を掌握するトップ企業であり、業務用を中心に日本の食インフラを支える基盤事業となっている。他方で加工食品事業は、パスタ・プレミックス・冷凍食品などを通じて一般消費者との接点を担う川下事業であり、グループ全体の付加価値を押し上げる役割を果たしている。さらに、酵母・バイオ、健康食品、エンジニアリング、メッシュクロスといった周辺事業の存在も大きい。これらは売上規模では主力事業に及ばないが、食品周辺の技術や産業用途を押さえることで、製粉一本足ではない収益分散を実現している。海外売上高比率は約30.8%(2025年)と、国内依存ではない事業構造を築いている。

    ✔最終利益と利益率

    日清製粉グループ本社の純利益は2023年のみ▲103億円に転落*2したが、同年を除けば170億~350億円ほどで長期的に安定的に推移している*3。営業利益率は4%~6%ほどの水準で極めて安定している。
    *2:2023年に純損失に転落した理由は、オーストラリア製粉大手のアライド・ピナクルにおける減損損失の計上が主要因(参考リンク)。
    *3:当社はリーマンショック直後やCOVID-19感染拡大期のような経済混乱局面においても、利益を確保し続けてきた。これは、小麦粉という人々の食生活に不可欠な基礎食品を主力としているためであり、景気後退時にも需要が崩れにくい。当社の収益基盤は、典型的なディフェンシブ性を備えている。

    ✔自己資本比率と純資産

    日清製粉グループ本社の自己資本比率はやや減少傾向にあるが、それでも自己資本比率60%前後の高水準を維持。利益が安定しているうえ堅牢な財務基盤を有していると評価できる。純資産も緩やかな増加傾向が続いており、2024年には5,163億円に到達している。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    日清製粉グループ本社の平均年収は長年に渡って840万~880万円ほどの水準で安定的に推移しており、2025年には893万円に上振れている。ただし、この平均年収は持株会社の361人のみの平均年収であり、製造職などは含まれていない。総合職の場合、30歳で年収650万~690万円ほど、課長職レベルで年収1,100万~1,200万円が目安となる。

    ✔従業員数と勤続年数

    日清製粉グループ本社の単体従業員数は361人(2025年)と極めて少なく、殆どの従業員がグループ会社に属している。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は9,731人ほど。平均勤続年数は15.1年(2025年)と、大手食品メーカーとしては普通の水準。

    総合評価

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