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【勝ち組?】不二越の就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

不二越は、工作機械・ロボット・工具・ベアリングなどを製造販売する総合機械メーカー。1928年に井村荒喜が富山県富山市で工具メーカーとして創業。1929年には国産工具として昭和天皇の謁見を受け、この時の御召艦にちなんで『那智(Nachi)』をブランド名に。1939年にはベアリング製造に参入し、精密機械メーカーへと多角化。1943年には工具技術を活かして、工作機械の生産を開始した。1970年代には油圧技術を活かして産業用ロボットにも参入し、自動車工場におけるスポット溶接・アーク溶接・搬送・組立工程を支えた。現在では、ブローチ工具で世界シェア1位、産業用ロボットで世界シェア6位、ベアリング国内シェア4位。創業地・富山県では名門企業として知られ、不二越病院・不二越迎賓館なども運営。

POINT
  • 工作機械・産業用ロボットの準大手、富山県では地元を代表する名門企業
  • 売上高・利益は伸び悩みが続くが、財務体質は着実に向上
  • 平均年収682万円で業界中堅上位、住宅補助が極めて手厚い
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:61(中堅上位)

    給与水準は業界中堅レベルだが、住宅補助の手厚さを加味すれば可処分所得は見た目の平均年収よりも高い。富山県内であれば地元の名門企業としての名声も高い。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:やや難関

    総合職の採用実績は年間70名~100名とやや少ない。一般知名度は極めて低いが、地元・富山県においては名門企業として認知される。同県出身者のUターン就職先として鉄板の志望先となっている。
    採用大学:【国公立】金沢大学・富山大学・新潟大学・信州大学・富山県立大学・名古屋工業大学・豊橋技術科学大学・長岡技術科学大学など、【私立】早稲田大学・関西大学・立命館大学・専修大学・中京大学・東京理科大学・芝浦工業大学・金沢工業大学・富山国際大学など(出典:マイナビ2028

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    不二越の売上高は2,010億〜2,650億円ほどで長期的に推移している。2023年には過去最高となる売上高2,654億円に到達したが、同年以降はやや後退がみられる。営業利益は2015年に過去最高となる189億円に到達したが、過去8年間は65億~170億円で横ばいが続いている*2。
    *1:2020年に売上高・利益が後退した理由は、①COVID-19感染拡大により大手メーカーが軒並み工作機械・産業用ロボットなどへの設備投資を手控えた点、②主要顧客の自動車メーカーがCOVID-19感染拡大により減産を進めた点、に起因。
    *2:2024年・2025年に営業利益が伸び悩んでいる理由は、①中国・欧州を中心とする建設機械・産業機械の需要減少、②自動車メーカーの生産調整・設備投資の削減による販売減少、③原材料価格・労務費の高騰によるコスト上昇、など。

    ✔セグメント別の状況

    不二越は、機械工具事業(研削盤・ブローチ盤・産業用ロボット・制御装置・工具など)、部品事業(ベアリング・油圧機器・ロックアクチュエータなど)、その他事業(工具鋼・合金工具鋼・運送・情報処理システム・受託加工サービスなど)、の3事業を有する。
    当社の事業構造は、工具・工作機械・ロボットを中心とする「機械工具事業」と、ベアリング・油圧機器を中心とする「部品事業」を両輪とすることで成り立っている。加えて、特殊鋼の製造や関連サービスを手がける「その他事業」も有しており、材料・加工・駆動・制御・自動化までを広くカバーする総合機械メーカーとしての性格を持つ。最大の特徴は、祖業である工具事業を起点として、精密加工技術を周辺領域へ横展開してきた点にある。切削工具は金属を削るための製品であり、工作機械はその工具を使って加工を行う設備である。さらに、ベアリングは機械の回転を支える基幹部品であり、油圧機器は建設機械・産業機械の駆動を支える製品である。産業用ロボットは、搬送・溶接・組立などの自動化工程を担う製品であり、いずれも高精度加工・熱処理、機械設計、制御技術を必要とする点で共通している。つまり、当社の事業は一見すると多角化しているように見えるが、実態は「精密機械技術」を核とする点において共通している。

    ✔最終利益と利益率

    不二越の純利益は2022年に過去最高となる122億円に到達したが、同年を除けば25億~100億円ほどで推移している。景気後退局面では利益減少しやすい一方、過去10年強は赤字転落なく推移している点は強みである。営業利益率は2%~6%台で推移しており、機械メーカーとしては高くも低くもない水準。

    ✔自己資本比率と純資産

    不二越の自己資本比率は2021年から緩やかな増加傾向が継続しており、2025年には51.5%まで向上を果たしている。2009年には自己資本比率が26.7%まで低迷したが、大きく改善を果たしたと言える。純資産は2021年から増加傾向が続いており、2025年には1,742億円に到達している。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    不二越の平均年収は2020年のみ514万円まで後退*3したが、同年を除けば600万~665万円ほどで推移している。総合職の場合、30歳で年収450万~530万円ほど、課長職レベルで年収850万~900万円が目安となる。機械メーカーとしては突出しない水準であるが、富山県においては上位となる待遇である。
    *3:2020年はCOVID-19感染拡大による事業環境の急変を受けて賞与が削減された。これにより、平均年収が約100万円以上の減少となった経緯がある。

    ✔従業員数と勤続年数

    不二越の単体従業員数は2020年まで増加傾向が続いていたが、同年以降は減少傾向に転換している。2025年は2,965人ほどの組織体制となっている。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は6,530人ほど。平均勤続年数は15.8年(2025年)と大企業の標準的な水準。

    総合評価

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