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アパレル

【勝ち組?】ワコールの就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

ワコールホールディングスは、女性用肌着を主力製品とする衣料品メーカー。1946年に塚本幸一が婦人洋装装身具の卸商として京都府で創業。1950年には高島屋京都店で女性用下着コーナーを開設し、女性服の洋装化ニーズを捉える。1951年には自社工場を開設し、女性用肌着の製造・販売へと進出。1960年代にはテレビCMを開始すると共に、美の指標『ゴールデンプロポーション』を提唱するなど体型研究にも積極化。1975年には量販店向けブランド『ウイング』を開始し、非百貨店分野での販売拡大を進めた。2008年には若年女性向け下着ブランド『ピーチ・ジョン』を買収し、ブランドポートフォリオを拡大。2010年代には英国・米国などで下着ブランドを買収し、海外事業の拡大を図った。現在では女性用肌着において日本を代表する企業として知られ、北米・欧州・アジアなどで事業展開するグローバル企業となっている。

POINT
  • 高価格帯の女性用肌着に強い衣料品メーカー、海外展開にも強い
  • 売上高・利益は低迷が続いており構造改革の途上、財務体質は大いに健全
  • 平均年収620万円と業界中位、構造改革のため京都駅前のビルを売却
  • 就職偏差値と難易度

    60 70 80 90 100 給与待遇 社会的名声 入社難易度 事業規模 事業安定性 事業競争力

    ※レーダーチャートは評価基準の6項目を50~100の指数に換算した結果です。就職偏差値の詳しい評価理由は総合評価をご参照ください。

    ✔就職偏差値:58(中堅)

    日本を代表する女性用肌着メーカーとして、高い一般知名度を誇る。業績低迷が長期的に続いているが、今なお財務健全性は良好である。構造改革の進展が期待される。
    詳細な企業分析は以下の業績動向・社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:中難易度

    業績悪化によって採用数を抑制しており、総合職の採用実績は年間10名~20名ほどに留まる。一般知名度が高いうえに採用数が減ったことで、より入社が難しくなっている。
    採用大学:【国公立】千葉大学・横浜国立大学・静岡大学・福井大学・名古屋工業大学・長岡技術科学大学など、【私立】青山学院大学・関西大学・立命館大学・神戸女学院大学・駒沢女子大学・昭和女子大学・東京家政大学・金城学院大学など(出典:マイナビ2028)

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    ワコールホールディングスの売上高は2016年に過去最高となる2,029億円を記録したが、同年をピークに減少。2021年からは売上高1,520億~1,885億円で推移している*1。営業利益は2024年に▲95億円に悪化した*2が、2026年には198億円に急回復している。
    *1:当社の売上高が減少している主要因は、①人口減少や百貨店・量販店の縮小による販売低迷、②当社が得意としてきた手厚い接客対応と顧客ニーズのずれ、③快適性・価格を重視する顧客増加による審美性重視の高級下着の販売縮小、など。
    *2:2024年に営業損失に陥った理由は、①2019年に買収した米インティメイツ・オンラインにおける減損損失、②中国市場における消費低迷による販売減少、③国内事業における構造改革費用の計上、など。

    ✔セグメント別の状況

    ワコールホールディングスは、国内ワコール事業(国内における女性用肌着の企画・縫製・加工・販売など)、海外ワコール事業(海外における女性用肌着の企画・縫製加工・販売など)、ピーチ・ジョン事業(国内外におけるピーチ・ジョン製品の販売)、その他事業(繊維関連事業・不動産賃貸など)、の4事業を有する。
    当社の事業構造は、女性用肌着に特化したインナーウェア企業として成立している。国内向けには、『ワコール』『ウイング』『サルート』『ピーチ・ジョン』など価格帯・年齢層・用途の異なる複数ブランドを展開。百貨店・量販店・専門店・直営店に加えてECでも販売しており、特定のブランドや販売チャネルに依存しない体制を構築している。長年蓄積してきた女性の体型データ、フィッティング技術、販売員による接客ノウハウ、圧倒的なブランド認知が国内市場における競争優位となっている。海外事業においては、米国で『Wacoal』、欧州で『Fantasie』『Freya』『Elomi』などを展開し、中国・インド・東南アジアにも事業基盤を有する。総じて、国内女性用下着メーカーというイメージに対して、実態は国内外で多数の下着ブランドを保有するグローバル衣料品グループである。

    ✔最終利益と利益率

    ワコールホールディングスの純利益は2017年に過去最高となる125億円に到達したが、同年以降は不安定な推移となっている。2024年には純損失▲86億円に転落したが、2026年には131億円まで回復*3。営業利益率は▲5%~3%ほどでの低迷が続いていたが、2026年は11.5%まで上昇。
    *3:2026年に純利益が急回復した理由は、新京都ビルや社宅・寮などの固定資産売却が主要因。本業ベースの事業利益は▲4.6億円(2026年)に留まっており、収益力そのものが完全回復したわけではない。

    ✔自己資本比率と純資産

    ワコールホールディングスの自己資本比率は66%~78%ほどの高水準で推移している。財務体質は極めて良好であり、有利子負債を少なく保つことで財務健全性を高く維持している。純資産は過去8年間に渡って1,920億~2,210億円で推移しており、横ばい傾向が続いている。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    ワコールホールディングスの平均年収は2025年まで550万~590万円ほどで横這いが続いていたが、2026年には620万円に上振れしている。総合職の場合、30歳で年収450万~520万円ほど、課長職レベルで年収750万~850万円ほどが目安となる。販売職の場合は、年収250万~380万円ほどが目安。

    ✔従業員数と勤続年数

    ワコールホールディングスの単体従業員数は103人(2026年)に過ぎず、殆どの従業員は事業会社に所属している。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は1.47万人ほど。平均勤続年数は18.0年(2026年)と長めだが、これも持株会社103名のみの平均勤続年数であり参考にならない。

    総合評価

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