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【勝ち組?】ノリタケの就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

ノリタケは、研削材・電子材料・セラミック部材・高級食器などを製造する森村グループの陶磁器・砥石メーカー。1904年に森村市左衛門らが高級洋食器メーカーとして創業。1910年代には欧米市場への食器輸出を本格化し、特に北米市場では高級食器ブランドとして評価を高めた。戦時中には欧米向けの輸出を絶たれ、軍需向けの研削砥石の生産に特化。戦後には高級食器の海外輸出を再開しつつ、民生向けの研削砥石・工具などを強化した。1970年代からは電子部品・産業機械向けセラミックスへと進出し、2000年代からは半導体製造装置向け研磨剤のシェアを伸ばした。現在では研削砥石・工具で国内シェア1位を誇り、自動車・鉄鋼・半導体・電子部品など幅広い産業を支えるBtoBメーカーへ変貌している。世界最大級のセラミックス企業グループである森村グループの源流企業であり、日本ガイシTOTO日本特殊陶業など数多くの大手メーカーを分社化した名門企業である。

POINT
  • 高級食器メーカーとして有名だが、現在の砥石・セラミックスが主力製品
  • 売上高・利益は2021年から増加傾向に、実質無借金経営で財務健全
  • 平均年収671万円と中堅メーカーの標準的な水準、福利厚生も普通
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:61(中堅上位)

    日本を代表する高級食器ブランドとして高い一般知名度を誇る企業。給与水準は中部地方としても中庸な水準だが、地元の名門企業としての社会的評価は高い。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:やや難関

    総合職の採用実績は年間20名~30名と企業規模なり。名古屋圏に限ればブランド企業としてよく知られるため、同エリアの出身者から根強い人気がある。
    採用大学:【国公立】名古屋大学・金沢大学・静岡大学・信州大学・三重大学・岐阜大学・富山大学・愛知県立大学・名古屋工業大学・京都工芸繊維大学など、【私立】立教大学・法政大学・立命館大学・日本大学・専修大学・龍谷大学・南山大学・名城大学・愛知大学など(出典:マイナビ2028

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    ノリタケの売上高は2021年まで1,070億~1,260億円ほどで推移していたが、同年以降はやや増加傾向がみられる。2023年には過去最高となる売上高1,395億円に到達*1。営業利益は2021年まで25億~75億円で低迷*2していたが、同年以降は90億~110億円レベルへと上昇。
    *1:2022年から売上高・利益が増加した理由は、①車載向け半導体・通信機器向けの需要拡大による電子ペースト・電子部品材料の販売増加、②北米・中国向けの研削砥石の販売増加、③為替レートの円安推移による為替効果、など。
    *2:2021年まで営業利益が低迷していた理由は、主力製品である研削工具や電子材料分野において、市況低迷や需要減速の影響を受けたことが主要因。とりわけセラミック分野は最終製品である通信・自動車分野の需要増減に業績を左右されやすく、利益を伸ばせなかった(参考リンク)。

    ✔セグメント別の状況

    ノリタケは、工業機材事業(砥石・ダイヤモンド工具・CBN工具・研削油剤など)、セラミック・マテリアル事業(電子ペースト・回路基板・セラミックコア・電子部品材料など)、エンジニアリング事業(焼成炉・乾燥炉・混合攪拌装置など)、食器事業(陶磁器・美術品など)、の4事業を有する。
    当社の事業構造は、砥石・工具などを主力とする工業機材事業、電子ペースト・セラミック部材・回路基板などを扱うセラミック・マテリアル事業を中核として成立している。世間一般では高級食器ブランドとして知られるが、売上高に占める食器事業の割合は10%に満たず、利益貢献も薄い。最大の収益基盤となる工業機材事業では、自動車部品・ベアリング・鉄鋼製品・工作機械などの加工に不可欠な砥石・研磨布紙・ダイヤモンド工具を生産しており、製造業からの安定需要に支えられている。セラミック・マテリアル事業では、電子ペースト・セラミック基板・構造用セラミックスなどを展開している。電子ペーストは電子部品の電極・配線を形成する材料であり、半導体・自動車電装・通信機器業界などが主要顧客となっている。最大の強みは、食器製造で培った「材料を配合し、成形し、焼成し、表面を削り・磨く」技術を、研削工具・電子材料などへと横展開してきた点にある。祖業を守りながら、その技術をより収益性の高い産業用途へ転用した結果、高級食器メーカーからセラミックスメーカーへの転換に成功したと評価できる。

    ✔最終利益と利益率

    ノリタケの純利益は2020年・2021年に低迷したが、2025年には129億円まで回復している。2018年には過去最高となる純利益134億円に急増しているが、これは一過性の要因*3。営業利益率は2022年から6%~7%に増加しており、素材メーカーとしては高めの利益率となっている。
    *3:2018年に純利益134億円まで急増した理由は、当社が愛知県名古屋市西区に所有していた旧工場跡地を売却したことによる特別利益約150億円が主要因(参考リンク)。

    ✔自己資本比率と純資産

    ノリタケの自己資本比率は増加傾向が続いており、2025年には75.6%に到達している。手元の現預金残高が借入金残高を上回る実質無借金経営であり、財務体質は極めて健全である。純資産は2021年から増加傾向が続いており、2025年には1,508億円に到達している。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    ノリタケの平均年収は630万~670万円ほどで長期的に推移しており、中堅メーカーとしては標準的な水準。総合職の場合、30歳で年収450万~530万円ほど、課長職レベルで年収800万~880万円が目安となる。年功序列色が強い給与制度となっており、昇給・昇格には勤続年数を重ねる必要がある。

    ✔従業員数と勤続年数

    ノリタケの単体従業員数は1,770人~1,850人ほどで横ばいが続いている。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は4,921人ほど。平均勤続年数は20年以上の高水準が定着しており、大手企業の標準的な水準を大きく上回る。従業員の定着は極めて良好と評価できる。

    総合評価

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