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【勝ち組?】シチズン時計の就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

シチズン時計は、時計製造を主力とする精密機械メーカー。1918年に貴族院議員の山崎亀吉が尚工舎時計研究所として設立した。創業から時計製造が一貫して主力事業ではあるが、世界中の時計メーカーに時計機械(ムーブメント)を販売する部品サプライヤーでもある。とりわけクオーツ式ムーブメントは得意分野であり、1999年には累計生産数量17億個がギネス記録に認定。時計製造で培った機械・電子技術を活かして、工作機械・自動旋盤・自動車部品・電子部品など事業多角化にも成功。

POINT

・腕時計と工作機械が主力、時計ムーブメントは世界シェア上位
・COVID-19流行による業績不振から復活、財務体質は大いに健全
・平均年収767万円で本社オフィスは美麗、扶養手当・家賃補助廃止が残念

就職偏差値と難易度

✔就職偏差値:63(中堅上位)

サラリーマンの中堅上位クラスの待遇を得られ、世間的にも有名企業・大企業勤務として認知される。サラリーマンとして安定した人生が得られるが、入社するには人並み以上の努力が必要だろう。
詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

✔就職難易度:難関

直近数年は総合職の採用数が年間5人~20人と門戸が狭いうえ、一般知名度の高さから採用倍率が高止まりしやすい。採用数の少なさから下手な大手メーカーよりも入社が難しくなっている。
採用大学:【国公立】東京外国語大学・広島大学・大阪府立大学・横浜国立大学・秋田大学・長岡技術科学大学、【私立】早稲田大学・東京理科大学・南山大学・獨協大学・多摩美術大学(出典:マイナビ2026

業績動向

✔売上高と営業利益

シチズン時計の売上高は2,700億~3,200億円ほどで長期的に推移している。2020年にのみ売上高2,066億円まで急落*1したが、現在では元の水準にまで回復を遂げている。営業利益は2019年・2020年に大幅減益に沈んだが、同年以外は200億~250億円レベルで安定的に推移している。
*1:2020年に売上高・利益が急落した理由は、COVID-19感染拡大の影響。当社は、①世界的な外出規制による腕時計需要の大幅減少、②大手メーカーの設備投資の見送りによる工作機械の販売低迷、に直面。当社は実用時計が主力のため、外出減少による需要低迷が顕著にとなった経緯がある。

✔セグメント別の状況

シチズン時計は、時計事業(腕時計・掛時計、ムーブメントなど)、工作機械事業(CNC自動旋盤・マルチステーションマシニングセルなど)、デバイス事業(自動車部品・水晶デバイス・小型精密モータ・照明用LED、プリンター、体温計・血圧計・体組成計・歩数計など)、の3事業を有する。
当社は時計メーカーとして世界的な知名度を誇るが、実は時計事業が売上高に占める割合は約56%ほどに過ぎない。現在では工作機械・デバイス事業が第2の柱となっており、売上高・利益へ多大な貢献を果たしている。とりわけ工作機械事業は、CNC自動旋盤において世界シェア1位に君臨しており、事業基盤は盤石。

✔最終利益と利益率

シチズン時計の純利益は2019年・2020年には大幅赤字に転落したが、2021年からは200億円レベルに向上。2024年には過去最高となる純利益238億円に到達している*2。営業利益率は2019年・2020年を除けば6%~8%レベルで推移しており、機械・電機メーカーとしてはやや高めの水準である。
*2:2024年に純利益が増加した理由は、①世界的な腕時計ブームによる中価格帯~高価格帯モデルの販売好調、②機械式モデルの強化による欧米市場での販売拡大、③為替レートの円安推移による為替効果、など(参考リンク)。

✔自己資本比率と純資産

シチズン時計の自己資本比率は61.6%(2024年)と高水準であり、負債に依存しすぎない事業運営ができている。2019年・2020年の業績悪化でやや低下したものの、大いに健全な水準をしっかりと維持。純資産は2020年に2,128億円まで低下したが、2024年には2,641億円まで回復を遂げている。

社員の待遇

✔平均年収と平均年齢

シチズン時計の平均年収は2020年・2021年に一時的に減少*3したが、2024年には767万円まで回復。総合職の場合、30歳で年収490万~580万円ほど、課長職レベルで年収880万~980万円ほど。平均年齢は44.0歳(2024年)と、大手企業の標準的な水準をやや上回る。
*3:2019年・2020年の業績悪化によるボーナス減少が打撃となり、一時的に給与水準が低下した経緯がある。が、2022年以降は業績回復により給与水準も回復を遂げている。

✔従業員数と勤続年数

シチズン時計の単体従業員数は788人に過ぎず、従業員の大半は事業会社に属している。子会社・関係会社を含めた連結従業員数は1.23万人ほど。平均勤続年数は18.1年(2024年)とかなり長めの水準であり、従業員の定着は良好である。

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