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【勝ち組?】大阪ガスの就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

大阪ガス(正式表記:大阪瓦斯)は、大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県に都市ガス・プロパンガスを供給する大手ガス会社。1897年にガス灯へのガス供給を目的として創業、戦前から野村財閥の中核企業としてガス供給と家庭へのガス普及を担った。1945年には和歌山ガス・神戸ガスなど同業14社と合併し、関西全域をカバーする大手ガス会社へと躍進。1970年には天六ガス爆発事故を発生させ、多数の死傷者を発生させる大惨事となった。1975年から天然ガス転換を進め、1990年にはLNG由来の高カロリー天然ガスへの切り替えを完了し、高効率化と環境負荷低減を実現した。2016年には電力小売全面自由化で電気事業にも参入、関西地方では関西電力と真っ向勝負の関係。現在ではガス業界では東京ガスに続く第2位となる事業規模を誇り、関西全域へのガス供給を担う。なお、現存する大阪瓦斯ビルヂングは戦前建築の最高傑作の1つとして登録有形文化財に登録されている。

POINT
  • 関西2府4県を地盤とする大手都市ガス会社、海外事業に強い
  • 売上高・利益は安定的かつ海外事業の成功で成長、財務体質もかなり優良
  • 平均年収738万円だが、総合職なら30代・1,000万円を狙える
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:72(最上位)

    ガス業界2位の業界大手。関西圏における社会的名声は大きく、業績・財務体質においても優れる。総合職の給与テーブルは関西圏のインフラ企業としても明確に上位レベル。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:最難関級

    総合職の採用数は年間70人~90人だが、関西圏におけるトップクラスの人気企業だけあって競争は熾烈。総合職の出身大学もハイレベル大学が多く、入社難易度は非常に高い。
    採用大学:【国公立】東京大学・京都大学・大阪大学・名古屋大学・北海道大学・神戸大学・鳥取大学・大阪公立大学・大阪教育大学など、【私立】慶應義塾大学・早稲田大学・上智大学・同志社大学・関西学院大学・立命館大学・近畿大学・大阪工業大学など(出典:マイナビ2027

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    大阪ガスの売上高は2021年まで1.2兆~1.4兆円のレンジで安定的に推移していたが、2023年には過去最高となる2.28兆円に急増*1。営業利益は2022年まで600億~1,120億円で推移していたが、同年以降は増加。2024年・2025年は営業利益1,600億~1,720億円に上振れしている*2。
    *1:2023年はロシアによるウクライナ侵攻に端を発した世界的な資源価格の高騰により都市ガス販売価格が高騰。原料調達費を販売価格に反映させる原料費調整制度により、資源価格の高騰分が価格転嫁されたことで売上高が急増した経緯がある。
    *2:2024年から営業利益が増加した理由は、①フリーポートLNGの運転再開によるLNG調達費用の抑制、②海外事業における米国でのシェールガスの生産拡大やインドでの天然ガス販売事業のエリア拡大、③非ガス事業の好調による増益、など。

    ✔セグメント別の状況

    大阪ガスは、国内エネルギー事業(都市ガス、プロパンガス、電力、産業用ガスなど)、海外エネルギー事業(天然ガス開発投資、エネルギー供給など)、ライフ&ビジネスソリューション事業(不動産賃貸、情報処理サービス、ファイン材料・炭素材料の開発販売など)、の3事業を有する。
    当社の事業構造は、大手都市ガス会社としての国内ガス事業に留まることなく、海外エネルギー領域にまで拡張している点に特徴がある。国内エネルギー事業では、都市ガスの製造・供給に加え、LNG・LPG・電力販売・導管工事などを広く抱えており、関西圏のインフラを支えることで安定的な収益基盤を担う。一方、利益成長の観点からより重要なのは、米国・豪州の上流権益やLNG関連を含む海外エネルギー事業であり、全社利益の約40%を支えるまでの存在感を放っている。当社は2000年代から海外投資を積極的に遂行してきた歴史を持ち、近年ではアメリカのシェールガス開発会社やオーストラリアでのLNG開発に投資(参考リンク)。2018年にはミシガンパワー天然ガス火力発電所を買収するなど攻勢を強める(参考リンク)。また、ライフ&ビジネス ソリューション事業では、不動産開発・情報ソリューション・材料ソリューションなども手掛けており、収益基盤の多角化も着実に進んでいる。

    ✔最終利益と利益率

    大阪ガスの純利益は2019年まで330億~410億円ほどで推移していたが、同年以降は1,300億円レベルにまで増加。2023年は571億円に下落しているが、これは一過性の要因である*3。営業利益率は平常時で4%~8%ほどで推移しており、インフラ業界としては高めの水準。
    *3:2023年に純利益が減少した理由は、米フリーポートLNGが火災による操業停止で約1,477億円の代替調達コストが発生した一過的影響が大であった(参考リンク)。国内外における好調なガス販売による増益を大きく相殺して減益となった。

    ✔自己資本比率と純資産

    大阪ガスの自己資本比率は46%~53%ほどで横ばいで推移しており、負債に依存しすぎない事業運営ができている。純資産は2020年まで1兆円レベルで推移していたが、同年以降は右肩上がりの増加傾向に転換。2025年には純資産1.73兆円に到達している。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    大阪ガスの平均年収は2022年まで650万~680万円ほどで安定的に推移していたが、2025年には738万円に上振れしている。ただし、これは現業職を含めた平均年収であり、実情としての総合職の給与テーブルはより恵まれている。総合職の場合、30歳で年収820万~900万円ほど、課長職レベルで1,100万~1,300万円ほどに到達する。

    ✔従業員数と勤続年数

    大阪ガスの単体従業員数は過去8年間で急減が続いており、2025年には1,283人の組織体制にまで縮小している*4。平均勤続年数は16年~18年ほどで推移しており、大手企業の標準的な水準を上回る。
    *4:2022年に導管インフラの透明化を目的とした政府方針に従い、ガス導管部門を大阪ガスネットワークとして分社化したことで従業員数が減少した経緯がある(参考リンク)。

    総合評価

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