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【勝ち組?】UACJの就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

UACJは、アルミニウム板製品・箔製品・押出製品・鋳物鍛造製品などを製造する古河グループの非鉄金属メーカー。2003年に古河電気工業が軽金属部門を分社化、古河スカイとして独立。2013年には住友グループの住友軽金属工業と合併し、現社名へと社名変更。2011年には米アルミ大手・ARCOを買収し、北米市場においてアルミ缶材・自動車ボディ材で存在感を高めた。現在では日本・北米・タイを基軸としながら、飲料缶材・自動車ボディ材・熱交換器材など、幅広い産業用途にアルミ素材を供給。アルミ生産能力では世界2位となる年間140万トン以上に達しており、アルミにおける国内シェアは50%以上に及ぶ。

POINT
  • 古河Gのアルミ専業メーカー、アルミ分野で世界2位・国内シェア首位
  • 売上高は過去最高圏だが市況に振られやすい、財務体質は負債が重い
  • 平均年収711万円、福利厚生は独身寮と借上げ社宅が手厚い
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:62(中堅上位)

    一般知名度こそ低いが、アルミ分野において世界2位のトップメーカー。給与水準は大手素材メーカーにやや及ばないが、福利厚生における住宅補助は手厚い。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:やや難関

    総合職の採用実績は年間40名~50名と控えめだが、うち大学院卒の採用数が20名~30名を占める。ニッチトップ企業かつ採用数自体が少ないために、入社する難易度はそれなりに高い。
    採用大学:【国公立】名古屋大学・九州大学・広島大学・金沢大学・静岡大学・秋田大学・大阪公立大学・電気通信大学・小樽商科大学・長岡技術科学大学など、【私立】明治大学・青山学院大学・同志社大学・関西学院大学・関東学院大学・東京理科大学・芝浦工業大学・工学院大学など(出典:マイナビ2028

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    UACJの売上高は2021年まで5,600億〜6,600億円ほどで推移していたが、同年以降は増加傾向に転換*1。2025年には過去最高となる売上高9,987億円に到達している。営業利益は2022年に過去最高となる595億円を記録*2した後は低迷したが、2025年には573億円まで回復している。
    *1:2022年から売上高が増加している理由は、①世界的な原材料価格高騰による販売価格の上昇、②飲料缶・自動車・空調機器におけるアルミニウム需要の増加、③為替レートの円安推移による為替効果、など。
    *2:2022年に営業利益が急増した理由は、①世界的な原材料価格高騰により当社の保有するアルミニウム在庫の棚卸評価額が急増した点、②自動車メーカーの新車生産台数の回復による需要増加、など。

    ✔セグメント別の状況

    UACJは、アルミニウム製品事業(アルミニウム板製品・箔製品・押出製品・鋳物鍛造製品、自動車部品・航空機部品・コンプレッサホイールなど)のみの単一事業会社である。
    当社の事業構造は、世界最大級の総合アルミメーカーとして、板製品・箔製品・押出製品などのアルミ素材を展開することで成立している。最大の柱はアルミ板製品であり、飲料缶材・自動車ボディ材・熱交換器材・空調フィン材向けに供給している。特に飲料缶と自動車は、当社のアルミ製品にとっての最大用途となっている。当社の強みは、日本・北米・タイに大型圧延拠点を持つ点にある。日本拠点では高付加価値材や技術開発、北米では飲料缶材・自動車材、タイでは東南アジア向けの成長需要を担っており、地域ごとに役割を分担している。海外進出も進んでおり、現在では海外売上高比率は約40%に達している。最近では、高付加価値用途へのシフトを進めており、①自動車軽量化に伴うアルミボディ材、②EV・電池関連材料、③半導体製造装置向け厚板、④航空宇宙・防衛材、が成長ドライバーとして期待されている。

    ✔最終利益と利益率

    UACJの純利益は、好調時と不調時の差が明確な推移となっている。好調時には純利益100億~320億円に達する一方、不調時には損益ギリギリにまで後退する。営業利益率は2021年を除けば1%〜5%で推移しており、大手素材メーカーとしてはそれほど高くはない水準に留まる。

    ✔自己資本比率と純資産

    UACJの自己資本比率は30.0%(2025年)と大手素材メーカーとしては低めの水準に留まる。2020年から微増傾向にあるが、依然として負債が重い状況が続いている。純資産は2021年まで横ばいであったが、同年以降は右肩上がりで増加。2025年には純資産3,195億円に到達している。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    UACJの平均年収は、過去8年間に渡って650万〜720万円ほどで横ばい。大手素材メーカーとしては給与水準はやや控えめ。総合職の場合、30歳で年収500万〜580万円、課長職レベルで年収900万~1,000万円が目安となる。平均年齢は41.4歳(2025年)と大企業の標準的な水準。

    ✔従業員数と勤続年数

    UACJの単体従業員数は2025年に3,894人に急増している*3。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は1.02万人ほど。平均勤続年数は15.7年(2025年)と、大企業の標準的水準をやや上回る。
    *3:2025年に単体従業員数が急増した理由は、連結子会社のUACJ押出加工・UACJ鋳鍛をUACJ本体へ吸収合併したことが主要因。従来は子会社側に計上されていた人員が本体へ移管されたことによる。

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