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石油資源

【勝ち組?】石油資源開発の就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

石油資源開発は、石油・天然ガスの開発・生産・販売を行っている大手石油開発会社。1955年に石油資源開発株式会社法に基づき設立された国策企業であり、現在も経済産業大臣が筆頭株主。北海道・秋田・山形・新潟にて原油・天然ガス開発を担う他、イラク・インドネシア・ロシアにおいて資源開発を行っている。同業のINPEXは石油資源開発の元子会社、現在も石油資源開発は同社の大株主である。

POINT

・資源開発が主力の国策会社、国内油田権益が主ゆえに海外依存度は低い
・資源価格・為替に業績を左右されやすいが、財務体質は極めて健全
・平均年収958万円で福利厚生も手厚い、課長職レベルから1,000万円超に

就職偏差値と難易度

✔就職偏差値:72(最上位)

日本社会におけるサラリーマンの最上位クラスの待遇を得られる。勝ち組サラリーマンとして胸を張れる人生が得られるが、入社するには相当以上の能力もしくは運が必要。
詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

✔就職難易度:最難関級

総合職の採用人数は年間20人程度と非常に少ない。石油開発業界は大手企業が少ないため、同業界の志望者が集中するために選考倍率は高くなる。
採用大学:【国公立】京都大学・東北大学・九州大学・神戸大学・金沢大学・東京都立大学・東京外国語大学・奈良先端科学技術大学院大学・お茶の水女子大学など、【私立】慶応義塾大学・早稲田大学・同志社大学・立命館大学・国際基督教大学・東京理科大学など(出典:マイナビ2027

業績動向

✔売上高と営業利益

石油資源開発の売上高は2,300億~3,800億円のレンジで推移しており、年度による変動が大きい*1。2024年には過去最高となる売上高3,890億円に到達。営業利益は2024年に過去最高となる620億円に増加している。例年黒字を確保できているが、年度によって好不調がハッキリと分かれる。
*1:業績が安定しない理由は、資源価格の変動が業績に及ぼす影響が大きい点にある。原油・天然ガス価格上昇と円安局面では業績が伸びやすい反面、資源価格低迷や円高局面では業績が悪化しやすい。

✔セグメント別の状況

石油資源開発は、日本事業(北海道・秋田県・新潟県・山形県におけるガス開発・生産)、北米事業(アメリカ・タイトオイル開発の探鉱・開発・生産)、欧州事業(イギリス・シーガル油田・ノルウェー海上鉱区の探鉱・開発・生産)、中東事業(イラク・ガラフ油田の探鉱・開発・生産)、の4事業を有する。
当社は石油業界には珍しく、売上高・利益いずれも国内比率が高い点が特徴。これは1955年に施行された石油資源開発株式会社法を根拠として、北海道・東北などにおける開発を重点的に進めてきたことが理由。1960年代から海外資源の開発に乗り出すが、海外事業は子会社・国際石油開発(現・INPEX)に委ねてきた経緯がある。近年は海外での資源開発に積極的であるものの、業績面への貢献はまだ道半ばである。

✔最終利益と利益率

石油資源開発の純利益は2017年・2021年に純損失▲300億円以上に転落*2したが、2024年には過去最高となる純利益811億円に到達している。資源開発成否や資源価格変動によって利益水準が変動しやすく、多額の純損失を計上することもある。
*2:2017年・2021年に純損失に転落した理由は、これはカナダでの資源開発からの撤退に伴う特別損失による(参考リンク)。天然資源の開発は必ずしも成功するものではなく、また資源価格の上下変動によって採算性・利益が変わってしまう難しさがある。

✔自己資本比率と純資産

石油資源開発の自己資本比率は長期的に60%以上の高水準を維持しており、2021年からは70%台に上振れしている。財務体質は大いに健全。政治的要素や資源価格変動による事業環境の激変に晒されやすい業種ではあるが、自己資本比率を厚くすることで企業体力を確保している*3。
*3:2021年まで純資産が右肩下がりで減少していたが、これは為替換算調整勘定によるものであり特段の問題はない。

社員の待遇

✔平均年収と平均年齢

石油資源開発の平均年収は2022年まで810万~860万円ほどで推移していたが、2023年は958万円に上振れしている*4。大卒総合職の場合、30歳で年収680万~750万円ほど、課長職レベルで1,050万~1,200万円が目安。平均年齢は40.3歳(2023年)と大手企業の標準的水準をやや下回る。
*4:2023年に当社は人事制度改革を実施。年功序列から役割に応じた給与体系へと変更された他、基本給の底上げによって給与の安定性を高めた。

✔従業員数と勤続年数

石油資源開発の単体従業員数はやや増加傾向にあるが、2023年でも970人規模の小さな組織体制となっている。平均勤続年数は2018年頃までは増加傾向にあったが、近年は減少傾向にある。

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