カテゴリー
建設 情報通信

【勝ち組?】ミライト・ワンの就職偏差値と平均年収・待遇【企業研究レポート】

企業概要

ミライト・ワンは、通信設備工事・電気設備工事・ICTソリューションなどを主力とする通信建設会社。1946年に大明電話工業として設立され、戦後復興期における通信設備工事によって発展。1950年代からは電電公社から工事参加資格の認定を受け、同社向けの固定電話工事によって事業規模を拡大。2010年には同業のコミューチュア・東電通と経営統合し、通信建設分野における大手企業としての地位を固めた。2016年にはシンガポール・ラントロビジョン社を買収し、グローバル事業を拡大。2022年には西武鉄道から西武建設を買収し、土木・建設分野における事業基盤を強化。現在では、通信設備工事を主軸としながらも、5G基地局・データセンター・都市インフラ・防災・再生可能エネルギー関連まで対応領域を拡大している。

POINT
  • 通信建設分野におけるトップ企業の一角、他領域への事業多角化に熱心
  • 売上高は長期的な拡大傾向が続くが利益は伸び悩む、財務体質はまずまず良好
  • 平均年収725万円、得られる待遇・安定性に対しての穴場感が強い
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:63(中堅上位)

    通信建設における3強の一角。事業多角化による業績拡大が長期的に継続しており、景気後退局面にも強い安定性も兼ね備える。一般知名度の極端な低さだけが惜しい。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:やや易しい

    総合職の採用数は年間70人~120人ほど。業界大手の成長企業でありながら、建設業界の不人気と一般知名度の低さによって選考倍率は高まりにくい。中堅大学からも積極採用しており、穴場感は強い。
    採用大学:【国公立】香川大学・大分大学・高知大学・鳥取大学・北九州市立大学など、【私立】青山学院大学・日本大学・東洋大学・専修大学・甲南大学・成城大学・大阪経済大学・工学院大学・金沢工業大学・ノースアジア大学・サイバー大学・相模女子大学など(出典:マイナビ2028

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    ミライト・ワンの売上高は過去8年間に渡って増加傾向が続いており、2025年には過去最高となる5,785億円に到達している*1。営業利益は2022年に過去最高となる328億円に到達したが、同年を除けば170億~300億円ほどで安定的に推移している。
    *1:当社の売上高が成長している理由は、①データセンター・環境エネルギー・防災・土木・建築などの継続的な成長、②シンガポール・ラントロビジョン社による海外事業の拡大、など。祖業の通信工事は伸び悩むが、他領域における成長が顕著である。
    *2:2022年に営業利益が増加した理由は、5G関連工事・光ファイバー整備工事・データセンター関連工事が伸びたことが主要因。NTTグループ向けでは光ファイバー整備が進み、キャリア向けでは5G基地局工事や楽天モバイル関連工事が拡大した。

    ✔セグメント別の状況

    ミライト・ワンは、ミライトワン事業(通信設備の建設・保守・運用)、ラントロビジョン事業(データセンター・オフィス向けケーブル設計・施工・保守)、TTK事業(東北地方における通信工事)、ソルコム事業(中国地方における通信工事)、四国通建事業(四国地方における通信工事)、西武建設事業(土木・建築)、ミライトワンシステムズ事業(システム開発やサーバ/ネットワーク構築)、国際航業事業(地理空間情報技術)、の8事業を有する。
    当社の事業構造は、祖業の通信設備工事を中核としながら、電気設備・土木・建築・ICTソリューション・環境エネルギー領域へと拡張することで成立している。祖業はNTTグループ向けの通信設備工事であり、固定電話網・光ファイバー・携帯基地局など、日本の通信インフラ整備を担ってきた。最大の強みは、通信インフラという高い信頼性が求められる領域において蓄積した設計・施工・保守の遂行力にあり、社会インフラを現場で実装する企業としての地位を確立している。最近では通信工事で培った施工管理力を5G基地局・データセンター・都市インフラ・防災・再生可能エネルギーへと横展開することで事業規模を拡張している。また、西武建設や国際航業の買収によって、土木・建築、測量、空間情報、防災・減災領域の機能までをも取り込んでいる。

    ✔最終利益と利益率

    ミライト・ワンの純利益は2019年に過去最高となる257億円に到達したが、同年を除けば120億~250億円ほどで推移している。景気後退局面にも安定した利益を確保できており、2010年代から最終赤字への転落は一度もない。営業利益率は3%~6%ほどで推移しており、建設業界としては標準的な水準。

    ✔自己資本比率と純資産

    ミライト・ワンの自己資本比率は2021年まで58%~63%ほどで推移していたが、同年以降はやや下落傾向がみられる*3。純資産は右肩上がりの増加傾向が続いており、2025年には2,698億円に到達している。
    *3:2022年から自己資本比率が下落している理由は、西武建設や国際航業の買収による有利子負債の増加が主要因。2021年までは実質無借金経営であったが、事業拡大に向けた積極投資により有利子負債は1,130億円(2025年)に拡大している。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    ミライト・ワンの平均年収は2024年まで650万~705万円ほどで推移していたが、2025年には725万円にやや増加している。総合職の場合、30歳で年収470万~530万円ほど、課長職レベルで年収800万~850万円が目安となる。平均年齢は44.2歳(2025年)と、大手企業の標準的な水準をやや上回る。

    ✔従業員数と勤続年数

    ミライト・ワンの単体従業員数は2022年まで100人規模で推移していたが、持株会社体制を解消したことで急増*4。同年以降は3,600人規模で安定的に推移している。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は1.71万人ほど。平均勤続年数は16.7年(2025年)と大手企業の標準的な水準を上回る。
    *4:2022年7月に持株会社のミライト・ホールディングスと事業会社2社(ミライト、ミライト・テクノロジーズ)が統合することで単体従業員数が急増した経緯がある(参考リンク)。これは事業規模の急拡大というより、グループ再編に伴って従業員数の見え方が変化した側面が大きい。

    総合評価

    格付・評価文は限定公開です

    SSS~Fランクの21段階評価で、企業の立ち位置を明確に示します。

    無料版では扱わない評価情報まで踏み込み、企業の実態に迫ります。

    公開データと独自取材・分析を統合、中立公正な評価を提供します。

    全業界550社以上を網羅的に比較し、企業理解を深められます。

    いつでも登録解除可能です。期間の縛りはありません。

    ※登録方法・Q&Aはこちら

    就職偏差値ランキング【完全版】はこちら!