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【勝ち組?】クボタの就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

クボタは、農業機械・建設機械・建築材料・産業用エンジンなどを幅広く展開する総合機械メーカー。1890年に久保田権四郎が鋳物メーカーとして創業。1922年には農業用エンジンに進出することで機械製造の技術を高め、1960年に国産初の畑作用トラクタの開発に成功。1970年代以降は海外展開を本格化させ、北米ではコンパクトトラクタ分野を開拓することで成長を加速。現在では農業用機械で世界第3位に位置しており、欧米市場ではコンパクトトラクタ分野で市場シェア首位級。水道用鋳鉄管事業には1893年から進出しており、ダクタイル鉄管を世界各国の水道管として納入している。

POINT
  • 農業機械で世界シェア3位の世界的大手、欧米市場の中小型機に強い
  • 売上高は急成長して3兆円を突破、利益も円安を追い風に伸長
  • 平均年収824万円だが家賃補助は廃止済、関西圏では有名&人気企業
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:69(上位)

    かなりの勝ち組サラリーマン。農機分野の成功による業績好調が高査定を牽引、従業員の待遇は改善途上だが、関西圏では上位級の高待遇。北米市場のシェア拡大で将来性も期待大。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:難関上位級

    総合職の採用人数は年間200人~330人とかなり多いが、最近は事業拡大によって採用数も増加傾向。関西圏における有名メーカーだけあって倍率は高め。
    採用大学:【国公立】大阪大学・東北大学・神戸大学・広島大学・滋賀大学・信州大学・三重大学・大阪公立大学・東京農工大学・名古屋工業大学など、【私立】慶応義塾大学・早稲田大学・明治大学・中央大学・青山学院大学・同志社大学・関西大学・立命館大学・東京理科大学など(出典:マイナビ2027

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    クボタの売上高は2022年から増加傾向にあり、2024年には過去最高となる3.02兆円に到達*1している。2010年には売上高1兆円未満であったが、過去10年間で急成長を遂げている。営業利益は2023年まで1,600億~2,400億円で横這いであったが、2024年には過去最高となる3,288億円まで急増。
    *1:2024年に売上高・利益が増加した理由は、①欧米市場における小型トラクタ・大型トラクタの販売好調、②国内市場における米価格高騰・人手不足による農機販売の堅調、③インドのトラクタ大手・エスコーツの買収効果、④為替レートの円安推移による為替効果、など。

    ✔セグメント別の状況

    クボタは、機械事業(トラクタ・コンバイン・田植え機・耕うん機、農業用ドローン・営農支援システム、建設機械、産業用エンジンなど)、水・環境事業(パイプシステム・都市インフラ製品・環境プラント・ポンプなど)、その他事業、の3事業を有する。
    当社の事業構造は、農機・建機・水インフラなどを展開する総合機械メーカーであるが、実際には農業機械を主力とするグローバル農機メーカーである。とりわけ重要なのは、当社の農機事業は北米・欧州市場においてコンパクトトラクタを核として巨大化した点である。1972年に米国販売会社を設立後、それまで現地に存在しなかったコンパクトトラクタ市場を切り開くことで成長を加速させた。1989年には米国での現地生産を開始することで、現地ニーズへの適応や供給体制を強化。現在に至るまでの北米・欧州市場における地盤を完成させた。そのため、現在の事業構造は国内農機メーカーの延長ではなく、海外小型農機市場で築いた地位を基盤に建機やエンジンへ横展開した形に近い。水環境分野でも130年以上の歴史があり、日本の上下水道のみならず、アメリカ・カタール・オマーンなどでも水関連インフラを受注している。

    ✔最終利益と利益率

    クボタの純利益は緩やかな成長基調が続いており、2024年には過去最高となる2,384億円に到達している。営業利益率は8%~11%ほどで安定的に推移しており、機械メーカーとしては高めの利益率。景気動向にも利益率は左右されにくく、景気後退局面にも安定的に黒字を積み上げている*2。
    *2:当社の営業利益率が安定している理由は、①北米市場における高いブランド力に裏打ちされた価格決定力、②販売奨励金の調整・固定費の削減による利益率の調整力、など。

    ✔自己資本比率と純資産

    クボタの自己資本比率は長年に渡って45%前後での推移が続いてきたが、2023年からは40%前後に低下している*3。純資産は右肩上がりの増加傾向が継続しており、2025年には2.47兆円に到達。業績好調による利益剰余金の蓄積が進んだことで、純資産を着実に伸ばしている。
    *3:当社は2021年に印・エスコーツ社を約1500億円で子会社化。そのための資金調達として社債・借入金を増やしたことで自己資本比率が低下した。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    クボタの平均年収は790万~820万円ほどの水準で安定的に推移している。昨今の業績好調が社員に還元される様子はあまり見られない。総合職の場合、30歳で年収650万~700万円ほど、課長職レベルで年収1,050万~1,200万円ほどが目安。平均年齢39.9歳(2025年)と大手企業の標準的な水準をやや下回る。

    ✔従業員数と勤続年数

    クボタの単体従業員数は2022年から増加傾向にあり、2025年には1.54万人に到達している。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は5.20万人ほどの巨大組織となっている。平均勤続年数は昨今の採用強化によって減少傾向にあり、2024年は13.5年となっている。

    総合評価

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