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【勝ち組?】島津製作所の就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

島津製作所は、分析計測機器・医用画像診断機器を主力とする計測機器・医療機器メーカー。1875年に島津源蔵が理化学機器メーカーとして創業。1909年には日本初の医療用X線装置の開発に成功し、日本におけるX線装置の普及に貢献。1917年には蓄電池事業を分離して日本電池(現・GSユアサ)を設立。1920年代にはマネキン製造に参入、一時は国内シェア85%以上までに達した(現在は撤退済)。1950年代には光電式分光光度計・ガスクロマトグラフを開発し、分析計測機器分野での存在感を高めた。2002年には従業員の田中耕一がノーベル化学賞を受賞したことで、BtoBメーカーでありながら一般知名度を急速に高めた。現在では分析計測機器を主力としつつ、医療・産業・航空分野へと幅広く事業展開。X線診断装置で世界シェア4位、ターボ分子ポンプで世界シェア首位級。

POINT
  • 産業・医療向けに強い京都の計測機器メーカー、世界的シェア製品を多数有する
  • 売上高・利益は2022年から増加傾向が続く、財務体質は業界上位級
  • 平均年収901万円で福利厚生も充実しているが、不祥事の発覚は懸念材料
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:67(上位)

    かなりの勝ち組サラリーマン。日系大企業としては上位級の待遇をしっかりと得られる。入社するには相応の能力が必要であるが、立ち回りを工夫すればチャンスはそれなりにある。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:難関

    総合職の採用人数は年間70人~120人と企業規模の割にかなり多め。京都の優良企業として世間に広く知られた企業であるため、選考倍率は高い。
    採用大学:【国公立】京都大学・大阪大学・名古屋大学・神戸大学・筑波大学・横浜国立大学・金沢大学・大阪公立大学・京都工芸繊維大学・九州工業大学など、【私立】慶応義塾大学・早稲田大学・関西大学・関西学院大学・立命館大学・東京理科大学など(出典:逆引き大学辞典WEB

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    島津製作所の売上高は2021年まで3,700億~3,900億円レベルでの推移が続いていたが、同年以降は増加傾向に転換。2025年には過去最高となる売上高5,390億円に到達している*1。営業利益は2022年から緩やかな増加傾向にあり、2024年には過去最高となる727億円に到達している。
    *1:当社の売上高・利益が増加している理由は、①計測機器事業における液体クロマトグラフ・質量分析計・ガスクロマトグラフなどの重点機種の販売好調、②過去の販売台数の積み上がりによる保守サービス・消耗品販売の拡大、③半導体業界向けのターボ分子ポンプの需要拡大、④世界的な原材料価格・労務費の高騰を受けた価格改定の進展、など。

    ✔セグメント別の状況

    島津製作所は、計測機器事業(高速液体クロマトグラフ質量分析装置・精密万能試験機・X線分析装置・水質計測装置・耐久試験機・など)、医用機器事業(X線撮影装置・血管撮影装置・PET装置など)、産業機器事業(ターボ分子ポンプ・油圧機器など)、航空機器事業(フライトシステム・コックピットシステム・磁気計測機器など)、その他事業(不動産賃貸・管理など)、の5事業を有する。
    当社の事業構造は、計測機器が圧倒的な中核を担い、医用機器がこれに続き、産業機器・航空機器がこれを補完する構造となっている。中核である計測機器事業は、液体クロマトグラフ・質量分析計・ガスクロマトグラフなどを軸に、製薬・臨床・食品・環境・官公庁・大学向けへ広く展開する事業である。単なる装置販売ではなく、研究開発用途・品質管理用途・規制対応需要を取り込める点が強みとなっている。医用機器事業では、長年培ったX線技術をベースにX線TVシステム・血管撮影システムなどの医用画像診断装置を展開。近年はAI・IoTを活用した画像診断や、計測機器と組み合わせた臨床向けトータルソリューションへ拡張を図っている。産業機器・航空機器は売上高・利益に占める割合は少ないが、産業機器事業は半導体業界の成長を取り込み、航空機器は民間航空・防衛産業向けの需要を取り込んでいる。総じて、見かけ上こそ計測機器・医療機器・産業機器・航空機器を幅広く展開する一方で、実態としては計測機器事業が本体であり、他事業はその周囲を固める位置づけにある。

    ✔最終利益と利益率

    島津製作所の純利益は2022年から増加傾向にあり、2024年には過去最高となる570億円に到達している。営業利益率は10%~14%で長期的に推移しており、計測機器・医療機器メーカーとしては優良な利益率を安定的に確保できている。

    ✔自己資本比率と純資産

    島津製作所の自己資本比率は2023年まで64%~68%前後の水準で推移していたが、2025年には74.1%まで上振れ。高利益率だけではなく、財務健全性も高水準で維持しており優良。純資産は右肩上がりで増加しており、2025年には4,980億円に到達している。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    島津製作所の平均年収は800万~860万円ほどで長期的に推移していたが、2025年には901万円まで上振れしている。総合職の場合、30歳で年収650万~700万円ほど、課長職レベルで年収1,100万~1,250万円が目安となる。大手メーカーにも引けを取らない給与水準であるが、年功序列色が強いため昇給には勤続年数を重ねる必要がある。

    ✔従業員数と勤続年数

    島津製作所の単体従業員数は緩やかな増加傾向が長期的に続いており、2025年には3,687人に到達している。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は1.44万人ほど。平均勤続年数は18.1年(2025年)とかなり長く、従業員の定着は良好である。

    総合評価

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