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【勝ち組?】小林製薬の就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

小林製薬は、日用品・医薬品・衛生雑貨などを手掛ける製薬・日用品メーカー。1886年に愛知県名古屋市で小林忠兵衛が雑貨・化粧品店として創業。1894年に皮膚病薬を発売して医薬品事業へと進出、1910年代には大阪へと地盤を移した。1960年代には家庭用品へと進出して『ブルーレット』『アンメルツ』を発売。分かりやすい商品名でニッチ市場を開拓する経営モデルを確立した。2000年代にはカイロ会社を買収した他、ヘルスケア事業へと進出。2024年には紅麹製品で健康被害が発生し、紅麹事業からの撤退を強いられた。現在では、一般用医薬品・芳香消臭剤・衛生雑貨・オーラルケア・スキンケアなどを幅広く展開し、『熱さまシート』『ブルーレット』『アイボン』『のどぬ~る』など多数の有力ブランドを保有する。ユニークな商品開発と命名センスでも知られており、マーケティング戦略も巧み。

POINT
  • 大阪本社の製薬・日用品メーカー、ニッチ需要を掴む商品開発が得意
  • 売上高・利益は2024年からやや不調に、財務体質は極めて良好
  • 平均年収755万円で福利厚生も良いが、紅麹サプリ問題が逆風に
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:60(中堅)

    日本国内では高い一般知名度を誇り、安定した業績・財務体質が最大の強み。大手製薬メーカーの待遇とは隔たりがあるが、日用品メーカーとしては上位級の待遇を得られるほか、雇用安定性も高い。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:難関

    総合職の採用数は年間50名~60名ほど。一般知名度が高いうえに企業イメージも良好な人気企業であった…が、2024年の紅麹サプリメントによる健康被害問題により企業イメージがやや低下。
    採用大学:【国公立】大阪大学・名古屋大学・九州大学・広島大学・静岡大学・大阪公立大学・名古屋工業大学・京都工芸繊維大学・岐阜薬科大学など、【私立】明治大学・立教大学・同志社大学・関西学院大学・関西大学・立命館大学・甲南大学・東京理科大学・星薬科大学など(出典:マイナビ2028

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    小林製薬の売上高は1,505億~1,660億円レベルで長期的に推移している。2023年には過去最高となる売上高1,734億円に到達した*1が、同年以降は再び後退している。営業利益は2024年まで245億~270億円で安定的に推移していたが、2025年には149億円に下落している*2。
    *1:2023年に売上高が増加した理由は、①原材料価格の高騰を受けた戦略的な値上げ対応、②米国のサプリメント会社・Focus社の買収効果、③為替レートの円安推移による為替効果、など。
    *2:2025年に営業利益が減少した理由は、①紅麹サプリメント問題を受けた品質改善に向けた品質・安全への投資増加、②前年に自粛していたテレビCM・広告の再開によるマーケティング費用の増加、など。

    ✔セグメント別の状況

    小林製薬は、国内事業(国内におけるヘルスケア製品・日用品・スキンケア製品・カイロの製造販売など)、国際事業(アメリカ・中国・東南アジアにおける事業展開)、の3事業を有する。
    当社の事業構造は、一般用医薬品・芳香消臭剤・衛生雑貨・オーラルケア・スキンケアなどの消費者向け製品を幅広く展開し、国内市場で育成したブランドを海外へ横展開することで成立している。国内事業では、一般用医薬品・口腔衛生用品・芳香消臭剤・カイロ・衛生雑貨・スキンケア用品などを展開する。『熱さまシート』『アイボン』『のどぬ~る』『命の母』『ナイシトール』など、多数の有力ブランドを保有している。競争が激しい巨大市場を敢えて狙わず、消費者が日常生活で感じる小さな不便を捉えた商品を多数投入している。一般用医薬品では、女性保健薬・漢方薬・目薬・外用鎮痛消炎薬・のど関連製品などを展開する。大手製薬メーカーとは異なり、医療用医薬品のような大型新薬ではなく、長期安定的に需要が続く家庭薬を主力としている。現在は売上高の約72%を国内事業に依存しており、最近は海外展開を模索。2018年には江蘇中丹製薬を買収(参考リンク)、2020年には米・アルバアムコファーマカルカンパニーズを買収(参考リンク)。頭打ちの国内市場に代わる成長市場での足掛かりを築こうと試行錯誤を重ねる。

    ✔最終利益と利益率

    小林製薬の純利益は2023年に過去最高となる203億円に到達したが、2024年・2025年には急減している*3。営業利益率は2024年まで15%~17%の高利益率を保っていたが、2025年には9%に低下している。
    *3:2024年に純利益が急減した理由は、紅麹関連製品の回収及びその関連費用等として特別損失125億円を計上したことが主要因(参考リンク)。2025年には仙台新工場・タイ工場における減損損失146億円の計上が主要因。

    ✔自己資本比率と純資産

    小林製薬の自己資本比率は70%~80%の高水準で安定的に推移している。有利子負債が殆どない実質無借金経営を達成しており、財務の健全性は傑出している*4。純資産は長期的な増加傾向が続いており、2024年には2,134億円に到達。
    *4:当社は純利益を安定的に確保し続けており、20年以上に渡って黒字確保が続いている。景気後退局面でも純利益を着実に確保し続けたことで健全な財務体質になっている。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    小林製薬の平均年収は755万円(2025年)と日用品メーカーとしては上位級だが、製薬メーカーとしては中庸な水準。総合職の場合、30歳で年収580万~680万円ほど、課長職レベルで950万~1,150万円ほど。平均年齢は41.2歳(2025年)と、大手企業の標準的な水準。

    ✔従業員数と勤続年数

    小林製薬の単体従業員数は長期的な増加傾向が続いており、2025年は1,737人の組織体制となっている。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は3,731人ほど。平均勤続年数は12.8年(2025年)と、大企業の標準的な水準をやや下回る。

    総合評価

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