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【勝ち組?】国際協力銀行の就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

国際協力銀行は、長期資金供給を主力事業とする政府系金融機関。1950年に大蔵省・GHQの主導で日本輸出銀行として発足、1952年には輸入金融にも進出したことで日本輸出”入”銀行へと改称した。1960年代には船舶・プラントなどの延払輸出信用を支え、日本の輸出競争力の強化に貢献。1970年代からは日本経済の国際化に合わせて資源確保・海外投資支援へと役割を広げた。1999年には海外経済協力基金との統合により、国際協力銀行として再編。2008年には国際金融部門を日本政策金融公庫と統合するが、2012年には再び国際協力銀行として分離・独立した。現在では、日本企業のエネルギー・資源調達および海外進出・投資支援を主力業務とする。日本に2つしかない輸出信用機関の一角でもあり、輸出金融・輸入金融・投資金融・保証・出資などを通じて日本企業の海外事業を後押ししている。

POINT
  • 政府系金融機関の一角、国際性・公益性を加味した海外投資が主力
  • 業績は変動激しいが事業の性質上やむを得ない、財務体質は大いに健全
  • 平均年収830万円だが、総合職なら年功序列で年収1,200万円以上に達する
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:76(最高峰)

    日本企業における最高峰クラスのキャリアであり、誰もが勝ち組として認めるレベルの待遇・名声が得られる。入社するためには人並み外れた能力・努力は当然、運も必要である。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:最難関級

    総合職の採用数は年間30人~40人ほどに過ぎず、かなりの狭き門。倒産リスクとは無縁の政府系金融機関かつ国際色が豊かなビジネスに携われる就職先として不動の人気を誇る。
    採用大学:【国公立】東京大学・京都大学・一橋大学・大阪大学・北海道大学・九州大学・東京外国語大学など、【私立】早稲田大学・東京理科大学・立教大学・東京女子大学・聖心女子大学など(出典:unistyle

    業績動向

    ✔経常収益と経常利益

    国際協力銀行の経常収益は2020年・2021年は経常収益0.28兆~0.31兆円まで下落する一方、2024年には1.13兆円まで急増している*1。経常利益は2022年には173億円まで減少した一方、2023年には1,565億円まで急増している。経常収益・経常利益いずれも年度毎の変動が大きいといえる*2。
    *1:2024年に経常収益が急増した理由は、世界的な金利上昇を背景に外貨建て貸出の利息収入が大きく膨らんだことに加え、円安によって外貨建て資産の円換算額が押し上げられたためである。
    *2:当行の経常収益・経常利益の上下変動が大きい理由は、為替動向・貸倒引当金・個別大型案件の採算によって業績が大きく左右されるためである。とりわけ貸倒引当金の増減影響は大きく、2025年は貸倒引当金繰入額が2,052億円に達した一方、2024年は貸倒引当金戻入益の改善が利益を押し上げており、これだけでも利益水準は大きく変動する。また、外為売買損益も2024年の534億円の利益から2025年は26億円の損失へと悪化しており、外貨建て資産・負債を多く抱える政策金融機関ならではの特性が表れている。

    ✔セグメント別の状況

    国際協力銀行は、一般業務事業(輸出金融、輸入金融、ローカルバイヤーズクレジット、保証業務、証券化業務、海外への資源権益・M&A・販売強化等への投融資など)、特別業務事業(期待利益は十分だがリスクを伴う海外インフラ事業向けの貸付)、の2事業を有する。
    当行の事業構造は、一般的なメガバンクのように預金を集めて国内向けに幅広く貸し出す構造ではなく、日本企業の海外展開や資源確保、インフラ輸出、経済安全保障、脱炭素案件などを政策金融として支える制度金融機関として成り立っている。当行自身も、民間金融機関が行う金融を補完する「民業補完」を基本原則に掲げており、業務内容としては輸出金融輸入金融・投資金融・事業開発等金融・出資・保証・調査等を担う。したがって、当行の本質は、利ざや追求型の商業銀行ではなく、日本の産業政策と国際経済戦略を金融面から実行する公的金融機関にある。事業の中心となるのは、まず輸出金融である。これは日本企業によるプラント・船舶・大型機械などの輸出を資金面から支える業務であり、民間金融機関だけでは取り切れない大型案件・長期案件、カントリーリスクを伴う案件で存在感を発揮する。加えて、輸入金融では石油・天然ガス・鉱物資源などの安定確保を支え、投資金融では日本企業の海外M&Aや海外事業展開を後押しする。最新の中期経営計画では、資源分野・インフラ分野・産業分野・中小企業分野・環境分野を重点分野として設定(参考リンク)。世界における日本企業の競争力向上や権益確保を金融面から支えている。

    ✔最終利益と利益率

    国際協力銀行の純利益は2022年には172億円まで減少した*3が、2023年には1,565億円まで急増している。自己資本利益率は平常時には1%~3%と低いが、これは純資産が潤沢かつ純然たる営利企業ではないため、やむを得ない事情がある。
    *3:2022年に純利益が低迷した理由は、COVID-19感染拡大に伴う世界景気悪化や信用リスク上昇を受けて貸倒引当金負担が増加したことが主要因である。加えて、前年度に計上していた償却債権取立益の反動減も利益を押し下げた。

    ✔自己資本比率と純資産

    国際協力銀行の自己資本比率は15.8%(2025年)と低めだが、銀行業界においては高めの水準。銀行業は顧客から預金・有価証券を預かる事業の性質上、貸借対照表での負債が広がるため自己資本比率が低くなりやすい。純資産は2019年から3兆円前後での推移が続いている。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    国際協力銀行の平均年収は800万〜830万円ほどで安定的。世間が思うほどには高くないが、これは一般職を含めた平均年収である。総合職であれば30歳で850万円~950万円ほど。年功序列色が極めて強い組織であり、総合職は多くが一定年次で課長へと昇進して年収1,400万~1,600万円レベルに達する。

    ✔従業員数と勤続年数

    国際協力銀行の単体従業員数は緩やかな増加傾向が続いており、2025年は857人の組織体制となっている。平均勤続年数は10.2年(2024年)と長くはない。最近の人員増加による影響があるとはいえ、安定・高給のイメージの割にはそれほど長くはない。

    総合評価

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