本レポートでは、印象論ではなく、データから就職偏差値と格付を評価しています。レポート末尾で、最終結論とその根拠を提示します。
企業概要
三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、三菱UFJフィナンシャルグループのシンクタンク・コンサルティング会社。1985年に三和銀行が三和総合研究所として設立。2002年には三和銀行・東海銀行の合併によってUFJ総合研究所へと改組。2006年に三菱UFJ銀行が誕生すると、グループ再編の一環として三菱UFJリサーチ&コンサルティングとして発足した。現在では、企業向けの経営戦略・組織・デジタル・サステナビリティ支援に加え、官公庁・自治体向けの政策研究・制度設計支援、人財開発・会員事業までを幅広く手掛ける。東京・名古屋・大阪の国内3拠点に加え、インドネシア・タイ・ベトナムにも展開する。
就職偏差値と難易度
✔就職偏差値:75(最高峰)
給与だけなら外資系コンサル会社に劣るが、高待遇・終身雇用を確保しつつ質の高いコンサル経験を積めるキャリア価値が高査定の理由。官公庁への政策提言を通じた社会的影響力も強み。
詳細な企業分析は以下の業績動向・社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。
✔就職難易度:最難関級
総合職の採用人数は年間25名~30名と少なく、大量採用の外資系コンサル会社とは違った難易度の高さ。総合職の出身大学は国内外のハイレベル大学が揃っており、選考難易度も相当以上である。
採用大学:【国公立】東京大学・一橋大学・東京工業大学・大阪大学・九州大学・神戸大学・広島大学・横浜国立大学・東京外国語大学・シンガポール国立大学・サンフランシスコ州立大学など、【私立】慶應義塾大学・早稲田大学・上智大学・国際基督教大学・明治大学・ハーバード大学・シカゴ大学など(出典:リクナビ2026)
業績動向
✔売上高と営業利益
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの売上高は2021年のみ182億円に減少したが、同年以降は増加傾向が続いている。2025年には過去最高となる売上高261億円に到達している。営業利益は2021年に5.8億円まで減少したが、2025年には過去最高となる40.3億円まで増加している。
✔セグメント別の状況
三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、コンサルティング事業(戦略領域・組織領域・IT領域・国際領域における各種コンサルティング、官公庁向け調査研究受託・政策提言、経営情報サービス、マクロ経済調査、ビジネスセミナーなど)のみの単一事業会社である。
当社の事業構造は、MUFG傘下のシンクタンクとしての調査研究機能と、民間企業向けコンサルティング機能、さらに官公庁・自治体向けの政策支援・受託調査機能を重ね持つ点に特徴がある。民間企業向けでは、経営戦略・新規事業・M&A・組織再編・デジタル・サイバーセキュリティなど幅広いテーマを扱っており、大企業から中小オーナー企業までを対象として「戦略策定から実行支援まで」を一貫して担う。一方で、当社のもう一つの大きな柱は官公庁・自治体向け事業である。国・地方自治体の政策に関する調査研究・提言・制度設計支援・地域政策・まちづくり・環境・エネルギーといった公共性の高い分野を幅広く手掛けており、この領域ではシンクタンク色がより強く出る。すなわち当社は、調査・政策提言・制度設計・業務改革・IT構想策定・システム導入支援までを一体で提供できる複合型知的サービスを提供しており、単なる調査研究会社でも、純粋な戦略コンサルでもない。日本企業としては珍しいシンクタンクとしての側面を併せ持ち、高度専門性を有する研究員が多数在籍している点も他社にはない特徴。
✔最終利益と利益率
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの純利益は2021年のみ2.4億円に減少したが、同年以降は増加傾向がみられる。2025年には過去最高となる30.2億円に到達している。営業利益率は2021年を除けば7%〜15%レベルで推移しており、コンサルティング会社としては普通の水準である。
✔自己資本比率と純資産
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの自己資本比率は70%〜75%の高水準で長期的に推移している。安定的な利益体質を考慮すれば、財務健全性は非常に良好と評価できる。純資産は2022年から増加傾向が続いており、2025年には279億円に到達している。
社員の待遇
✔平均年収と平均年齢
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの平均年収は非公開だが、2025年は954万円ほどと推定される*1。総合職の場合、30歳のコンサルタントで年収830万~900万円ほど、マネージャーで年収1,100万~1,250万円ほど、プリンシパルで年収1,350万~1,600万円ほどに到達する。平均年齢は非公開となっている。
*1:この平均年収は求人情報・企業口コミ情報をベースに当組織が業績・平均年齢・平均勤続年数を加味して推計した数値である。
✔従業員数と勤続年数
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの単体従業員数は1,400名(2025年)となっている*2。なお、これは三菱UFJフィナンシャルグループからの出向者も含めた人数である。平均勤続年数は非公開。
*2:当社の従業員のうち民間向けコンサルティングに従事するコンサルタントは約450名、官公庁向け政策提言に従事する研究員が約250名となっている。
上記の公開データを総合的に踏まえた、企業としての実力値と就職先としての評価を、以下に最終的な評価結論として整理します。
総合評価
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