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【勝ち組?】パナソニックの就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

パナソニックホールディングスは、白物家電・照明器具・バッテリー・BtoBソリューションなどを展開する総合電機メーカー。1918年に松下幸之助が創業した松下電気器具製作所を源流とし、2011年には業績不振に陥った三洋電機を傘下に収めた。現在では家電・空調・照明・電子部品・FAデバイス・自動車用バッテリーなどを幅広く展開。日本を代表する総合電機メーカーの1社。大手電機メーカー8社の中では白物家電が占める割合が特に高く、一般消費者にも広く親しまれる企業でもある。

POINT

・電機業界3位で白物家電に強い有名企業、BtoB業態への転換を急ぐ
・売上高は30年近く横ばいだが利益は安定、財務健全性も良化傾向
・持株会社は平均年収956万円で福利厚生も良好、関西でのブランド力は卓越

就職偏差値と難易度

✔就職偏差値:69(上位)

かなりの勝ち組サラリーマン。給与水準は大手メーカーの標準的水準だが、良好な平均勤続年数の長さと一般知名度の高さが強み。関西圏における世間体は抜群に高い。
詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

✔就職難易度:難関上位級

採用人数は年間300人以上と門戸は広いが、超有名企業ゆえに倍率が高め。大卒総合職の出身大学は関関同立がボリューム層だが、旧帝大出身者も珍しくはない。
採用大学:【国公立】京都大学・大阪大学・名古屋大学・神戸大学・広島大学・大阪公立大学・東京工業大学・電気通信大学・九州工業大学など、【私立】慶応義塾大学・早稲田大学・明治大学・中央大学・青山学院大学・同志社大学・関西学院大学・関西大学・立命館大学・東京理科大学など(出典:ダイヤモンドオンライン

業績動向

✔売上高と営業利益

パナソニックホールディングスの売上高は7兆~8兆円レベルで推移しており、2006年に記録した9.1兆円を超えられない状況が続く。大手電機メーカーとしてはトップクラスの事業規模を誇るが、成長性は薄い*1。営業利益は過去8年間に渡って2,580億~4,260億円のレンジで安定的に推移している。
*1:当社は1990年代から売上高7兆~8兆円レベルでの横這いが続いており、事業規模は約30年に渡って停滞している。事業ポートフォリオは時代と共に変わっているが、全体としての成長が頭打ち。

✔セグメント別の状況

パナソニックホールディングスは、くらし事業(家電・空調・照明・業務用機器など)、オートモーティブ事業(車載システム・車載エレクトロニクスなど)、コネクト事業(BtoBソリューションなど)、インダストリー事業(電子部品・FAデバイス・電子材料など)、エナジー事業(一次電池・二次電池・車載用電池など)、その他事業(内装建材・外装建材、水回り設備、オーディオ機器など)、の6事業を有する。
当社は白物家電を中核とした家電メーカーのイメージが強いが、くらし事業が売上高に占める割合は約40%に過ぎない。残る約60%は建材・電池・電子部品・ソフトウェアなど多種多様なBtoB事業が占める。2024年にはオートモーティブ事業を牽引してきたパナソニックオートモーティブ社の保有株式の約80%を米投資ファンドに譲渡、自動車分野への事業展開は将来的に控える方向性(参考リンク)。

✔最終利益と利益率

パナソニックホールディングスの純利益は2022年まで1,650億~2,840億円のレンジで推移していたが、2023年は過去最高となる4,439億円に増加している*2。営業利益率は長期的に3%~5%ほどの水準に留まっており、電機メーカーとしても利益率は高くはない*3。
*2:2023年に純利益が急増した理由は、①米国でインフレ抑制法による補助金868億円を受給した点、②子会社のパナソニック液晶ディスプレイを解散したことによる法人所得税1,213億円の減少、など。
*3:最主力事業である家電分野の営業利益率が約3%前後と高くないうえ、BtoB分野を牽引すると期待されてきたコネクト事業の営業利益率も3%前後に留まる。

✔自己資本比率と純資産

パナソニックホールディングスの自己資本比率は2016年まで25%前後で停滞していたが、同年以降は増加傾向。2024年には自己資本比率50.2%まで改善しており、良好な水準。過去8年間で財務健全性が大いに高まったと評価できる。純資産は右肩上がりで増加しており、2024年には4.87兆円に到達している。

社員の待遇

✔平均年収と平均年齢

パナソニックホールディングスの平均年収は956万円(2024年)まで増加したが、これは持株会社制への移行が主要因*4。大卒総合職の場合、30歳で600万~750万円、課長職レベルで1,000万~1,200万円ほどが目安。平均年齢は45歳を上回っており、社員の年齢構成はやや高め。
*4:2022年に持株会社制へと移行。従業員の大半が事業会社の所属となっており、持株会社には経営・管理などの本社機能に携わる社員のみが残っている。これにより平均年収が本社機能を担う従業員のみで算出されるようになったことで、平均年収が上昇した。

✔従業員数と勤続年数

パナソニックホールディングスの単体従業員数は5万~6万人のレンジで推移していたが、2022年には持株会社制への移行によって1,300人規模まで激減した。平均勤続年数は持株会社制への移行前は22年と極めて高水準にあり、移行後も17.9年(2024年)と良好。従業員の定着は極めて良い。

総合評価

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