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【勝ち組?】ジャストシステムの就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

ジャストシステムは、個人向け学習ソフト・企業向け業務ソフトを展開するソフトウェア会社。1979年に浮川和宣・初子夫妻が徳島県で創業。1983年には日本語ワープロソフトを発売、日本語文書作成需要の拡大を捉えて成長軌道に乗った。1985年にはワープロソフト『一太郎』を発売、かな漢字変換の標準化を進めた。2010年代からは子ども向け通信教育『スマイルゼミ』を展開、学習専用タブレット端末による教育のデジタル化を推進した。2009年にはキーエンスと資本業務提携、発行済み株式数の約42%を保有する筆頭株主となった。現在では子ども向け通信教育を収益の柱としつつ、企業向けには日本語入力ソフトや業務効率化ソフトを展開する。なお、現在では当たり前となっているスペースキーによる変換操作を普及させた企業としても知られる。

POINT
  • 一太郎やATOKで著名なソフトウェア会社、子ども向け通信教育で躍進
  • 売上高・利益は横ばいだが超高利益率、無借金経営かつ手元資金潤沢
  • 平均年収1,432万円で従業員への還元に積極的、福利厚生も傑出して良い
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:74(最上位)

    日系IT企業としてはトップクラスの給与水準と福利厚生を備える。平均年収1,400万円以上で借上げ社宅まで提供される厚遇ぶりは、IT業界においても破格レベル。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:難関上位級

    採用実績は非公開だが、企業規模から採用人数は年間10名~15名ほどと推定される。世間一般には当社の高待遇ぶりがあまり知られておらず、選考倍率は高まりにくい。
    採用大学:【国公立】東京大学・京都大学・大阪大学・神戸大学・広島大学・東京都立大学・電気通信大学・九州工業大学など、【私立】慶応義塾大学・早稲田大学・国際基督教大学・同志社大学・明治大学・東京理科大学・芝浦工業大学・多摩美術大学など(出典:就活総研

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    ジャストシステムの売上高は2021年まで増加傾向が続いていた*1が、同年以降は横ばい傾向に転換。が、2025年には過去最高となる売上高445億円に到達している。営業利益は2023年に過去最高となる190億円に到達したが、同年以降は横ばい傾向にある。
    *1:2020年まで業績成長が続いていた理由は、①子ども向け通信教育『スマイルゼミ』の会員数増加によるストック収益の拡大、②企業向けクラウドサービス・ファイルサーバー管理ソフト・BIソリューションの販売好調、など。2025年には売上高の約74%が継続課金モデルによる収益となっており、売上高・利益を安定的に確保できる収益源となっている。

    ✔セグメント別の状況

    ジャストシステムは、ソフトウェア関連事業(小中高校生向け通信教育『スマイルゼミ』、ワープロソフト『一太郎』、日本語入力システム『ATOK』、企業向けクラウドサービス・ファイルサーバー管理ソフト・BIソリューション、学校向け授業支援・ワープロソフトなど)のみの単一事業会社である。
    当社の事業構造は、ソフトウェア関連事業に特化しており、法人向けよりも個人向けに重点を置いている点に特徴がある。現在の中核商品は、子ども向け通信教育『スマイルゼミ』であり、かつての主力製品である『一太郎』『ATOK』のイメージとは収益の重心が大きく変わっている。主力製品である『スマイルゼミ』は、幼児・小学生・中学生・高校生向けまでコースがあり、継続課金モデルによって安定的に売上高を積み上げている。教材改善や機能追加も継続的な単価向上につなげやすく、かつてのパッケージ売り切りモデルよりも収益性が高いビジネスモデルとなっている。一方、法人向けでは、企業・官公庁・教育機関に対する業務ソフトおよびクラウドサービスを展開する。主力は文書作成・PDF・日本語入力などのオフィスソフト群に加え、営業支援クラウド『JUST.SFA』やノーコード業務基盤『JUST.DB』などの業務DX分野にも広がっている。つまり、かつての日本語入力ソフト企業という枠を超え、現在では文書業務支援と業務効率化を軸に法人需要を取り込む事業構造へ発展している。  

    ✔最終利益と利益率

    ジャストシステムの純利益は2023年に過去最高となる134億円に到達*2したが、同年以降は横ばい傾向に転換している。営業利益率は2023年に45.4%に到達、IT業界でもトップクラスとなる高利益率へと飛躍している。同年以降は伸び悩むが、それでも営業利益率40%以上と極めて良好な水準にある。
    *2:当社の全盛期は『一太郎』や『花子』が国内市場を席巻した1990年代と思われがちだが、現在の方が当時を上回る業績で推移している。

    ✔自己資本比率と純資産

    ジャストシステムの自己資本比率は80%以上で長期的に推移しており、財務健全性は極めて高い。無借金経営を達成しており、有利子負債に依存しない事業運営を完成させている*3。純資産は右肩上がりの増加傾向が続いており、2025年には1,050億円に到達。
    *3:当社には2000年代に業績不振に陥った過去からの教訓もあり、財務健全性を高く維持することで企業存続を確保する傾向が強い。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    ジャストシステムの平均年収は2023年には1,438万円に到達したが、同年以降は横ばい。業績好調を従業員に還元する制度によって平均年収が底上げされている*4。総合職の場合、30歳で年収1,100万〜1,200万円ほど、課長職レベルで年収1,600万〜1,800万円が目安。
    *4:当社には従業員に利益還元する『利益還元制度』があり、給与+年2回の賞与の他に、業績貢献度に応じて営業利益を年4回社員に分配する。昨今の業績好調によって利益還元額も増加しており、従業員の給与水準も高まっている事情がある。

    ✔従業員数と勤続年数

    ジャストシステムの単体従業員数は長年に渡って280人〜330人規模で推移しており、少数精鋭の組織体制となっている。平均勤続年数は13.8年(2025年)となっており、人材の流動性が高いソフトウェア業界としてはトップクラスに従業員の定着が良い。

    総合評価

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