カテゴリー
エンタメ 出版印刷

【勝ち組?】KADOKAWAの就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

KADOKAWAは、アニメ・ゲーム・ライトノベルなどを主力とする総合エンタメ会社。1945年に国文学者・角川源義が出版社として創業。1949年には『角川文庫』が文芸路線でヒット、1960年代には国文学・全集・辞典を展開する硬派な出版社として知られた。1970年代からは大衆向けの映像・音楽へと参入し、『戦国自衛隊』『犬神家の一族』などをヒットさせた。1980年代からはアニメ・ゲーム分野に参入し、2000年代にはアニメ・ゲームを中心とした若者文化を扱う出版社へ大きく転換。2014年にはネット動画大手のドワンゴと経営統合し、『ニコニコ動画』を取り込んだ。2022年には傘下のフロム・ソフトウェアによる『ELDEN RING』が世界的に大ヒット。現在では、出版・映像・アニメ・ゲーム・Webサービス・教育などを展開する総合エンタメ企業へと成長。漫画・ライトノベルで創出したIPを、アニメ・ゲーム・海外展開へと広げるメディアミックス戦略を強みとする。

POINT
  • メディアミックス展開に卓越する出版社、アニメ・ゲームが稼ぎ頭に成長
  • 売上高は伸びるも利益は2022年がピーク、財務健全性は大いに良好
  • 平均年収885万円とエンタメ業界トップレベル、福利厚生は普通、
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:70(最上位)

    2010年代から世界的な人気ゲーム・アニメを続々と輩出しており、高い一般知名度を獲得しつつある企業。三大出版社には及ばないが、エンタメ業界としては最高峰の給与を得られる。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:難関

    総合職の採用人数は年間25人~40人ほど。3大出版社と比べると事業規模は大きいが、人気度は発展途上。Z世代には大きな知名度があるため、今後の難化が予想される。
    採用大学:【国公立】京都大学・大阪大学・筑波大学・千葉大学・東京都立大学・東京藝術大学・防衛大学校など、【私立】慶應義塾大学・早稲田大学・青山学院大学・法政大学・学習院大学・関西学院大学・関西大学・明治学院大学・共立女子大学など(出典:unistyle

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    KADOKAWAの売上高は2020年まで2,000億〜2,100億円で横ばいであったが、2023年からは2,500億円以上に上振れ*1。2025年には過去最高となる売上高2,779億円に到達している。営業利益は2023年に過去最高となる259億円を記録したが、2025年には166億円にやや後退*2。
    *1:2023年から売上高が増加した理由は、①海外における当社アニメ作品の人気高騰、②連結子会社フロム・ソフトウェアの『ELDEN RING』の大ヒット、③為替レートの円安推移による為替効果、など。
    *2:2023年から営業利益が減少した理由は、①前年に大ヒットした『ELDEN RING』の人気一服による反動減、②ニコニコ動画のプレミアム会員数減少および先行投資の増加、③紙・物流・人件費などのコスト上昇、④アニメ事業の制作費の高騰、など。

    ✔セグメント別の状況

    KADOKAWAは、出版・IP創出事業(書籍・雑誌・電子書籍・電子雑誌の出版・販売、Web広告)、アニメ・実写映像事業(アニメ・実写映像の企画・製作・配信・権利許諾など)、ゲーム事業(ゲームソフトの開発・販売)、Webサービス事業(動画サイト・ライブ配信の運営)、教育事業(オンライン教育・専門学校の運営)、その他事業(キャラクターグッズ販売・施設運営)、の6事業を有する。
    当社の事業構造は、出版・IP創出事業を中核としながら、アニメ・ゲーム・Webサービス・教育へと事業を横断展開することで成立している。出版・IP創出事業では、漫画・ライトノベルなどを幅広く刊行し、新たな作家・作品を継続的に発掘している。ここで創出したIPを、アニメ・映画・ゲームへと展開することで、一つの作品から多面的に収益を得るメディアミックス戦略を強みとする。アニメ・映像事業では、自社IPを活用したアニメ・実写作品の企画・製作・配給を手掛けており、映像配信権・海外販売・商品化権などへ収益源を広げている。ゲーム事業では、フロム・ソフトウェアによる『ELDEN RING』などの世界的ヒット作品を有しており、海外市場から大きな利益を獲得する成長事業となっている。Webサービス事業では、動画配信サービス『ニコニコ動画』や各種イベントを運営するほか、電子書籍事業では『BOOK☆WALKER』を展開。教育事業では、通信制高校・大学や教育サービスを通じて収益源を多角化している。

    ✔最終利益と利益率

    KADOKAWAの純利益は2019年に▲40億円に赤字転落*3したが、同年以降は黒字圏に回復。2022年には過去最高となる純利益140億円に到達したが、2025年は73億円に後退している。営業利益率は2019年まで1%レベルで低迷していたが、2023年には10.1%まで上昇している。
    *3:2019年に最終赤字に転落した理由は、①『ニコニコ動画』の課金収入の下振れと新バージョンの開発遅延、②位置情報ゲーム『テクテクテクテク』の大幅な収益未達、が主要因。Webサービス関連資産に多額の減損損失を計上したことで純損失に陥った経緯がある。

    ✔自己資本比率と純資産

    KADOKAWAの自己資本比率は2020年から増加傾向が続いており、2025年には60.9%となっている。負債に依存しすぎない事業運営ができており、財務健全性は良好である。純資産は2021年から増加傾向にあり、2025年には2,774億円に到達している。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    KADOKAWAの平均年収は790万~885万円での横ばいが続いている。総合職の場合、30歳で年収700万〜750万円ほど、課長職へ昇格すると年収1,000万〜1,200万円に到達する。三大出版社には及ばないが、出版・エンタメ業界としては明確に上位レベルとなる待遇を得られる。平均年齢は41.3歳(2025年)と大手企業の標準的な水準である。

    ✔従業員数と勤続年数

    KADOKAWAの単体従業員数は2020年に急増*4しており、2023年には2,164人となっている。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は6,967人ほど。平均勤続年数は4.2年(2025年)と大手企業の標準的な水準を明らかに下回る。
    *4:2020年に単体従業員数が急増した理由は、持株会社であった上場会社が、出版・映像・ゲームなどの事業を吸収分割によって承継し、事業持株会社へ移行したことが主要因。

    総合評価

    格付・評価文は限定公開です

    SSS~Fランクの21段階評価で、企業の立ち位置を明確に示します。

    無料版では扱わない評価情報まで踏み込み、企業の実態に迫ります。

    公開データと独自取材・分析を統合、中立公正な評価を提供します。

    全業界580社以上を網羅的に比較し、企業理解を深められます。

    いつでも登録解除可能です。期間の縛りはありません。

    ※登録方法・Q&Aはこちら

    就職偏差値ランキング【完全版】はこちら!