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化学

【勝ち組?】JSRの就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

JSRは、半導体材料・電子材料・合成樹脂を主力とする大手化学メーカー。1957年に合成ゴムの国産化を目的として日本国政府が主導して国策会社として設立。1969年には事業安定化を踏まえて民間企業へと転換。1970年代からは機能材料分野へと事業多角化を進め、フォトレジスト・液晶ディスプレイ材料などに進出。2022年にはENEOSに合成ゴム事業を売却、化学・機能材料メーカーへと転換。現在ではArFフォトレジスト・ArF液浸用トップコート・低温硬化絶縁膜などの半導体材料において世界シェア1位を誇る。

POINT

・半導体材料などの先端素材に特化した化学メーカー、元国策会社
・業績は2024年に巨額減損によって急落、財務体質にも打撃が及ぶ
・平均年収832万円で福利厚生も良好、三重県四日市に拠点集中

就職偏差値と難易度

✔就職偏差値:66(上位)

かなりの勝ち組サラリーマン。日系大企業としては上位級の待遇をしっかりと得られる。入社するには相応の能力が必要であるが、立ち回りを工夫すればチャンスはそれなりにある。
詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

✔就職難易度:難関

総合職の採用数は年間15人~40人と少ない。一般知名度が極めて低いとはいえ、化学業界の有名企業ゆえに選考倍率は低くない。事務系総合職の採用枠は年間2人~5人と少なく、入社は相当に難しい。
採用大学:【国公立】大阪大学・名古屋大学・東北大学・筑波大学・広島大学・金沢大学・信州大学・三重大学・名古屋工業大学など、【私立】慶應義塾大学・早稲田大学・明治大学・立教大学・中央大学・青山学院大学・関西大学・立命館大学・東京理科大学・芝浦工業大学など(出典:マイナビ2027

業績動向

✔売上高と営業利益

JSRの売上高は2018年に過去最高となる4,953億円に到達*1したが、2020年に急落。同年以降は回復傾向がみられるが、2024年は売上高4,050億円となっている。営業利益は2022年まで290億~450億円ほどで推移していたが、2024年には営業損失▲2,091億円に悪化している*2。
*1:2018年に売上高が増加した理由は、①原材料価格の高騰を受けたエラストマーの販売価格の値上げ効果、②合成樹脂子会社・テクノポリマーの同業他社・UMGとの合併効果(参考リンク)、③中国におけるディスプレイ材料の需要高騰、など。
*2:2014年に営業損失に転落した理由は、①ライフサイエンス事業における減損損失、②非上場化関連費用の計上、③先端半導体向け製品の研究開発コストの肥大化、など。

✔セグメント別の状況

JSRは、デジタルソリューション事業(フォトレジスト・多層材料・洗浄剤などの半導体材料、ディスプレイ材料、耐熱透明樹脂・機能性フイルムなど)、ライフサイエンス事業(診断・研究試薬、バイオプロセス材料・創薬支援サービスなど)、合成樹脂事業(ABS樹脂・AES樹脂・AS樹脂などの合成樹脂)、その他事業(特殊用途向け接着剤など)、の4事業を有する。
当社は1957年に合成ゴムメーカーとして設立されたが、2022年にENEOSに合成ゴム事業を売却。現在では半導体材料・電子材料・合成樹脂などを主力とする化学メーカーへと事業転換している。主力製品はフォトレジスト・多層材料・洗浄剤などの半導体材料分野であり、同分野においては世界シェア首位となる製品を多数擁している。

✔最終利益と利益率

JSRの純利益は2022年に過去最高となる373億円に到達したが、2024年には純損失▲2,177億円に転落している。営業利益率は平常時には6%~12%ほどで推移しており、化学メーカーとしては上位となる利益率を誇る。が、2024年には巨額赤字に転落したことで▲51.6%まで悪化している。

✔自己資本比率と純資産

JSRの自己資本比率は2023年まで46%~60%ほどの高水準で推移していたが、2024年には巨額損失を計上したことで32.3%まで下落している。依然として問題のない水準を維持しているが、更なる悪化は避けたい局面であろう。純資産は長期的に3,700億~4,400億円で横ばいが続いている。

社員の待遇

✔平均年収と平均年齢

JSRの平均年収は2021年まで730万~750万円ほどで推移していたが、同年以降は820万~830万円に上振れしている。総合職であれば30歳で690万円~750万円ほど、課長職レベルで年収1,050万~1,200万円レベル。平均年齢は41.0歳(2024年)と大手企業の標準的な水準を僅かに下回る。

✔従業員数と勤続年数

JSRの単体従業員数は2022年まで2,500人~2,700人ほどで推移していたが、合成ゴム事業の売却を経て減少。2024年は単体従業員数1,551人(2024年)となっている。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は7,655人ほど。平均勤続年数は14.4年(2024年)と大手企業の標準的な水準を僅かに下回る。

総合評価

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