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化学

【勝ち組?】デンカの就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

デンカは、カーバイド・電子材料・肥料・医薬品・ファインセラミックスなどを製造する化学メーカー。1912年に藤山常一博士がカーバイド生産を目的に創業、1915年に三井財閥の有力者によって再編された。カーバイド生産で国内シェアは90%にも達するが、1960年代以降には石油化学・特殊混和材・医薬品・ファインセラミックスにも進出しており事業多角化に成功。現在では球状アルミナ・アセチレンブラック・クロロプレンゴムなどで世界シェア1位、カーバイド・モーター基板・リチウムイオン電池正極材でも国内1位。

POINT

・事業多角化に強みをもつ中堅化学メーカー、世界的シェアの製品多数
・売上高は横ばいだが利益が苦戦傾向、財務体質は健全な水準
・平均年収751万円と業界中堅上位クラス、福利厚生は企業規模以上に良好

就職偏差値と難易度

✔就職偏差値:63(中堅上位)

かなりの勝ち組サラリーマン。日系大企業としては上位級の待遇をしっかりと得られる。入社するには相応の能力が必要であるが、立ち回りを工夫すればチャンスはそれなりにある。
詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

✔就職難易度:難関

総合職の採用数は年間60名~80名ほど、うち事務系採用枠は多くても例年20名程度。一般知名度はかなり低いが、化学メーカー志望者からは一定の人気がある。
採用大学:【国公立】九州大学・東北大学・千葉大学・滋賀大学・熊本大学・岐阜大学・佐賀大学・東京農工大学・名古屋工業大学・豊橋技術科学大学など、【私立】慶應義塾大学・上智大学・明治大学・立教大学・立命館大学・法政大学・日本大学・東京理科大学・東京工科大学など(出典:マイナビ2027

業績動向

✔売上高と営業利益

デンカの売上高は長年に渡って3,540億~4,130億円レベルで横ばい、成長もなければ衰退もない推移となっている。営業利益は2022年まで310億~370億円で安定しており、2021年には過去最高となる401億円に到達した*1。が、2023年・2024年には130億~145億円に急落している。
*1:2021年に利益増加した要因は、①電気自動車・半導体の需要拡大による電子・先端プロダクツ製品の販売好調、②COVID-19抗原検査キットの販売好調、③原材料価格の高騰による値上措置、など。

✔セグメント別の状況

デンカは、電子・先端プロダクツ事業(電子包装材料・電子回路基板・産業用テープ・ファインセラミックスなど)、ライフイノベーション事業(ワクチン・がん治療剤・関節機能改善剤など)、エラストマー・インフラソリューション事業(セメント・カーバイド・肥料・セメントなど)、ポリマーソリューション事業(ポリスチレン樹脂・スチレンモノマー・ABS樹脂など)、その他事業(プラントエンジニアリング・商社事業など)、の5事業を有する。
当社はカーバイド製造を祖業とする化学メーカーであるが、現在では石油化学・特殊混和材・医薬品・ファインセラミックスにも進出しており事業多角化に成功している。とりわね電子・先端プロダクツ事業やライフイノベーション事業は安定的に利益を稼いでおり、当社の屋台骨を支えている。

✔最終利益と利益率

デンカの純利益は2021年に過去最高となる260億円に到達したが、同年以降は120億円前後まで後退。2024年には純損失▲123億円に赤字転落している*2。営業利益率は2021年まで8%~10%レベルで安定していたが、2023年からは3%台に後退している。
*2:2024年に赤字転落した理由は、①米国子会社におけるクロロプレンゴムの販売減少と設備停止による特別損失▲161億円の計上、②世界的な景気減速によるエラストマー・機能樹脂の減益、など。

✔自己資本比率と純資産

デンカの自己資本比率は長年に渡って50%前後の水準で極めて安定的であったが、2024年には45.2%にやや減少。化学メーカーとしては高めの自己資本比率であり、財務健全性に問題はない。純資産は長期的な増加傾向が続いており、2023年には3,169億円に到達している。

社員の待遇

✔平均年収と平均年齢

デンカの平均年収は2018年から700万円台に向上しており、2024年は751万円となっている。化学メーカーとしては中堅上位の給与水準といえよう。大卒総合職は30歳で550万~650万円ほど、課長職レベルで880万~950万円が目安。平均年齢は40.6歳(2024年)と大手企業の標準的な水準をやや下回る。

✔従業員数と勤続年数

デンカの単体従業員数は長期的な増加傾向にあり、2020年には単体従業員数4,100人を突破*3。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は6,500人ほど。平均勤続年数は16.0年(2024年)と大手メーカーの標準的な水準をやや上回る。
*3:2020年に単体従業員数が急増したのは、同年に子会社のデンカ生研を吸収合併したことが主要因。

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