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【勝ち組?】エレコムの就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

エレコムは、パソコン・スマートフォン・AV機器などの周辺機器を展開する大手PC周辺機器メーカー。1986年に葉田順治がオフィス家具の販売会社として大阪市都島区で創業。当初はパソコンラックなどを販売していたが、1988年にパソコンマウス『EGG MOUSE』がヒット。1990年代からはPC機器周辺メーカーへと転換し、2000年代までにゲーム機・デジタルカメラ向けの周辺機器にも進出した。2010年代にはスマートフォンの普及を捉え、スマホケース・充電器・ケーブル類へと商品領域を拡大。現在では、PC・スマホ周辺機器に加えて、DXアンテナやテスコム電機などの買収を通じて、通信インフラ・家電へと事業領域を拡大。自社工場を持たないファブレスメーカーとして、自社は企画・設計・販売に特化することで月300点以上の新商品を投入。市場ニーズに応じて商品ラインナップを迅速に入れ替える商品開発力が強み。

POINT
  • 大手PC・スマホ周辺機器メーカー、ファブレス経営で商品開発が速い
  • 売上高・利益は長期的な成長傾向、財務体質は実質無借金経営で極めて健全
  • 平均年収674万円で福利厚生はそこそこ、大阪本社の関西企業
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:60(中堅)

    大手PC・スマホ周辺機器メーカーとして高い一般知名度を誇るが、BtoB事業でも勢力を拡大。平均年収は中庸な水準だが、スピード感がある事業展開と財務健全性の高さは特筆に値する。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:中難易度

    総合職の採用実績は年間30名~50名ほど。一般知名度が高いうえに上場企業ということもあり、選考倍率はそこそこ高い。ハイレベル大学からの採用も少なくない。
    採用大学:【国公立】神戸大学・千葉大学・岡山大学・滋賀大学・三重大学・京都工芸繊維大学・大阪公立大学・静岡県立大学・長崎県立大学など、【私立】明治大学・青山学院大学・法政大学・関西学院大学・関西大学・学習院大学・日本大学・龍谷大学・桃山学院大学・東京理科大学・多摩美術大学など(出典:マイナビ2028

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    エレコムの売上高は2024年まで990億~1,100億円ほどで推移していたが、2026年には過去最高となる1,321億円に到達している*1。営業利益は110億~155億円で長期的に推移しており、景気後退局面にも着実に黒字を確保している*2。
    *1:当社は過去20年間で急成長した企業。2000年代前半は売上高200億円規模であったが、2020年には売上高1,000億円を越えた。従来のPC・スマートフォン周辺機器に加え、BtoB・EC事業の拡大やM&Aによる事業領域の拡張も成長を牽引している。
    *2:2020年から2023年にかけて営業利益が伸び悩んだ要因は、①為替レートの円安推移による輸入商品の原価高騰、②世界的な原材料価格・人件費の高騰によるコストアップ、など。当社は輸入商品が約70%を占めるため、為替レートの円高が有利となる特徴がある。

    ✔セグメント別の状況

    エレコムは、パワー&I/Oデバイス事業(マウス・ケーブル・キーボード・充電器・電源タップなど)、家電事業(ヘアドライヤー・調理家電・理美容家電など)、BtoBソリューション事業(ネットワーク機器・セキュリティ・タブレットなど)、周辺機器・アクセサリ事業(Wi-Fiルーター・通信機器、ストレージ・メモリ製品など)、その他事業、の5事業を有する。
    当社の事業構造は、PC・スマホ向け周辺機器を中核として、ネットワーク機器・AV機器・生活家電・通信インフラなどへ商品領域を広げることで成立している。 主力はマウス・キーボード・USBメモリ・ケーブル・充電器・スマホケースなどであり、家電量販店・ECサイトなどを通じて一般消費者に大量販売する。最大の特徴は、自社工場を持たないファブレスメーカーであり、極めて速い商品企画力を有する点にある。企画・設計・マーケティング・販売に経営資源を集中し、市場トレンドに合わせて短期間で商品を投入する。毎月300種類以上の新製品を投入することで、競合他社を圧倒する品ぞろえを実現すると共に、顧客ニーズの変化に迅速に対応し続けている(参考リンク)。最近では、M&Aによって事業構造の多角化にも注力。DXアンテナの買収によってテレビ受信設備・通信インフラ分野へ進出したほか、テスコム電機の買収によって美容・調理家電を取り込み、法人向けネットワーク機器やITソリューション分野も強化している。

    ✔最終利益と利益率

    エレコムの純利益は2021年に107億円を記録したが、同年以降は80億~100億円ほどで推移している*3。2026年には過去最高となる純利益201億円に急伸。営業利益率は10%~14%レベルを維持し続けており、かなりの高水準である*4。
    *3:2026年に純利益が急拡大した理由は、①日本アンテナの連結子会社化に伴う一時利益76億円の計上、②BtoB・EC事業の拡大や収益性改善による利益拡大、など。
    *4:当社は生産の殆どを海外企業に委託するファブレスメーカーである。自社の生産設備を持たないが故に固定コストが少なく、高利益率を維持できるビジネスモデルを実現している(参考リンク)。

    ✔自己資本比率と純資産

    エレコムの自己資本比率は緩やかな増加傾向がみられ、2026年は74.4%と極めて高水準にある。実質無借金経営を達成しており、財務体質としては極めて健全。純資産は長期的な増加傾向が続いており、2026年には1,081億円に到達している。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    エレコムの平均年収は2022年まで540万~590万円ほどで推移していたが、2026年には674万円に増加している。総合職の場合、30歳で年収450万~530万円ほど、課長職レベルで年収800万~880万円が目安となる。平均年齢は37.1歳(2026年)と若めであり、平均年収が低く算出されやすい事情がある。

    ✔従業員数と勤続年数

    エレコムの単体従業員数は増加傾向が続いており、2026年には880人に到達している。自社の工場を持たないファブレスメーカーゆえに、少数精鋭の組織規模となっている。平均勤続年数は8.51年(2026年)と短いが、平均年齢が若い組織であるため違和感はない。

    総合評価

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