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【勝ち組?】日本マイクロソフトの就職偏差値・難易度と平均年収【企業研究レポート】

企業概要

マイクロソフトは、アメリカに本社を置くソフトウェア会社。1975年にビル・ゲイツとポール・アレンが創業。創業当時はBASICインタプリタを開発を主力としていたが、その後はオペレーティングシステムへと進出。1985年に初代「Windows」を発売すると同業他社を圧倒し、コンピュータの大衆化に貢献。ビジネス用ソフトにも強く、オフィスソフト「Microsoft Office」は現代社会に必須のビジネスソフトウェアに。2001年にはゲーム機「Xbox」を発売してゲーム事業に進出した他、2010年にはクラウドサービス「Azure」を開始。

POINT

・ECサービス・クラウド領域で世界首位の巨大テック企業、アメリカ地盤
・売上高・利益いずれも急増傾向で規模拡大を優先、財務体質は普通
・職種ごとに年収レンジは大きく異なる、終身雇用は望み薄

就職偏差値と難易度

✔就職偏差値:78(頂点)

サラリーマン社会の頂点。誰もが羨望する圧倒的な待遇・地位が約束されるスーパーエリート。入社できるのは同世代の極一握りに限られ、超人的な能力・努力・運がすべて必要となる。
詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

✔就職難易度:至難

新卒採用ではサマーインターンシップ・技術系ハッカソン経由での採用が殆どであり、同イベントへの参加は必須クラス。STEAM専攻の学生を優遇しており、文系採用の敷居は著しく高い。中途採用は前職経験を考慮しての採用となるため、職種ごとに難易度は異なっている。
採用大学:非公開(出典:日本マイクロソフト

業績動向

✔売上高と営業利益

マイクロソフトの売上高は長期的な増加傾向が継続しており、直近では2,119億ドルに到達*1。営業利益も売上高に連動して増加を遂げており、2023年には885億ドルにまで増加。
*1:当社の業績が右肩上がりで拡大している理由は、①クラウドサービス「Azure」の継続的な成長、②ゲーム事業における2023年に買収したアクティビジョン・ブリザードの業績好調、③自社ブランド端末「Surface」の販売増加、などが主要因。

✔セグメント別の状況

マイクロソフトは、ビジネスプロセス部門(オフィスソフト「Office」・ビジネスソリューション、ビジネスSNS「LinkedIn」など)、インテリジェントクラウド部門(クラウドサービス「Azure」、Windowsサーバー・SQLサーバー、GitHubなど)、パーソナルコンピューティング部門(Windowsライセンス販売、個人向けデバイス「Surface」、ゲーム「Xbox」、Bing検索・Edgeサービス)、の3部門を有する。
当社は「Windows」に代表される製品群でよく知られるが、現在においては売上高・利益いずれもクラウド事業がトップに立っている。

✔最終利益と利益率

マイクロソフトの純利益は2018年から右肩上がりの増加が継続。直近の2023年には純利益723億ドルに到達。営業利益率は34%~42%前後での推移が定着しており、高い利益率を誇る。

✔自己資本比率と純資産

マイクロソフトの自己資本比率は2018年から増加傾向が継続しており、直近では50.0%にまで到達。純資産も2018年から急激な増加傾向が続いており、直近では2,062億ドルに到達。

社員の待遇

✔平均年収と平均年齢

マイクロソフトの平均年収は非公開。職種と実績により給与が決定されるため、従業員ごとの年収差異が大きい。営業職は1,200万〜3,000万円、エンジニアは1,000万〜1,900万円、カスタマーサクセス職は800万〜1,500万円ほど。

✔従業員数と勤続年数

マイクロソフトの従業員数はグローバルで22万人(2023年)レベル。日本法人における従業員数は3,000人ほどと推定され、全社における日本法人の組織規模はかなり小さい。日本法人における平均勤続年数は非公開。

総合評価

企業格付け:SSS

パソコンOS「Windows」において事実上のデファクトスタンダードの地位を築いた世界的ソフトウェア企業。2010年台にはスマートフォンブームに乗り遅れ、鳴り物入りで登場させた「Windows Phone」が早々に市場撤退に追い込まれるなど迷走したが、2020年代には世界的なソフトウェア会社へと再び帰り咲き。売上高・利益いずれも右肩上がりで伸びているが、これはクラウドサービス「Azure」の成功に支えられている側面が大。そもそもクラウドサービス市場においてはAmazonの「AWS」が市場を席捲していたが、当社の「Azure」が急激に追い上げており、現在は業界シェア2位に到達している。長年に渡ってビジネスソフトウェアを展開してきた知見ならびにWindowsシリーズとの親和性が強みである。また2022年以降には生成AI領域においても業績を伸ばしており、クラウドサービスに続く新たなる成長フィールドとして期待が高まる。

就職格付け:SS

世界的ビッグテックとして君臨するグローバル企業であり、2024年時点では時価総額で世界首位に輝いているスーパー企業。平均年収は非公開かつ職種により給与レンジが異なるものの、営業職であれば1,200万〜3,000万円・エンジニアは1,000万〜1,900万円には余裕で到達する。新卒採用枠もしっかりあるが、採用サイトで「STEM専攻の学生採用に特に力を入れています」と公言しているだけあって理系優位な採用方針である。2022年には品川本社オフィスの改装を完了(参考リンク)。世界的ビッグテックに恥じない圧倒的なオフィス環境を整備しており、トレーニングジム・ヨガルームも完備されている。当社自身が「テクノロジーを活用した新しい働き方の提案」も事業の一環であるために、コロナ禍ではリモートワークを積極的に導入した他、アフターコロナの現在においてはハイブリッドワークを積極導入している。

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出典:Microsoft Corporation(Investor Relations)