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石油資源

【勝ち組?】コスモ石油の就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

コスモエネルギーホールディングスは、石油・天然ガス・石油化学製品などの製造・販売を手掛ける石油元売企業。1986年に丸善石油・大協石油・精製コスモの3社が合併して誕生。それまで、石油精製を得意としていた精製コスモ、石油化学に強みを有していた丸善石油、強力な販売網を有していた大協石油という補完関係にある3社が統合したことで、石油精製から販売に至るまでの一体運営が可能となり、事業全体の効率性と競争力の底上げを実現した。2010年には風力発電会社・エコ・パワーを子会社化して、再生可能エネルギー事業を本格化。2019年には家庭用電力『コスモでんき』を開始、家庭用電力供給にも参入した。現在では石油元売企業として日系3位の規模を誇り、石油開発~石油精製~石油販売までの一気通貫したサプライチェーンを構築。将来的な脱炭素社会の到来を見越した洋上風力発電所の開発も手掛け、風力発電量において国内シェア3位の地位にある。

POINT
  • 国内3位の大手石油元売会社、中東での石油開発も手掛ける
  • 売上高・利益いずれも安定感がない横ばい、財務体質は回復途上で弱含み
  • 総合職・30歳で年収650万円〜が目安、福利厚生は手厚い
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:68(上位)

    石油元売3位の業界大手。給与水準は上位2社には及ばないが、それでも大手メーカーに勝るとも劣らない待遇。『ココロも満タンに』のフレーズで一般知名度も高い。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:難関

    総合職の採用人数は年間25人~40人と企業規模に比べて少ない。さすがに石油元売最大手と比べると人気は落ちるが、それでも高倍率企業であることに変わりはない。
    採用大学:【国公立】大阪大学・九州大学・北海道大学・千葉大学・信州大学・長崎大学・東京外国語大学・東京農工大学・名古屋工業大学・東京海洋大学など、【私立】慶應義塾大学・早稲田大学・上智大学・明治大学・中央大学・立命館大学・国際基督教大学など(出典:マイナビ2027

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    コスモエネルギーホールディングスの売上高は2.2兆〜2.8兆円のレンジで横ばいの推移が続いている。営業利益は2022年に過去最高となる2,353億円まで増加したが、これは一過性の要因*1。同年以降は緩やかな減益傾向が続いており、安定感にはやや欠ける。
    *1:2022年の営業利益の急増は、原油価格の高騰によって在庫評価益700億円を計上したことが主要因。石油元売会社には石油備蓄法により70日間分の石油を備蓄する義務があり、原油価格の大幅変動が起こった場合には備蓄による在庫が損益に大きく影響を及ぼす。この点についてはENEOSが詳細を解説しているため参考にしたい(参考リンク)。

    ✔セグメント別の状況

    コスモエネルギーホールディングスは、石油事業(揮発油・ナフサ・灯油・重油・潤滑剤・液化天然ガスなどの製造販売)、石油化学事業(エチレン・パラキシレン・ベンゼン・トルエンなどの製造販売)、石油開発事業(中東における原油開発・生産など)、再生可能エネルギー事業(風力発電による電力の供給販売)、その他事業の5事業を有する。
    当社の事業構造は、石油事業を主力としながら、石油化学事業・石油開発事業で幅を持たせ、再生可能エネルギーで将来の成長余地を模索している点に特徴がある。主力の石油事業では、原油の調達、製油所での精製、ガソリン・軽油・灯油・航空燃料などの販売、さらにサービスステーション網を通じたリテールまでを担っている。単に原油を買い付けるだけでなく、石油開発事業において自ら権益を持って原油を開発・生産しており、当社にとって欠かせない利益源となっている。石油化学事業では、製油所から生じるナフサなどの石油留分を化学原料としてエチレン・ベンゼンなどを生産し、石油依存度を引き下げる収益源として機能している。最近では再生可能エネルギー事業の育成に注力しており、特に風力発電では開発・建設・運営・保守までをグループ内で担う体制を整えている。また、コーポレートPPAや蓄電ビジネス、さらにはSAFなど次世代燃料まで含めて、グリーン電力サプライチェーン全体を押さえようとしている。

    ✔最終利益と利益率

    コスモエネルギーホールディングスの純利益は2020年に▲281億に赤字転落したが、同年を除けば530億~1,390億円のレンジで推移している。営業利益率は0%〜9%レベルで上下変動しており、利益率は安定しない。が、石油元売業界は原油価格・為替レートなどに利益率を左右されやすいため、致し方ない。

    ✔自己資本比率と純資産

    コスモエネルギーホールディングスの自己資本比率は2015年までは10%未満で極めて低迷していた*2が、2025年には27.1%まで回復している。しかし、利益が安定しない事情を踏まえると、依然として物足りない水準である。純資産は2021年から増加傾向がみられ、2024年には7,274億円に到達している。
    *2:当社は持株会社制へ移行する以前の2012年・2014年に巨額の純損失を計上。業績悪化により自己資本比率が急低下した経緯がある。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    コスモエネルギーホールディングスの平均年収は1,150万円(2025年)と高水準だが、これは持株会社の253名のみの平均年収であるため参考にならない。実際には、総合職・30歳で年収650万〜750万円ほど、課長職レベルで年収950万〜1,150万円が目安となる。平均年齢は43.0歳(2025年)と大手企業の標準的な水準をやや上回る。

    ✔従業員数と勤続年数

    コスモエネルギーホールディングスの単体従業員数は253人(2025年)に過ぎず、従業員の殆どは事業会社に属している。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は6,530人ほど。平均勤続年数は14.6年(2025年)だが、これは持株会社の253人のみの平均勤続年数である。

    総合評価

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