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医療機器

【勝ち組?】オリンパスの就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

オリンパスは、内視鏡・手術関連機器などを主力とする医療機器メーカー。1919年に山下長が顕微鏡の国産化を目指して創業。1936年にはカメラ用レンズの開発に成功して1949年にオリンパス光学に社名変更。戦後長らくカメラを主力製品とする光学機器メーカーであったが、2011年には粉飾決算で上場廃止の危機に陥った。事件以降は医療分野に経営資源を集中させ、経営再建を進めた。2020年にはカメラ事業をOM Digital Solutionsとして分離、2022年には顕微鏡事業をエビデントとして分離。現在では、消化器内視鏡シェアにおいて世界シェア70%と圧倒的な首位を誇っている。

POINT
  • 内視鏡分野で世界シェア断トツ首位、祖業のカメラ・顕微鏡からは撤退
  • 売上高は過去最高圏で高利益率、財務体質は大いに良好
  • 平均年収1,045万円と医療機器メーカー首位級、住宅補助が充実
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:70(最上位)

    平均年収1,000万円以上と業界トップクラスの水準にあり、福利厚生も良好。傑出した世界シェアによって競合優位性は高い。過去のBtoC事業の恩恵による一般知名度の高さも魅力。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:難関上位級

    総合職の採用人数は年間30名~50名と少ないうえ一般知名度も高いため、選考倍率が高止まりしやすい。事務系総合職は年間5名~10名ほどに過ぎず、理系偏重型の採用方針。
    採用大学:【国公立】大阪大学・東北大学・九州大学・北海道大学・神戸大学・千葉大学・新潟大学・電気通信大学など、【私立】慶應義塾大学・早稲田大学・上智大学・明治大学・中央大学・法政大学・立命館大学・日本大学・東海大学・東京理科大学・芝浦工業大学など(出典:マイナビ2027

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    オリンパスの売上高は2022年まで7,300億~7,900億円前後で推移していたが、2025年には過去最高となる9,973億円に到達している。営業利益は2023年に過去最高となる1,866億円に到達したが、2024年には513億円まで急落*1。2025年は営業利益1,624億円まで回復している。
    *1:2023年から売上高が増加している理由は、①世界的ながん・消化器疾患の検査需要の拡大による内視鏡の販売拡大、②過去に販売した内視鏡へのスコープ・処置具・保守サービスの拡販、③為替レートの円安推移による為替効果、など。
    *2:2024年に営業利益が減少した理由は、①事業ポートフォリオの見直し(内視鏡・治療機器への集中)に伴う構造改革費用の計上、②早期退職支援・整形外科事業撤退による一時費用、など。

    ✔セグメント別の状況

    オリンパスは、内視鏡事業(消化器内視鏡・外科内視鏡・医療サービスなど)、治療機器事業(消化器科処置具・泌尿器科製品・呼吸器科製品・耳鼻咽喉科製品など)、映像事業(2021年に事業売却)、科学事業(2023年に事業売却)、その他事業(生体材料・整形外科用器具など)、の3事業を有する。
    当社の事業構造は、内視鏡と治療機器に特化しており、医療機器分野への依存度が高い。とりわけ内視鏡分野では傑出した世界的大手であり、胃や大腸などの診断・治療に用いられる内視鏡システムでは世界シェア約70%を掌握する。内視鏡は本体の販売後にもスコープ・処置具・保守サービスが長期的に発生するため、当社の安定した収益基盤となっている。近年は内視鏡に加えて、外科手術領域の強化を進めている点も特徴である。外科手術向け処置具や外科機器の販売を拡大し、診断から治療までを一体的にカバーすべく事業領域を拡張している。一方、かつての主力事業であったカメラ事業は2021年に分離しており、2023年には顕微鏡事業を売却(参考リンク)。現在では事実上の医療機器専業メーカーへと転換している。

    ✔最終利益と利益率

    オリンパスの純利益は年度により好不調が分かれるが、2024年には過去最高となる2,425億円に到達している*2。2019年・2021年には純利益100億円レベルに急落したが、いずれも一過性の要因。営業利益率は好不調の差が大きいが、長期的に10%~20%レベルで推移しており高利益率。
    *2:2024年に純利益が急増した理由は、科学事業を米・ベインキャピタルに売却したことによる特別利益4,276億円が加わったことが主要因。
    *3:2019年は過去の粉飾決算に関わる訴訟和解金と中国での訴訟における引当金などで、特別損失として約400億円を計上。2020年はカメラなどの映像事業を譲渡に関わる一時費用として約505億円を計上。

    ✔自己資本比率と純資産

    オリンパスの自己資本比率は2021年に33.3%に下落したが、同年以降は増加傾向。2025年は自己資本比率52.4%に到達しており、大手メーカーとしてはかなりの高水準*4。純資産は2021年から増加傾向が続いており、2024年には7,571億円に到達している。
    *4:2011年に粉飾決算が判明したことで自己資本比率4.6%という危機的水準にまで低下して経営危機に陥ったが、その後の業績再建により現在の水準にまで立ち直った経緯がある。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    オリンパスの平均年収は2021年まで840万~860万円で推移していたが、2025年には1,045万円に到達。医療機器メーカーとしてはトップクラスの水準。総合職の場合、30歳で年収700万~800万円、課長職レベルで年収1,000万~1,200万円ほどが目安。平均年齢は43.3歳(2025年)と大手企業の標準的な水準。

    ✔従業員数と勤続年数

    オリンパスの単体従業員数は2021年から急減傾向にあり、2025年には2,494人まで縮小。これはカメラ事業・科学事業の売却や、早期退職制度の活用が主要因である。平均勤続年数は13.5年(2025年)と、高待遇の割には伸び悩みがみられる。

    総合評価

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