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半導体製造装置

【勝ち組?】野村マイクロ・サイエンスの就職偏差値と平均年収・待遇【企業研究レポート】

企業概要

野村マイクロ・サイエンスは、超純水製造装置・水処理システムを主力とする水処理エンジニアリングメーカー。1969年に米GE社のメンブレンフィルターの国内導入を目指して、旧野村財閥系企業の協力により設立。設立直後はメンブレンフィルターを異物除去・除菌用途に売り出し、キッコーマンキリンに納入していた。1970年代には超純水装置へと進出、半導体メーカー・液晶ディスプレイメーカーを顧客に取り込んで成長を果たした。2000年代には韓国・米国・中国へと進出し、半導体産業のグローバル化に追従。現在では、半導体メーカー・液晶ディスプレイメーカー・医薬品メーカー向けの超純水製造装置を主力とし、韓国・サムスン電子や台湾・TSMCなどの世界的半導体メーカーを主要顧客とする。

POINT
  • 半導体業界向け超純水製造装置メーカー、神奈川県厚木市が地盤
  • 売上高・利益いずれも2023年から急成長が続く、財務体質はまずまず
  • 平均年収941万円、賞与比率が高いため平常時は平均年収700万円ほど
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:65(中堅上位)

    世界的な半導体投資ブームによって2023年から急速な業績拡大が続く。業績好調時には平均年収900万円を超え、神奈川県の企業としては最上位レベルに到達する。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:やや難関

    総合職の採用数は年間5人~20人ほど。超純水製造装置というニッチ業界ゆえに一般知名度は振るわず、中堅大学からの採用が多い。が、恵まれた給与水準を考えれば穴場感は強い。
    採用大学:【国公立】名古屋大学・静岡大学・埼玉大学・群馬大学・山形大学など、【私立】明治大学・法政大学・学習院大学・日本大学・龍谷大学・帝京大学・玉川大学・桜美林大学・東京理科大学・芝浦工業大学・東京電機大学・工学院大学・聖心女子大学など(出典:マイナビ2028

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    野村マイクロ・サイエンスの売上高は2021年まで210億~320億円で推移していたが、同年以降は増加傾向に転換。2025年には過去最高となる売上高963億円に到達している。営業利益は過去8年間で10倍以上に増加しており、2024年には過去最高となる153億円に到達している。
    *1:2023年から売上高・利益が急拡大している理由は、AI・データセンター・EV向け需要を背景に、世界的な半導体投資拡大によって超純水装置需要が急増したことが主要因。

    ✔セグメント別の状況

    野村マイクロ・サイエンスは、水処理施設事業(半導体・フラットパネルディスプレイ・製薬向けの超純水製造装置・純水製造装置の設計・施工・販売・メンテナンス、カートリッジフィルター・イオン交換樹脂などの消耗品の販売、水質分析など)のみの単一事業会社である。
    当社の事業構造は、半導体・電子部品・製薬工場などに向けた超純水製造装置の設計・製造・施工・メンテナンスを中核としている。主力は半導体製造工程で使用される超純水装置であり、売上の大部分を水処理装置事業が占める。とりわけ半導体分野では、微細な不純物が歩留まりや品質に直結するため、洗浄工程などで使用される水には極めて高い純度が求められる。当社は、原水から不純物を除去し、半導体製造に必要な超純水を安定供給する装置を提供することで、顧客工場の稼働を支えている。また、装置納入後もメンテナンス、消耗品交換、更新需要が発生するため、単発の設備販売だけでなく、工場稼働後の継続収益も取り込める構造を持つ。半導体メーカーの新工場建設・増設投資に業績が左右されやすい一方、一度採用されれば長期的な取引関係を築きやすい。

    ✔最終利益と利益率

    野村マイクロ・サイエンスの純利益は右肩上がりの増加傾向が続いており、2025年には過去最高となる101億円に到達している。営業利益率は長期的な増加傾向が続いており、2025年には15.9%まで高まっている。業績拡大と利益率向上が同時に進んでいるのは高く評価できる。

    ✔自己資本比率と純資産

    野村マイクロ・サイエンスの自己資本比率は2022年まで増加傾向が続いていたが、2025年には31.2%に低下。やや負債が重い印象はあるが、これは業績好調による反動である*2。純資産は右肩上がりの増加傾向にあり、2025年には370億円に到達している。
    *2:2023年から自己資本比率が急落した理由は、半導体向け大型案件の増加によって契約負債・短期借入金が急膨張し、総資産が大きく拡大したことが主要因。急速な受注拡大の反動による低下とみてよい。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    野村マイクロ・サイエンスの平均年収は2022年まで610万~710万円で推移していたが、2025年には941万円に上振れしている。総合職の場合、30歳で600万~700万円ほど、課長職レベルで年収1,100万〜1,290万円が目安となる。平均年齢は41.5歳(2025年)と、大手企業の標準的な水準。

    ✔従業員数と勤続年数

    野村マイクロ・サイエンスの単体従業員数は406人(2025年)と少数精鋭の組織体制となっている。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は580人ほど。平均勤続年数は11.9年(2025年)と大手企業の標準的な水準を下回る。

    総合評価

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