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【勝ち組?】首都高速道路の就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

首都高速道路は、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県において高速道路を運営する高速道路管理会社。2005年に小泉内閣によって首都高速道路公団が民営化されたことで誕生。形式上は株式会社であるが、財務大臣および沿線自治体が全株式を保有する特殊会社となっている。NEXCO3社とは異なり、道路資産は当社自らが保有しており、料金収受と維持管理を一体で担う体制が採られている。首都高速は全国の高速道路の中でも特に都市部比率が極端に高く、トンネル・高架・ジャンクションが連続する複雑かつ老朽化の進んだ構造物を多数抱える。そのため、新規建設よりも維持・更新の重要性が高い特徴を備える。

POINT
  • 高速道路大手5社の一角、首都圏一円の高速道路を管理運営
  • 国・自治体が株主ゆえに利益度外視の事業展開、実は駐車場が利益の柱
  • 平均年収850万円と業界トップ、NEXCO3社と違い転勤範囲が狭く済む
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:69(上位)

    実質的な競合が存在しない事実上の独占企業。国策企業でありながらインフラ業界でも上位クラスの高待遇かつ首都圏勤務が確約されるため、長期的な人生設計を描きやすい。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:難関

    総合職の採用実績は年間30名~35名と、採用枠はかなり少ない。まず潰れることがない公益企業だけあってインフラ業界の志望者に併願されやすく、選考倍率は例年高い。
    採用大学:【国公立】大阪大学・名古屋大学・九州大学・北海道大学・千葉大学・埼玉大学・東京都立大学・東京科学大学・電気通信大学・名古屋工業大学など、【私立】慶應義塾大学・早稲田大学・東京理科大学・明治大学・立教大学・青山学院大学・学習院大学・日本大学・芝浦工業大学など(出典:マイナビ2027

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    首都高速道路の売上高は2020年に5,346億円まで増加*1したが、同年以外は3,500億~4,400億円レベルで安定的に推移している。営業利益は2021年・2023年のみ赤字転落しているが、同年を除けば0億~55億円ほどの水準で横ばいが続いている。
    *1:2020年に売上高が増加した理由は、高速神奈川7号横浜北西線の開通による道路資産完成高の急増が主要因。あくまでも会計処理上の一過性の計上であり、本業に大きな変化があったわけではない。

    ✔セグメント別の状況

    首都高速道路は、高速道路事業(高速道路の新設・改築・維持・修繕・災害復旧など)、受託事業(国・地方公共団体の委託による道路新設・改築・修繕など)、駐車場事業(都市計画駐車場・高架下等駐車場など)、その他事業(休憩所・高架下賃貸施設など)、の4事業を有する。
    当社は高速道路資産を自社で保有しており、建設・更新に要した資金を社債等により調達し、その償還原資として通行料金を徴収する仕組みの下で事業を行っている。料金水準は公共インフラとしての性格を前提に設定されており、維持管理費・更新投資・債務償還に充当される構造となっている。そのため、当社の利益源はサービスエリア・駐車場・高架下賃貸施設などに限られている。民営化企業の形式を取りながらも、実態としては国家および自治体のインフラ政策の担い手としての性質が色濃く、公共性・安全性・継続性を最優先する極めて特殊性が高い企業である。

    ✔最終利益と利益率

    首都高速道路の純利益は2021年・2023年に赤字転落*2しているが、同年を除けば0億~100億円ほどで推移している。営業利益率は限りなく0%前後で横ばいであるが、利益率を度外視した公益追及のビジネスモデルであるため問題はない*3。
    *2:2021年に純損失に転落した理由は、①COVID-19感染拡大に端を発した外出自粛による高速道路の行楽利用・出張利用の激減、②高速道路の料金収入が減少しても道路の維持管理費・点検費・補修費は殆ど変わらないコスト構造の硬直性、など。
    *3:当社は高速道路事業において「料金に利潤を含めない」制度設計となっており、利益拡大を追求していない。当社が回収した高速道路の料金収入は、高速道路を保有する日本高速道路保有・債務返済機構への賃借料支払いや高速道路の維持管理費・更新投資に充てられ、利潤とならない事情がある。

    ✔自己資本比率と純資産

    首都高速道路の自己資本比率は10%~19%の低水準での推移がつづいているが、これは当社特有の事情による*4。純資産は2023年から増加傾向にあり、2025年には801億円に到達している。
    *4:当社は都市部における高架・トンネル主体の高速道路を自社資産として保有しており、建設費・更新費が極めて巨額となる一方、その資金の多くを社債等の有利子負債によって賄ってきた経緯がある。このため、総資産規模に対して自己資本比率が低く算出されやすい構造にある(参考リンク)。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    首都高速道路の平均年収は820万~880万円ほどで推移しており、高速道路大手5社において平均年収が最も高い水準にある。総合職の場合、30歳で年収590万~670万円ほど、課長職レベルで年収1,000万~1,150万円が目安となる。40歳頃までは昇進・昇給に殆ど差がつかない人事・給与制度となっている。平均年齢は43.9歳(2025年)と大手企業の標準的な水準を僅かに上回る。

    ✔従業員数と勤続年数

    首都高速道路の単体従業員数は微増傾向が長期的に続いており、2025年は1,142人ほどの組織体制となっている。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は4,515人ほど。平均勤続年数は18.1年(2025年)と大手企業の標準的な水準を上回っている。

    総合評価

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