本レポートでは、印象論ではなく、データから就職偏差値と格付を評価しています。レポート末尾で、最終結論とその根拠を提示します。
企業概要
芝浦メカトロニクスは、半導体製造装置・FPD製造装置・券売機などを主力とする半導体製造装置メーカー。1939年に東京芝浦電気(現・東芝)のモータ部門が分離独立して設立。戦時中は軍需物資を生産したが、戦後には民間向けモータ生産へと転換。1980年代には半導体分野へと進出、半導体洗浄装置の生産を開始した。1998年には東芝メカトロニクスと合併、半導体製造装置・FPD製造装置の前工程〜後工程まで対応できる体制となった。現在では半導体洗浄装置やエッチング装置において世界的シェアを誇る。
・神奈川県が地盤の半導体製造装置メーカー、戦前に東芝から分離独立
・売上高・利益は2022年から急成長、財務健全性も改善傾向が進む
・平均年収887万円で福利厚生も良好、平均勤続年数20年以上と長い
就職偏差値と難易度
✔就職偏差値:65(中堅上位)
一般知名度は極めて低いが、有名企業・大企業勤務と遜色ない高待遇が得られる。サラリーマンとして安定した人生が得られるが、入社するには人並み以上の努力が必要だろう。
詳細な企業分析は以下の業績動向・社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。
✔就職難易度:中難易度
総合職の採用人数は年間5人~10人ほど。急成長中かつ高待遇だがニッチ企業ゆえに選考倍率は高まらない。総合職の出身大学も多岐に渡り、学歴にも寛容。優良な穴場企業。
採用大学:【国公立】京都大学・横浜国立大学・金沢大学・静岡大学・富山大学・横浜市立大学・電気通信大学・名古屋工業大学・豊橋技術科学大学など、【私立】慶応義塾大学・明治大学・中央大学・学習院大学・拓殖大学・関東学院大学・麻布大学・東京理科大学・工学院大学・白百合女子大学など(出典:マイナビ2026)
業績動向
✔売上高と営業利益
芝浦メカトロニクスの売上高は2020年まで420億〜530億円で推移していたが、同年以降は増加傾向。2023年には過去最高となる675億円に到達。営業利益は2021年から急増傾向にあり、2023年には過去最高となる116.8億円に到達。
✔セグメント別の状況
芝浦メカトロニクスは、ファインメカトロニクス事業(半導体洗浄装置・エッチング装置・半導体検査装置など)、メカトロニクスシステム事業(ボンディング装置・FPD製造装置・真空応用装置・太陽電池製造装置など)、流通機器システム事業(自動券売機・自動販売機など)、不動産賃貸事業(オフィスビル・土地の賃貸)、の4事業を有する。
当社は戦前に東芝のモータ部門が分離独立した企業であるが、現在では半導体メーカー向けの半導体洗浄装置・エッチング装置などが売上高・利益を支えている(参考リンク)。1970年代に参入した自販機・券売機分野については、2001年から子会社・芝浦自販機を通じて展開している。
✔最終利益と利益率
芝浦メカトロニクスの純利益は2021年まで9億~29億円で推移していたが、2022年からは急増。2022年には過去最高となる純利益91.9億円に到達している。営業利益率も右肩上がりで増加しており、2022年には17.8%に到達。
✔自己資本比率と純資産
芝浦メカトロニクスの自己資本比率は長期的な増加傾向にあり、2023年には42.4%となっている。純資産は右肩上がりの増加傾向にあり、2023年には387億円に到達。
社員の待遇
✔平均年収と平均年齢
芝浦メカトロニクスの平均年収は2021年まで690万円~730万円で推移していたが、同年以降は800万円台に上昇。2023年には平均年収887万円に到達しており、大手メーカーにも引けを取らない給与水準である。大卒総合職の場合、30歳で年収560万~630万円ほど、課長職レベルで年収950万~1,050万円が目安。
✔従業員数と勤続年数
芝浦メカトロニクスの単体従業員数は長期的に700人~880人ほどで推移しており、少数精鋭の組織体制となっている。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数も1,210人ほどに過ぎない。平均勤続年数は20.4年(2023年)と大手企業の標準的な水準を大きく上回っており、従業員の定着は良好である。
上記の公開データを総合的に踏まえた、企業としての実力値と就職先としての評価を、以下に最終的な評価結論として整理します。
総合評価
✓
大手・有名企業550社の実力と就職序列を
SSS~Fランクの21段階で格付しています。
✓
1社あたり平均800文字超で「企業としての実力」と「就職先としての魅力」を深掘り、企業理解を格上げします。
✓
いつでも登録解除可能です。期間の縛りはありません。
※登録方法・Q&Aはこちら
