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【勝ち組?】日本曹達の就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

日本曹達は、苛性ソーダ・農薬・医薬中間体などを主力とする化学メーカー。1920年に電解ソーダ法の開発者である中野友禮が苛性ソーダメーカーとして創業。1930年代にはソーダ需要の拡大によって事業規模を急拡大、新興財閥・日曹コンツェルンを築くに至る。終戦後には財閥解体の対象となるが、1950年代からは殺菌剤で再成長を経験。1970年代にはファインケミカル・樹脂添加剤・エンジニアリングなどに事業を多角化、1997年には半導体材料にも進出した。現在では工業薬品・農業化学品・医薬中間体・電子材料など多種多様な化学品を生産する。

POINT

・ソーダ分野に強い中堅化学メーカー、戦前に新興財閥を築いた名門
・売上高・利益は2022年に過去最高を更新、財務体質は健全な水準を維持
・平均年収900万円で福利厚生も良好、主力拠点は全国に分散

就職偏差値と難易度

✔就職偏差値:66(上位)

かなりの勝ち組サラリーマン。日系大企業としては上位級の待遇をしっかりと得られる。給与・待遇は大手企業の中でも上位クラス、満足度の高い人生を安定して歩むことができる可能性が高い。
詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

✔就職難易度:難関

総合職の採用数は年間10人~20人と企業規模の割には少ない。化学メーカーとしては一般知名度がそこそこあり、採用人数に少なさもあって選考倍率は高くなりやすい。
採用大学:【国公立】大阪大学・名古屋大学・神戸大学・広島大学・信州大学・岐阜大学・三重大学・東京都立大学・大阪公立大学・名古屋工業大学など、【私立】慶応義塾大学・早稲田大学・上智大学・青山学院大学・関西学院大学・日本大学・東京理科大学・金沢工業大学など(出典:リクナビ2026

業績動向

✔売上高と営業利益

日本曹達の売上高は2017年のみ1,728億円に増加した*1が、同年を除けば1,400億〜1,500億円ほどで推移している。1997年に過去最高となる売上高1,826億円を記録したが、その後は長期的に伸び悩んでいる。営業利益は2022年に過去最高となる168億円に到達、同年以降は130億~160億円ほどで推移している。
*1:2022年に売上高が増加した理由は、①世界的な作物価格の上昇による作付増加による除草剤・殺菌剤の販売好調、②原燃料価格の上昇を受けた販売価格の値上げによる増収、③為替レートの円安推移による為替効果など。
*2:2023年から売上高・利益が減少した理由は、①フランスの連結子会社・アルカラインの株式を独系化学メーカーに譲渡したことで連結除外となった点、②前年度における世界的な農薬需要急騰の一服、など。

✔セグメント別の状況

日本曹達は、ケミカルマテリアル事業(苛性ソーダ・青化ソーダ・液化塩素・塩酸・青酸カリ、半導体フォトレジスト材料・樹脂添加剤など)、アグリビジネス事業(殺菌剤・殺虫剤・除草剤など)、トレーディング&ロジスティクス事業(化学品・機能製品などの販売、倉庫・運送など)、エンジニアリング事業(プラント建設・土木建築)、エコソリューション事業(廃棄物処理・リサイクル)、の5事業を有する。
当社は戦前からソーダ工業を牽引してきた歴史を持つが、戦後には農薬・医薬中間体・半導体材料にも進出。特に農薬分野を担うアグリビジネス事業は売上高において最大を占めるまでに成長を果たしている。ただし、利益面においては今なおケミカルマテリアル事業が最大を占めており、化学分野における利益が屋台骨を支える構造となっている。同事業においては高利益率な半導体フォトレジストの拡販も進んでおり、新たな利益源として期待される状況。

✔最終利益と利益率

日本曹達の純利益は2020年まで55億〜70億円ほどで推移していたが、2022年には過去最高となる166億円に到達。同年以降は純利益150億~160億円で推移している。営業利益率は緩やかな増加傾向がみられ、2024年には10.3%となっている。化学メーカーとしてはやや高めの利益率であり、景気後退局面にも利益率が安定していることは長所であろう。

✔自己資本比率と純資産

日本曹達の自己資本比率は過去8年間に渡って63%〜67%ほどで極めて安定している。化学メーカーとしてはやや高めの水準であり、安定した利益体質を加味すれば財務健全性は大いに良好と評価できる。純資産は2020年から緩やかな増加傾向が続いており、2023年には1,894億円に到達している。

社員の待遇

✔平均年収と平均年齢

日本曹達の平均年収は2019年まで600万円台で推移していたが、同年以降は上振れ。2024年には平均年収905万円となっている。総合職の場合、30歳で650万~700万円ほど、課長職レベルで年収1,100万~1,250万円が目安となる。平均年齢は44.3歳(2024年)と、大手企業の標準的な水準をやや上回る。

✔従業員数と勤続年数

日本曹達の単体従業員数は1,280人~1,390人ほどで長期的に横ばいが続いている。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は2,430人ほど。平均勤続年数は20.0年(2024年)と、大手企業の標準的な水準を大きく上回っている。

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