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【勝ち組?】コーセーの就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

コーセーは、化粧品・コスメタリー製品を製造・販売する大手化粧品メーカー。1946年に小林孝三郎が化粧品メーカーとして創業。1950年代には店頭で商品説明・美容相談を担う美容部員『コーセービューティシャン』制度を導入し、実演販売を通じた販売体制を整えた。1963年には世界大手の仏・ロレアルと提携し、同社の技術を取り込みながら研究開発力を強化。1970年代にはグループ最高級ブランド『コスメデコルテ』を発売、その後はメイクアップ・美容液・ファンデーションなどへ商品領域を拡大した。1985年には化粧水『雪肌精』を発売し、後にアジア市場で支持される主力ブランドへと成長。2001年には仏・ロレアルと合弁解消を合意し、日本ロレアルを分離独立させた。現在では百貨店・直営店向けの高級ラインから、大衆向け低価格ラインまでを網羅する総合化粧品メーカーとして君臨。創業以来、小林家が経営を指揮する同族企業でもあり、長期的なブランド育成と研究開発を重視する経営姿勢に特徴がある。

POINT
  • 化粧品業界で資生堂に続く2位、アジア圏における高いブランド力に強み
  • 売上高・利益いずれも中国不振で減退、財務体質は極めて良好
  • 平均年収746万円と業界上位レベル、福利厚生もかなり良好
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:65(中堅上位)

    化粧品業界において資生堂に次ぐ事業規模を誇り、給与水準も大手メーカー並みの水準にある。特に女性から高い知名度とブランドイメージを獲得している点が強みとなる。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:最難関級

    総合職の採用実績は年間20名~30名と知名度の割には少なめ。一般知名度の高さから採用倍率は高い。総合職の出身大学はハイレベル大学が多く、採用数の約半数が大学院卒である。
    採用大学:【国公立】東京大学・大阪大学・東北大学・名古屋大学・筑波大学など、【私立】慶應義塾大学・早稲田大学・上智大学・青山学院大学・立命館大学・東京理科大学など(出典:マイナビ2028

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    コーセーの売上高は2018年に過去最高となる3,329億円に到達した*1が、2021年にはCOVID-19影響で2,249億円に下落している*2。同年以降は回復傾向にあり、2025年は売上高3,301億円となっている。営業利益は2018年に過去最高となる524億円を記録したが、同年以降はピークアウトしている。
    *1:2018年に売上高・営業利益が過去最高を記録した理由は、訪日中国人観光客による爆買い需要による恩恵。中国現地やアジア市場における販売好調、免税店販売の好調も追い風となった。
    *2:2021年に売上高が低迷した理由は、①COVID-19感染拡大期における外出自粛で化粧品需要が急減した点、②マスク着用やリモートワーク普及による化粧品使用頻度の低下、③決算期変更に伴い9ヵ月間での決算となったこと、など。

    ✔セグメント別の状況

    コーセーは、化粧品事業(高付加価値化粧品ブランド『コスメデコルテ』『アルビオン』『雪肌精』など)、コスメタリー事業(量販店・ドラッグストアなど向けの化粧品・シャンプー・クレンジング・日焼け止めなど)、その他事業(化粧品受注生産・アメニティ事業・不動産賃貸事業など)、の3事業を有する。
    当社の事業構造は、高級化粧品を担う化粧品事業と、量販店・ドラッグストア向け商品を担うコスメタリー事業を両輪として成立している。収益の中核を担うのは、『コスメデコルテ』『アルビオン』『雪肌精』などのハイプレステージブランドである。これらは百貨店・専門店において、専門教育を受けた美容部員による実演販売を通じて、高単価・高利益率を維持している。とりわけ『コスメデコルテ』は、当社の研究開発力とブランド育成力を象徴する存在であり、高機能スキンケアを中心に国内外で高い認知度を持つ。一方、コスメタリー事業では、化粧品・シャンプー・クレンジング・日焼け止めなどを展開し、量販店・ドラッグストア・コンビニを通じて幅広い消費者へ販売している。この多層的なブランド構成によって、富裕層向けから一般消費者向けまでを広く網羅しており、特定市場の不振がグループ全体へ直撃しにくい点は大きな強みである。一方、ブランド数が多いため、マーケティング・商品開発の経営資源が分散しやすく、ブランド間で顧客や販路が重複するリスクもある。

    ✔最終利益と利益率

    コーセーの純利益は2018年に過去最高となる370億円に達したが、2020年からは75億~190億円ほどで推移している。営業利益率も2018年には15.9%と高利益率を誇ったが、2025年は5.59%となっている*3。全盛期には及ばないが、化粧品メーカーとしては良好な利益率である。
    *3:当社の営業利益率が低下した要因は、かつてハイプレステージブランドの販売好調で高利益率を牽引した中国市場における販売縮小が主要因。現地化粧品メーカーの急激な追い上げに加えて、中国の景気減速による消費意欲の低迷も逆風となっている。

    ✔自己資本比率と純資産

    コーセーの自己資本比率は70%~74%ほどの高水準で安定的に推移している。有利子負債は7億円(2025年)に過ぎず、実質無借金経営を達成している。純資産は緩やかな増加傾向が続いており、2025年には過去最高となる3,047億円に到達している。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    コーセーの平均年収は2019年に867万円を記録したが、2025年は746万円となっている。総合職の場合、30歳で年収550万~650万円ほど、課長職レベルで年収980万~1,100万円が目安。ただし、ビューティーコンサルタント職は給与テーブルが異なる*4。平均年齢は40.5歳(2025年)と大手企業の標準的な水準よりもやや若め。
    *4:ビューティーコンサルタント職は子会社にあたるコーセー化粧品販売の所属となり、同社の給与テーブルが適用される。年収レンジは概ね300万〜400万円ほど。

    ✔従業員数と勤続年数

    コーセーの単体従業員数は2018年まで4,400人レベルで推移していた*5が、同年以降は850人〜1,280人ほどで推移している。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は8,566人ほど。平均勤続年数は12.8年(2025年)だが、化粧品業界としては長めの水準である。
    *5:2019年から単体従業員数が減少した理由は、組織再編に伴って従業員がグループ会社へ転籍したことが主要因。グループ全体の人員が同規模で減少したわけではない。

    総合評価

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