カテゴリー
商社

【勝ち組?】長瀬産業の就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

長瀬産業は、機能素材・化学材料・電子材料・日用品などを扱う化学系専門商社。1832年に長瀬伝兵衛が京都・西陣で染料問屋として創業。明治時代には西欧との染料貿易を手掛け、国内産業の近代化を支える化学品商社として発展した。1950年代には合成樹脂・化成品・電子材料・食品素材などに取扱領域を拡大し、染料商社から化学系専門商社へと変質。1970年代からは自社工場を開設し、酵素・樹脂・電子材料などでメーカー機能を取り込んだ。1990年代には研究開発機能を拡充し、開発・製造・供給まで担う事業構造を形成。現在では化学品・合成樹脂・電子材料・食品素材・バイオ素材を扱う化学系専門商社として知られ、国内外に100社超のグループ企業を擁する。

POINT
  • 大阪本社の老舗化学系商社、研究開発・メーカー機能も積極的に取り込む
  • 売上高・利益は過去最高圏で好調、財務基盤もかなり堅実寄り
  • 平均年収1,136万円と専門商社として上位レベル、理系採用に積極的
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:71(最上位)

    一般知名度は低いが、化学系専門商社としてはトップクラスの待遇を得られる。創業から約180年以上に及ぶ長寿企業として知られ、財務健全性の高さも相まって雇用安定性への期待値は高い。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:難関上位級

    総合職の採用数は年間20名〜35名、事務職の採用数は年間10名〜15名ほど。昨今の商社人気の高まりによって、当社の選考倍率も上昇しており難化傾向。
    採用大学:【国公立】一橋大学・大阪大学・北海道大学・神戸大学・筑波大学・広島大学・金沢大学・埼玉大学など、【私立】慶應義塾大学・早稲田大学・上智大学・同志社大学・関西学院大学・中央大学・法政大学・学習院大学・獨協大学・東京理科大学・椙山女学園大学など(出典:就職四季報)

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    長瀬産業の売上高は2021年に6,252億円に急落*1したが、同年以降は増加傾向に転換。2025年には過去最高となる売上高9,449億円に到達している*2。営業利益は2021年まで190億~255億円で推移していたが、同年以降は305億~390億円レベルに切り上がっている。
    *1:2021年に売上高が急減した理由は、COVID-19感染拡大によって主要顧客の自動車業界や印刷業界が低迷、樹脂・塗料などの販売が急落したことが主要因。
    *2:2023年から売上高が増加している理由は、①生成AIサーバー向け変性エポキシ樹脂の販売好調、②原材料価格の高騰による化学品・合成樹脂市況の上昇、③グループ会社・ナガセヴィータの食品素材・香粧品素材の販売拡大、④為替レートの円安推移による為替効果、など。

    ✔セグメント別の状況

    長瀬産業は、機能素材事業(塗料・樹脂・通信機材・フッ素ケミカル・シリコン材料など)、加工材料事業(熱可塑性樹脂・合成樹脂・樹脂成型機など)、電子・エネルギー事業(精密研磨材料・半導体アセンブリ材料・太陽光パネル・ディスプレイパネル装置など)、モビリティ事業(内外装素材・電動化製品・センサ・自動運転用製品など)、生活事業(食品・添加物・医療機器・医薬原料・飼料・化粧品など)、その他事業(情報処理サービスなど)、の6事業を有する。
    当社の事業構造は、化学品・合成樹脂・電子材料・食品素材・バイオ素材などを扱う化学系専門商社として成立している。最大の特徴は、単なる仕入販売型の商社ではなく、メーカー機能・研究開発機能を併せ持つ点にある。化学品専門商社として国内外の化学メーカー・素材メーカーと取引基盤を築く一方、グループ会社を通じて酵素・機能性樹脂・電子材料・食品素材などの製造も行っており、商社でありながら一部領域では開発・製造・供給まで担う事業構造を形成している。事業領域は幅広く、モビリティ、エレクトロニクス、生活関連、食品、医薬・バイオなど多岐にわたる。特に電子材料・機能素材では、半導体・ディスプレイ・スマートフォン・自動車電装化などの成長領域と関係が深く、単なる汎用化学品の取扱いにとどまらない高付加価値商材を扱っている。また、ナガセヴィータ(旧・林原)を傘下に持ち、トレハロースをはじめとする食品素材・バイオ素材分野にも強みを有している。

    ✔最終利益と利益率

    長瀬産業の純利益は2022年に過去最高となる259億円に到達したが、同年以降は220億~255億円で推移している。営業利益率は2%〜3%ほどで長期的に推移しており、ビジネス規模の大きさによって利益を確保する構造となっている。

    ✔自己資本比率と純資産

    長瀬産業の自己資本比率は45%〜55%のレンジで推移しており、専門商社としては高めの水準にある。安定した利益体質を加味すれば、財務健全性は大いに良好である。純資産は2020年まで3,000億円レベルで横ばいが続いていたが、同年以降は増加傾向。2025年には純資産4,064億円に到達している。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    長瀬産業の平均年収は2018年まで800万円台で推移していたが、同年以降は長期的な増加傾向が続いている。2025年には平均年収1,136万円と、専門商社としても高めの水準にある。総合職の場合、30歳で年収830万〜900万円ほど、課長職レベルで年収1,300万〜1,500万円ほど。

    ✔従業員数と勤続年数

    長瀬産業の単体従業員数は850人〜980人ほどで長期的に推移しており、2025年は948人の組織体制となっている。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は7,484人ほど。平均勤続年数は14.8年(2025年)と、大手企業の標準的な水準に留まる。

    総合評価

    格付・評価文は限定公開です

    SSS~Fランクの21段階評価で、企業の立ち位置を明確に示します。

    無料版では扱わない評価情報まで踏み込み、企業の実態に迫ります。

    公開データと独自取材・分析を統合、中立公正な評価を提供します。

    全業界580社以上を網羅的に比較し、企業理解を深められます。

    いつでも登録解除可能です。期間の縛りはありません。

    ※登録方法・Q&Aはこちら

    就職偏差値ランキング【完全版】はこちら!