本レポートでは、印象論ではなく、データから就職偏差値と格付を評価しています。レポート末尾で、最終結論とその根拠を提示します。
企業概要
ネスレは、スイスに本社を置く大手食品・飲料メーカー。1866年にアンリ・ネスレがベビーフードメーカーとして創業。1900年代にはミルク・コーヒー・菓子などを扱う総合食品メーカーへと躍進、ヨーロッパ全土のみならずアメリカ・アフリカ・アジアへと進出を果たした。150年以上の歴史の中で多数の同業他社を買収しており、現在では世界最大級の総合食品メーカーとして食品・菓子・乳製品・健康食品・ペットフードを幅広く展開。保有ブランド数は2,000以上に及び、世界188ヵ国で製品を販売している。
・スイスを代表する世界最大級の大手食品・飲料メーカー、全世界的に事業展開
・売上高・利益いずれも横ばいだが高利益率、財務体質は株主還元で後退
・30歳・担当職で700万強と日系大手並み、福利厚生は住宅補助が手厚い
就職偏差値と難易度
✔就職偏差値:72(最上位)
日本社会におけるサラリーマンの最上位クラスの待遇を得られる。勝ち組サラリーマンとして胸を張れる人生が得られるが、入社するには相当以上の能力もしくは運が必要。
詳細な企業分析は以下の業績動向・社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。
✔就職難易度:難関上位級
採用数は年間20人~30人と少ないが、世界的な外資系食品メーカーだけあって倍率は高い。外資系企業としては珍しく新卒採用にも力を入れており、例年インターンシップも開催される。
採用大学:非公開(出典:ネスレ日本採用情報)
業績動向
✔売上高と営業利益
ネスレの売上高は840億フラン~945億フランで長期的に安定した推移が続いている*1。営業利益も120億フラン~145億フランで横ばい。大手食品メーカーらしい成長も衰退もない安定企業である。
✔セグメント別の状況
ネスレは、飲料部門(ネスカフェ・ネスプレッソ・ミルクココア・大豆飲料など)、水部門(ミネラルウォーターなど)、乳製品部門(ミルク・練乳・ヨーグルト・デザートなど)、健康食品部門(サプリメント・コラーゲンペプチドなど)、食品部門(パスタ・スープ・即席麺・調味料など)、菓子部門(チョコレート菓子など)、ペット部門(ペットフード・ペット療養食など)、の7部門を有する。
当社は150年以上の歴史の中で数多くの同業他社を買収、現在では多種多様な製品を展開する総合食品・飲料メーカーとなっている。最大の稼ぎ頭は『ネスカフェ』などのコーヒーを得意とする飲料事業であるが、ペット事業も同事業に次いで売上高・利益を支える存在となっている。
✔最終利益と利益率
ネスレの純利益は2020年に169億スイスフランに達したが、同年以外は70億スイスフラン~120億スイスフランで安定。営業利益率は13%~16%ほどで長期的に安定しており、食品メーカーとしては傑出した利益水準を誇る。
✔自己資本比率と純資産
ネスレの自己資本比率は緩やかな減少傾向が続いており、直近の2023年には自己資本比率28.2%まで低下。純資産も減少傾向が続いており、過去8年間で300億スイスフラン近い減少となっている。いずれも株主還元の強化による減少であり、業績悪化が要因ではない*1。
*1:ネスレは2017年頃からアクティビストによる株主還元強化・資本効率の向上への要求に直面。かつては長期安定した経営のため高い自己資本比率を維持していたが、同年以降は大規模な自社株買いや配当によって純資産を減らしている事情がある(参考リンク)。
社員の待遇
✔平均年収と平均年齢
ネスレの平均年収は非公開。日本法人の場合、30歳の担当職レベルで700万~780万円ほど。マネージャークラスで980万~1,100万円ほど。外資系企業ではあるものの、給与制度と待遇は日系大手企業とそれほど変わらない。
[日本法人の個別データは非公開]
✔従業員数と勤続年数
ネスレの従業員数はグローバルで27万人レベルと、食品メーカーとしては世界最大規模の巨大組織。日本法人における従業員数はそれほど多くはなく、2,500人ほどと推定される。日本法人における平均勤続年数は非公開。
[日本法人の個別データは非公開]
上記の公開データを総合的に踏まえた、企業としての実力値と就職先としての評価を、以下に最終的な評価結論として整理します。
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