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【勝ち組?】タナベコンサルティングの就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

タナベコンサルティンググループは、中小企業・中堅企業向け経営コンサルティングを主力とする中堅コンサルティング会社。1957年に田辺昇一が京都府で経営相談所として創業。1958年には経営者向け『重役教室』を開始し、1959年には経営者組織『イーグルクラブ』を組織化。日本に経営コンサルティングという概念が十分浸透していなかった時代から、業界のパイオニアとして事業を拡大した。1960年代には東京・大阪などの主要都市への展開を開始し、1970年代には幹部候補生スクールなど人材教育・研修分野にも事業領域を拡大。2004年にはジャスダック証券取引所に株式上場を果たした。現在では取引実績社数が1.7万社を超え、戦略立案・デジタル・HR・ファイナンス・ブランドなど企業経営全般を支援する総合コンサルティンググループとして知られる。

POINT
  • 創業60年以上の経営コンサル会社、経営者目線のアプローチを重視
  • 売上高は増加傾向で利益も安定的、実質無借金経営で財務健全
  • 平均年収730万円、半期ごとの査定で年俸額が変動する実力主義
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:60(中堅)

    一般知名度は極めて低いが、中堅・中小企業を主要顧客とすることで独自の地位を築いた業界老舗として知られる。給与水準は中庸だが、総合コンサルとして多種多様な案件に携わることができる。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:難関

    総合職の採用数は年間20名〜25名と企業規模なり。昨今のコンサル人気によって選考倍率が高まっており、難化傾向。過去数年の倍率は50倍を超える水準にある。
    採用大学:【国公立】京都大学・九州大学・北海道大学・横浜国立大学・新潟大学・鹿児島大学・琉球大学・東京都立大学・兵庫県立大学など、【私立】早稲田大学・上智大学・明治大学・青山学院大学・法政大学・関西大学・日本大学・西南学院大学・愛知淑徳大学・東京理科大学など(出典:マイナビ2028

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    タナベコンサルティンググループの売上高は2021年まで90億円レベルで推移していたが、同年以降は増加傾向に転換。2025年には過去最高となる145.4億円に到達している*1。営業利益は2024年まで7.5億~11.5億円で横這いが続いていた*2が、2025年には15億円に上振れ。
    *1:当社の売上高が増加している理由は、①既存領域におけるコンサルティング需要拡大、②M&A投資によるグループ企業の増加、など。2021年1月にグローウィン・パートナーズおよびジェイスリー、2023年にカーツメディアワークスを連結子会社化している。
    *2:当社の営業利益が伸び悩んだ理由は、①コンサルタント増員に伴う人材採用・育成コストの増加、②新規コンサルティング領域への先行投資、③M&Aに伴うのれん償却費などの増加、など。

    ✔セグメント別の状況

    タナベコンサルティンググループは、経営コンサルティング事業(戦略・デジタル・財務・HR・ブランド分野における経営コンサルティング~実行支援など)のみの単一事業会社である。
    当社の事業構造は、中堅・中小企業を主要顧客として、経営戦略・DX推進・組織・人事・ファイナンス・マーケティング・M&Aなどを横断的に取り扱う総合コンサルティング会社として成立している。最大の特徴は、経営トップが抱える全社的な経営課題へ直接アプローチする「トップマネジメントアプローチ」にある。特に中堅・中小企業では、経営課題や意思決定権が社長を中心とする経営陣へ集中していることが多い。そのため当社は、経営陣が抱えるあらゆる経営課題に対応できる体制を整えることで、顧客企業との取引を多面的に拡大しやすいビジネスモデルを築いている。更に、案件の性質に応じて、各専門領域のコンサルタントを組み合わせる「チームコンサルティング」によって、経営戦略・人事・財務・DX・M&A・ブランドなどの専門人材がチームを組成し、戦略策定から現場への実装までを一気通貫で支援する。加えて、経営者向けセミナー・教育研修など会員制サービスも展開することで、顧客企業との中長期的な接点を維持している。

    ✔最終利益と利益率

    タナベコンサルティンググループの純利益は2024年まで4.9億~7.2億円で横這いが続いていたが、2025年は過去最高となる10.1億円に上振れ。営業利益率は7%~10%で横這いであり、コンサルティング会社としては中庸な水準。が、これは事業拡大への先行投資が嵩んでいる事情も大きい。

    ✔自己資本比率と純資産

    タナベコンサルティンググループの自己資本比率は2020年をピークに低下傾向だが、2025年においても74.3%と高水準を維持している。有利子負債を一括返済できる現預金を常に確保しており、実質無借金経営を達成している*3。純資産は2023年まで緩やかな増加傾向が続いていたが、同年以降は横ばい。
    *3:当社は有利子負債3.7億円(2025年)に過ぎない一方、手元の現預金が76.7億円(2025年)に達しており、負債に依存しない事業運営を実践している。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    タナベコンサルティンググループの平均年収は長期的に690万〜730万円で推移している。総合職の場合、入社1年目で年俸420万円が確約され、その後は個人業績に応じて年俸額が大きく変動する。実際にはコンサルタント職で年収500万〜900万円ほど、マネージャーレベルで年収800万〜1,200万円ほどが目安。

    ✔従業員数と勤続年数

    タナベコンサルティンググループの単体従業員数は2022年に388人に到達したが、2023年に急減している*4。2025年は49人の組織体制となっており、従業員の殆どは事業会社に属している。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は711人ほど。平均勤続年数は8.2年(2025年)と、あまり長くはない。
    *4:2023年に単体従業員数が急減した理由は、純粋持株会社体制への移行。コンサルタントなど実務を担う従業員を連結子会社・タナベコンサルティングの所属に改めたことで単体従業員数が急減した。

    総合評価

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