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【勝ち組?】エステーの就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

エステーは、消臭芳香剤・防虫剤・カイロ・除湿剤などを主力とする日用品メーカー。1946年に鈴木誠一が防虫剤メーカーとして創業し、戦後の衣類防虫需要によって事業規模を拡大。1970年代には生活水準の向上を受けて芳香剤事業に参入。1990年代には『ムシューダ』などの防虫剤商品を拡大し、衣類収納市場で存在感を高めた。1998年にはバブル期からの拡大路線の行き詰まりで経営危機に陥ったが、商品数・生産拠点を絞り込むことで収益構造を改善。特に消臭剤『消臭ポット』のヒットが業績回復を牽引し、経営再建に成功した。現在では、家庭内の空気・におい・湿気・虫害に対応する日用品メーカーとして、高いブランド認知を持つ。防虫剤分野で国内シェア首位、消臭芳香剤分野で国内シェア3位に位置している。

POINT
  • 消臭芳香剤メーカーとして著名、祖業の防虫剤では国内シェア首位
  • 売上高・利益いずれも横ばいで成長性は薄い、財務体質は極めて健全
  • 平均年収733万円と日用品メーカー準大手、一般知名度は極めて高い
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:62(中堅上位)

    日用品メーカーとして極めて高い一般知名度を誇るが、ニッチ分野に特化した事業展開ゆえに売上高は意外と小さい。実質無借金経営を達成しており、財務基盤は極めて強固である。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:やや難関

    総合職の採用人数は年間15人~20人と企業規模なりだが、毎年5名前後は大学院卒枠となっている。日用品メーカーとして著名であるだけに倍率・難易度は相応に高い。
    採用大学:【国公立】九州大学・広島大学・千葉大学・滋賀大学・静岡大学・信州大学・大阪公立大学・名古屋工業大学・東京農工大学・小樽商科大学など、【私立】早稲田大学・立教大学・青山学院大学・法政大学・同志社大学・関西学院大学・立命館大学・東京理科大学など(出典:マイナビ2028

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    エステーの売上高は440億〜490億円ほどでの長期的な横ばいが続いており、成長も衰退もない状況にある。2021年には過去最高となる売上高496億円に達した*1が、同年以降はやや減少傾向。営業利益は2021年に39.4億円に達したが、同年以降は下降傾向にある*2。
    *1:2021年の業績好調は、COVID-19感染拡大による巣籠もり需要・衛生意識の高まりによって、主力商品の消臭芳香剤・防虫剤の販売が好調となったことが主要因。
    *2:2022年から営業利益が減少傾向にある理由は、①世界的な原材料価格の高騰によるコスト上昇、②販売価格の値上げによる販売数量の減少、③物流費・人件費などの上昇による販売管理費の増加、など。

    ✔セグメント別の状況

    エステーは、生活日用品事業(消臭芳香剤・防虫剤・カイロ・家庭用手袋・除湿剤などの製造販売、業務用芳香剤・消臭剤)のみの単一事業会社である。
    当社の事業構造は、消臭芳香剤・防虫剤・脱臭剤・除湿剤・カイロ・手袋など、家庭内の生活環境を整える日用品を幅広く展開することで成立している。家庭内のにおい・湿気・虫害などの小さな不快を解決するニッチ領域に経営資源を集中しており、『消臭力』『ムシューダ』『脱臭炭』『ドライペット』『オンパックス』など、用途ごとに認知度の高いブランドを有する。最大の柱は、トイレ・玄関・リビング・車内・ゴミ箱・冷蔵庫に用いる消臭芳香剤であり、売上高の約44%を占める中核領域となっている。当社の消臭芳香剤は家庭内のさまざまな場所で発生するにおいの悩みに対応しており、生活者のリピート需要を取り込みやすい点が特徴である。残る売上高の約56%は、防虫剤・カイロ・手袋・除湿剤などが分け合っており、季節性のある商品を複数抱えることで、年間を通じた需要を確保している。

    ✔最終利益と利益率

    エステーの純利益は長期的に11億~28億円ほどで横ばいが続いていたが、2025年には過去最高となる28.3億円に到達している。営業利益率は長期的に5%~7%ほどで推移しているが、2024年・2025年は3%台にやや低下している。

    ✔自己資本比率と純資産

    エステーの自己資本比率は長期的に60%~75%レベルで安定的に推移しており、2025年は71%となっている。実質無借金経営を達成しており、財務健全性は非常に高い*3。純資産は緩やかな増加傾向にあり、2024年には338億円に到達している。
    *3:当社は有利子負債5.1億円(2025年)に対して手元の現預金が98億円(2025年)に達しており、有利子負債を手元資金が上回る実質無借金経営として知られる。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    エステーの平均年収は長期的に670万~735万円ほどで推移しており、業績変動に対して給与水準はかなり安定している。総合職の場合、30歳で年収530万~630万円ほど、課長職レベルで850万~950万円ほどに達する。平均年齢は42.1歳(2025年)と大手企業の標準的水準にある。

    ✔従業員数と勤続年数

    エステーの単体従業員数は2021年まで増加傾向にあったが、同年以降は横ばい。2025年は451人の組織体制となっており、知名度の割には小規模な組織である。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は814人ほど。平均勤続年数は2023年まで17年前後で推移していたが、2025年は15.2年にやや後退。

    総合評価

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