どのような会社であっても転職活動においては面接は必ず避けられないものです。面接を突破できるだけの準備なくして転職の成功はないとすら言えるでしょう。
今回は、転職面接でよく聞かれる30の質問について、具体的な回答例文付きで徹底解説します!是非、転職活動の面接前に回答を考えることに活用してみてください。
- 自己紹介をしてください
- あなたの強みは何ですか?
- あなたの弱みは何ですか?
- 自分自身をどのような人物であると考えていますか?
- 志望動機を教えてください
- 当社のどこに魅力を感じましたか?
- 当社でどんな仕事がしたいですか?
- 同業他社ではなく、なぜ当社を志望するのでしょうか?
- 当社で働くことに不安な点はありますか?
- あなたのスキルの中で、当社で活かせるものは何ですか?
- あなたの専門知識について教えてください
- あなたの語学力について教えてください
- なぜ転職をしようと思ったのですか?
- なぜこの業界に転職しようと思いましたか?
- 前職を退職後に空白期間がある理由は何ですか?
- 転職活動で最も重視していることは何ですか?
- 周囲の同僚からは、どのように評価されていますか?
- チームではどのような役回りになることが多いですか?
- 仕事で大きな失敗を経験したことはありますか?
- 部下・後輩とどのように接していますか?
- これまでに直面した難題をどのように解決しましたか?
- あなたのキャリア目標は何ですか?
- あなたは目標達成のためどのような努力をしていますか?
- 5年後のあなたはどのようなことをしていますか?
- あなたの給与の希望は?
- 残業や休日出勤は可能ですか?
- 転勤が発生した場合は対応できますか?
- ほかに選考を受けている会社はありますか?
- 内定を出した場合、入社していただけますか?
- 最後に質問はありますか?
自己紹介に関する質問
1. 自己紹介をしてください
自己紹介は、あなた自身を売り込むチャンスであると共に、面接開始後の会話のきっかけをつかむ鉄板の質問です。今までの経歴を具体的かつ簡単に紹介しつつ、あなたの経験や意欲をアピールすることで、好印象を与えるようにしましょう。
■例文)経験とスキルをアピール
「〇〇大学〇〇学部を卒業し、新卒で△△株式会社に入社しました。これまで5年間に渡って経営企画業務を担当し、家電事業部の中長期計画を策定してまいりました。この経験を通じて企画提案スキルを得ると共に、関係部署との折衝スキルを身につけました。現在は、新しい環境で更なる成長を目指し、転職活動を行っています。」
■例文)ビジョンの一貫性をアピール
「〇〇大学〇〇学部を卒業後、株式会社□□人事部において『人事を通して従業員の幸福に貢献する』目標に向かって邁進してきました。現職での採用活動の経験を活かして、まずは貴社の人事部門で新卒採用に従事したいと考えております。将来的には採用・制度・労務・給与などの人事領域を一気通貫で担える人材となることで、貴社の発展に貢献したいです。」
2. あなたの強みは何ですか?
あなたの自己理解度と業務貢献力を測るための質問です。自分の強みとなる能力・スキルを具体的に述べたうえで、過去のエピソードを織り交ぜながら回答できるように準備しましょう。
■例文)問題解決力がある
「私の強みは、問題解決能力です。以前、新規システムの立ち上げプロジェクトで、納期が迫っているにも関わらず、システムに不具合が発生し、プロジェクトがストップしかけたことがありました。私は、関係者を集めて議論することで原因を特定。関係各部署と連携して迅速に解決策を導き出し、早期解決へと導きました。問題が発生した際に、落ち着いて状況を判断し、最善の解決策を導き出すことができる点が、私の強みです。」
■例文)目標達成能力がある
「私の強みは、目標達成能力です。一度目標を設定したら、最後までやり遂げることを心がけています。現職では、新規顧客獲得10件/月という目標を達成するため、顧客訪問数・テレアポ数のデイリー目標を設定して日々の行動を管理することで、目標を達成することができました。目標に向かって粘り強く努力し、最後までやり遂げる力が私の強みです。」
3. あなたの弱みは何ですか?
あなたが自分のことをどれだけ客観的に見ているか、その弱みをどのように克服しようとしているかを見るための質問です。仕事における自分の弱さをさらけ出したうえで、改善に向けた努力を具体的に話せるようにしましょう。
■例)慎重すぎる
「私は、物事を慎重に考えすぎる傾向があります。そのため、決断を下すまでに時間がかかってしまうことがあり、周囲に迷惑をかけてしまうことがあります。しかし、その反面、慎重な性格のおかげで、ミスを少なくしたり丁寧な計画立案が得意です。今後は、より迅速な判断ができるよう、状況に応じて決断力をつけるための訓練を積んでいきたいと考えています。」
■例)プレゼンが苦手
「私は、人前で話すことが苦手で、特にプレゼンテーションとなると緊張してしまい、うまく言葉が出てこないことがあります。しかし、重要な情報を正確に伝えるためには、プレゼンテーション能力は不可欠だと考えています。そのため、同僚と週2回以上のプレゼンテーションの機会を作り、練習を重ねることで克服しようと努めています。」
4. 自分自身をどのような人物であると考えていますか?
あなたの自己認識力や、企業文化へのフィット感を測るための質問です。単に自分の長所だけを羅列するのではなく、具体的なエピソードを交えながら、あなたの価値観や仕事に対する姿勢をアピールすることが大切です。
■例)変化を恐れない
「私は、変化を恐れずに新しいことに挑戦することが好きです。現職では、総務担当でありながら新卒採用も担当することになり、最初は戸惑いました。しかし、積極的に自主学習に励み、周囲のサポートも得ながら、短期間で業務を習得することができました。貴社のような変化が早い成長企業において、スピード感をもって新しい業務にも前向きに挑戦したいと考えています。」
■例)人と接することが好き
「私は、人と接することが好きで、様々な人と円滑なコミュニケーションを取ることができます。以前、異なる部署のメンバーと共同でプロジェクトを進める際にも、それぞれの意見を聞きながら、共通の目標に向かってチームをまとめることができました。新しい環境でも、すぐに周囲の人と馴染むことができ、チームの一員として早々に成果に貢献できると思います。」
志望動機に関する質問
5. 志望動機を教えてください
転職活動においては必ず聞かれる鉄板の質問であり、志望者の本気度を測るための質問です。具体的な経験やスキルを結びつけ、なぜその会社で働きたいのかを明確に伝えることが重要です。
■例)キャリアプランとの合致
「私は、将来的に電子設計分野で専門性を高め、製品開発を主導できる人材として活躍したいと考えています。貴社は電子部品の分野におけるリーディングカンパニーであり、今回応募した求人はまさに私の電子設計スキルが生かせる内容でした。貴社であれば、今まで培ってきた設計スキルを活かして事業に貢献しつつ、最先端の技術開発に携わることができると考え、志望いたしました。」
■例)具体的な事業への参画意欲
「貴社の新車開発に参画したいと考え、志望いたしました。私は、現職の鉄鋼メーカーで自動車向け鋼板開発に携わり、超高張力鋼板技術により自動車の軽量化に貢献してきました。その時に、自動車メーカーの裾野の広さと社会的インパクトの大きさに感銘を受けた次第です。そのため、今回の転職では『自動車メーカーの一員として新車開発に携わる』ことを目指している次第です。」
6. 当社のどこに魅力を感じましたか?
あなたの志望度合いと本気度を測るための質問です。事業内容や求人内容への深い理解を示しつつ、自分がいかにマッチしているかを伝えられるように工夫して回答しましょう。
■例)ビジョンへの共感
「貴社の『食を通じて、社会に貢献する』というビジョンに強く共感しました。私は、以前から外食業界に興味があり、貴社のサービスが業界内でもトップクラスの水準にあると伺っています。特に、新業態出店プロジェクトに感銘を受け、私もその一員として貢献したいと思い、応募しました。私のこれまでの経験を活かし、貴社のビジョン実現に向けて力を尽くしたいと考えています。」
■例)企業の強みへの共感
「貴社の『個人顧客への営業力』という強みに非常に魅力を感じています。特に、個人顧客の獲得数・取扱件数の増加ペースは不動産業界内でも際立っており、貴社の卓越した営業力の高さを物語っていると思います。私は、このような成長企業において、現職で培ってきた自分の営業力を活かして事業拡大に貢献したいと考えています。」
7. 当社でどんな仕事がしたいですか?
あなたが求人内容に対してどれだけマッチした人材かを確かめるための質問です。求人職種での自分の貢献ポイントをアピールしつつ、将来的に大きな活躍ができるポテンシャルを感じさせるように回答しましょう。
■例)主力事業・製品への参画意欲
「貴社の〇〇という製品は、革新的な技術とデザインの融合によって市場に大きなインパクトを与えており、ぜひ携わりたいと考えています。私は、現職においてスマホアプリ開発に従事しており、特にUI/UXデザインに力を入れていました。貴社の製品は、まさに私が目指すユーザー視点に立った製品であり、開発に携わることで、自身のスキルアップにもつながると確信しています。」
■例)求人内容への共感
「貴社の求人である宣伝広告部において、私の現職における広報経験を活かしたテレビCMの企画立案がしたいと考えています。貴社は飲料メーカーとして数多くのテレビCMを活用しており、ダイナミックな広告活動ができる点に魅力を感じています。現職の経験を活かしながら、製品認知度の向上と売上高の拡大に貢献できるよう広告活動を展開したいと考えています。」
8. 同業他社ではなく、なぜ当社を志望するのでしょうか?
答えにくい質問にも論理的かつ説得力をもって答えられるかを試す質問です。あらかじめ「応募先企業の特徴」や「同業他社との相違点」を調べておかないと回答が難しい質問であるため、しっかり面接前に準備をしておきましょう。
■例)特定の業務に携わりたい
「貴社は、新興国における資源開発で急成長を遂げており、その将来性に大きな期待を抱いています。私は現職でベトナムに駐在していましたが、新興国の発展スピードの速さに圧倒されるばかりでした。貴社であれば新興国の発展への貢献を果たしつつ、更なる事業拡大ができると信じております。現職での駐在経験を活かして貴社の成長を支え、共に未来を切り開いていきたいと考えています。」
■例)過去の経験を活かしたい
「貴社は、同業他社にはない『独自のパン製法と顧客認知度の高さ』という強みを持っていると感じています。特に、高級食パンのブランド化という取り組みは、業界全体のトレンドを牽引しており、非常に革新的な試みだと考えています。私は、これまでの経験で培った食品営業のスキルを活かし、貴社のこの取り組みをさらに発展させたいと考えています。貴社の『おいしさで幸せを届ける』ビジョンにも共感しており、私のキャリアパスと合致していると感じています。」
9. 当社で働くことに不安な点はありますか?
あなたの正直さと自己認識力、そして転職の本気度を測るための質問です。正直に答えることが大切ですが、前向きな入社意欲も添えて話すと好印象でしょう。
■例)企業文化の違い
「正直なところ、貴社ほど大規模な組織での仕事は初めてなので、企業文化や社内ルールに戸惑うことがあるのではないかと少し不安です。しかし、これまでの説明会で、貴社の充実した研修制度や、先輩社員の方々のサポート体制を拝見し、この不安を克服できるのではないかと考えています。積極的にコミュニケーションを取り、早くチームに溶け込めるよう努力したいと考えています。」
■例)新しい人間関係への不安
「前職では新しい人間関係に溶け込むことが遅い点に課題を感じており、貴社に早く馴染めるかが不安です。しかしながら、貴社でプロジェクトマネジメントを担当することで様々な部署と関わりを持ち、この課題を克服できるのではないかと考えています。ぜひ今回の転職を機に、この点を克服したいです。もちろん、初めから完璧にできるわけではありませんが、積極的に学び、成長することで、必ず克服できると信じています。」
スキル・経験に関する質問
10. あなたのスキルの中で、当社で活かせるものは何ですか?
あなたのスキルと企業の求める人物像とのマッチングを測るための質問です。これまでの経験やスキルを具体的に説明し、それがどのように企業に貢献できるのかを明確に伝えましょう。
■例)問題解決力とチームワーク
「私の強みは、問題解決能力とチームワークです。以前、現職での新工場稼働プロジェクトにおいてシステムの不具合が発生し、納期が迫っているという危機的な状況に直面しました。私は、冷静に状況を分析し、原因を特定。チームメンバーと協力し、迅速な対応策を講じることで、問題を解決し、プロジェクトを成功に導きました。貴社の今後の海外展開においても、同様の状況が発生する可能性があると想定しています。私の問題解決能力とチームワーク力を活かし、開発の効率化に貢献したいと考えています。」
■例)技術力とコミュニケーション能力
「私の強みは、AI技術に関する深い知識と、それをわかりやすく伝えるコミュニケーション能力です。以前、大手メーカー向け独自AIシステムを開発する際、技術的な課題に直面したチームメンバーに対して、丁寧に説明し、理解を深めてもらうことで、スムーズな開発を進めることができました。貴社の統合基幹システム製品についても、高度な技術力が求められると認識しています。私の技術力とコミュニケーション能力を活かし、開発チームをサポートし、製品の品質向上に貢献したいと考えています。」
11. あなたの専門知識について教えてください。
あなたの専門知識の深さと、それがどのように仕事に活かされるのかを問う質問です。単に知識を羅列するだけでなく、過去の経験や具体的な事例を交えながら、あなたの専門性をアピールすることが重要です。
■例)前職経験による専門性
「私の専門は貿易管理です。特に、海上コンテナを用いた輸出入分野に強く、現職では10年以上に渡って50ヵ国以上への輸出入を経験してまいりました。アフリカ地域など滅多に輸出入がないエリアへの輸出にあたっては、外資系の大手物流会社と事前に相談を進めることで課題解決に貢献しました。今回応募した貴社の貿易管理部の求人であれば、私の専門知識を活かせると思い、非常に興味を持っています。」
■例)研究分野による専門性
「私の専門は食品添加物です。大学院時代から食品安全性という分野の研究を行っており、『食品添加物の複合影響と安全性』という論文を発表しました。一方で、食品安全性と美味の両立については、まだ知見が浅いために日々学習を続けています。食品メーカーである貴社の研究開発職であれば、私の専門知識を活かしつつ、弱みを克服する機会になると考えています。」
12. あなたの語学力について教えてください。
あなたの語学力を確認するための質問です。具体的な語学資格であったり海外経験を交えながら説明することで、グローバルに活躍できる人材であることをアピールしましょう。
■例)英語が得意
「私の語学力は、英語が得意です。TOEICのスコアは700点で、日常会話はもちろん、ビジネスレベルでの読み書きも可能です。前職では、海外のクライアントとのメールやり取りや、国際会議への参加経験があります。特に、新しい現地法人設立プロジェクトでは、英語でプレゼンテーションを行い、クライアントから高い評価を得ました。貴社の海外事業展開に、私の語学力が貢献できると考えています。」
■例)英語以外の外国語も得意
「私の語学力は、英語に加えて、スペイン語も得意です。DELEスペイン語検定C1という資格を取得しており、メキシコでインターンシップを経験したことがあります。スペイン語は、南米地域での事業展開やスペイン語話の取引先との折衝において特に役立つと考えています。貴社のグローバルなビジネス展開において、私の多言語能力が貢献できると考えています。」
転職理由に関する質問
13. なぜ転職をしようと思ったのですか?
あなたの価値観や仕事に対する姿勢、そして入社意欲を測るための質問です。前職・現職への不満からくる転職は悪印象になりがちなので、前向きなモチベーションからくる転職意欲を示すと良いでしょう。
■例)キャリアアップしたい
「私は過去10年間に渡って営業スキルを磨いてきましたが、現職の半導体メーカーは『既存顧客向けの受けの営業』に限られており、キャリアアップの機会が限られていました。そのため、貴社においては新規顧客の開拓に携わり、『攻めの営業スキル』を習得したいと考えています。また、営業戦略の策定に携わることができる点にも魅力を感じています。営業スキルを活かして事業発展に貢献すると共に、より営業としての専門性を高めるために転職を決意しました。」
■例)新たなスキルを習得したい
「現職の人事部では、新卒・中途採用のスキルを身につけることができましたが、5年以上も同じことを繰り返してきたため、新しいことに挑戦したい気持ちが強くなっています。そのため、貴社ではこれまでの採用経験を活かしながら、新しく労務管理・給与計算なども経験したいと考えています。これまでの人事経験を活かして貴社に貢献しつつも、新しいスキルを習得することで幅広い業務を担当できるようになりたいと考えています。」
14. なぜこの業界に転職しようと思いましたか?
異業界への転職を目指している場合によく聞かれる質問です。異業界への転職理由を明瞭に示しつつ、その業界で何をしたいのかを具体的に説明することが大切です。
■例)専門性と重ね合わせる
「私はこれまでメーカーの人事部門でスキルを磨いてきましたが、より高い専門性を習得したいと考えています。そのため、人材業界の採用コンサルタントへと転職することで、幅広い業界の人事動向を学ぶことができると考えています。将来的には、あらゆる業界に採用アドバイザリーを提供できる専門性を目指していきます」
■例)業界動向への関心を示す
「これまで私はソフトウェア業界においてC言語・Java・Pythonを用いた開発を主導してきましたが、自動車業界のトレンドであるコネクテッドカー技術に興味を持っています。極めて複雑な最終製品である自動車へのソフトウェア適用はまさに最先端の技術領域であり、今までの経験を活かして貴社のコネクテッドカー開発に貢献したいと考えています。」
15. 前職を退職後に空白期間がある理由は何ですか?
離職後に空白期間がある場合、企業側は「健康・精神面の弱さ」や「計画性がない」ことを心配して、この質問をしてくることが多いです。計画性のなさ・健康不安などネガティブな要素にフォーカスしすぎず、できるだけ前向きな理由を述べると企業側は安心します。
■例)転職を確実に成功させるため
「在職中は残業時間が月80時間を超えるほどに多忙だったため、転職活動を両立できない状態でした。これからの人生を大きく左右する転職活動をそのような状態ですることは大きなリスクであるため、退社をしてから転職活動を始めました。もちろん空白期間の長期化はブランクになってしまいますので、3か月以内には次の転職先を見つける覚悟です。」
■例)空白期間でスキルを得るため
「転職を機に、自分の弱みであった英語力を鍛えるために敢えて早期退職しました。退職後はフィリピンへ語学留学に3か月ほど渡航して、ビジネスレベルの英語力を鍛えることができました。新たに得た語学力を武器に、次の会社ではグローバルに活躍することを決意しています。」
16. 転職活動で最も重視していることは何ですか?
あなたの転職への価値観と本気度を測るための質問です。年収や企業規模などの生々しい理由ではなく、前向きかつ誠実な理由付けをあらかじめ考えておくと好印象を得やすいでしょう。
■例)キャリアアップを重視するケース
「転職活動では、キャリアアップの機会を最も重視しています。これまでのコンサルティング業界におけるアドバイザリー経験を活かしながら、今度は事業会社において変革を自らリードしていきたいと考えています。貴社の経営企画部門は、まさに私のキャリアプランに合致しており、ここでなら、専門性を深め、将来のキャリアパスを開拓できるのではないかと期待しています。」
■例)私生活との両立を重視するケース
「転職活動では勤務地を最も重視しています。夫の勤務地の事情から埼玉県内でなければ仕事と家庭の両立が難しいため、前職を離れざるを得ませんでした。今回の転職では埼玉県内の会社に転職することで、キャリアと家庭をしっかり両立させていきたいと考えています。」
ポテンシャルに関する質問
17. 周囲の同僚からは、どのように評価されていますか?
あなたの対人関係能力やチームワークを測るための質問です。具体的なエピソードを交えながら、周囲からの客観的な評価と自身の強みをアピールしましょう。
■例)コミュニケーション能力の高さ
「周囲からは、コミュニケーション能力が高いと評価されています。異なる部署との連携が特に必要となる新製品発売プロジェクトでは、営業・生産・店舗など各部門の関係者との間で円滑なコミュニケーションを取り、販売目標の達成へと導いています。新人社員には積極的に指導を行い、チームの一員として成長をサポートすることも心がけています。」
■例)チームワークを重視する姿勢
「周囲からは、チームワークを大切にする人物として評価されています。現職では主力工場が震災で稼働停止に直面した際、関係部署から派遣されたチームメンバーと協力し、それぞれの強みを活かして早期生産再開へと導いた経験があります。単に協力するだけでなく、メンバーそれぞれの本音を聞き出すことで、関係者全員が不満を抱かないように配慮をしたことが成功要因だったと思います。」
18. チームではどのような役回りになることが多いですか?
あなたが集団行動において、どのような役目を果たしてきたのかを測るための質問です。過去の経験を引用しながら、自分がチームへ貢献してきた実績を具体的に伝えられるようにしましょう。
■例)リーダーシップを発揮するタイプ
「私は、チームのために積極的にリーダーシップを発揮するタイプです。前職での新店舗の立ち上げでは取りまとめ役を担い、企画・営業・物流など関係メンバーとの調整を進めてきました。定例会の場を設定するだけでなく、必要に応じて自分自身でもメンバー間の調整役を担うことで円滑な準備に貢献してきました。貴社でも、チームの目標達成に貢献したいと考えています。」
■例)サポート役を担うタイプ
「私は、チームメンバーのサポートを積極的に行い、チーム全体の成果に貢献したいと考えています。現職における営業事務では、顧客折衝をおこなう営業マン向けの資料作成と見積書作成を行い、チームメンバーからの信頼を得ることができました。私は、自分の強みを活かして、チーム全体の底上げに貢献したいと考えています。」
19. 仕事で大きな失敗を経験したことはありますか?
過去の失敗からどのように学び、成長してきたかを見極めるための質問です。失敗を恐れて隠すのではなく、誠実に答え、そこから得られた学びをアピールすることが大切です。
■例)具体的な失敗とそこから得た学び
「はい、一度大きな失敗をしたことがあります。新規WEBサイトのオープンにおいて納期までに作業が間に合わず、クライアントにご迷惑をおかけしました。原因は、外注先の開発計画の見込み違いと、クライアントとの納期感のコミュニケーション不足でした。この経験から、計画の重要性と、関係者との連携の大切さを痛感しました。以降、プロジェクトの開始段階から、綿密な計画を立て、定期的にチームメンバーと進捗状況を共有するよう徹底しています。」
■例)失敗からスキル習得へつなげた
「一度、海外のお客さまとのコミュニケーションができず、誤った商品を納入してしまう失敗がありました。その失敗は、私の英語の聞き取り能力の不足が原因でした。この経験を機に、英語の聞き取り能力を習得するために、オンライン英会話を半年間かけて毎日するようにしました。その結果、TOEICスコアが500点から750点まで上げることができ、自身の成長を実感しました。」
20. 部下・後輩とどのように接していますか?
あなたのリーダーシップ、コミュニケーション能力、そして人材育成に対する考え方を見るための質問です。部下・後輩に対する優しさと厳しさ、成長をサポートしてきた実績をアピールできると良いでしょう。
■例)目標設定と成長を支援するタイプ
「私は、部下・後輩には、まず目標を明確に設定してもらうことを大切にしています。そして、その目標達成のために、必要な知識やスキルを身につけるためのサポートを行います。月1回以上の定期的な面談を通して、進捗状況を確認し、必要なアドバイスや指導を提供しています。目標達成に向けた彼らの成長を、一緒に喜びたいと考えています。」
■例)モチベーションを高めるタイプ
「私は、部下・後輩のモチベーションを高めることを大切にしていました。まずは達成感を感じられるように仕事を任せ、小さな成功体験を積み重ねてもらうことで、自信を持って仕事に取り組めるようにサポートしてきました。また、定期的に目標達成の機会を設け、モチベーションを維持できるように努めています。」
21. これまでに直面した難題をどのように解決しましたか?
あなたの問題解決能力や、困難な状況下での対応力を見るための質問です。過去の経験を具体的に挙げたうえで、自分が何を考えてどう問題を解決したのか、その過程と結果を説明することが重要です。
■例)チームの難局を切り抜けた経験
「以前、大規模なプロジェクトで、納期が迫っているにも関わらず、メンバー間の連携がうまくいかず、目標達成が危ぶまれていました。そこで、まず各メンバーの意見を聞き、それぞれの強みと弱みを把握しました。その後、チーム全体の目標を明確にし、各メンバーの役割分担を再調整しました。定期的な進捗報告会を実施し、問題点を共有することで、チーム全体の士気を高め、最終的には目標を達成することができました。」
■例)クレーム対応の経験
「ある顧客から、製品の品質クレームを受けました。顧客は非常に怒っており、関係修復が難しい状況でしたが、まずは直接訪問させていただき、顧客の話を顔を突き合わせて丁寧に聞き、誠意を持って謝罪しました。その後、ただちに原因を究明し、改善策を提案しました。再発防止策についても具体的に説明し、信頼回復に努めました。結果、顧客との関係は修復され、以降も良好な取引を続けることができております。」
将来ビジョンに関する質問
22. あなたのキャリア目標は何ですか?
あなたの将来設計力を測ると共に、目標に向けてコツコツ努力できる人かを確かめるための質問です。目標設定を示したうえで過去の行動を具体的に挙げ、自分で掲げた目標に向かって努力していることをアピールしましょう。
■例)夢に向けた行動の一貫性を示す
「これまでのキャリアを通じて、電子設計の経験を積んできました。学生時代から電子設計に一貫して携わってきたこともあり、将来的には、BtoCの複雑な最終製品の電子設計をリードできるエンジニアになりたいと考えてきました。そのために、現職では家電メーカーで洗濯機の電子設計に携わると共に、次は貴社において自動車の電子設計に携わりたいと考えています。」
■例)将来目標と経験の一貫性を示す
「私は将来的に『事業拡大のための経理業務をリードできる人材』になりたいと考えています。現職ではメーカーの経理担当として決算業務に携わると共に、日商簿記1級を取得しました。今回の求人における全社予算管理担当であれば、より戦略的な予算管理の経験が積めるうえ、前職の決算業務の経験を活かして、貴社の業績拡大に貢献できると考えております。
23. あなたは目標達成のためにどのような努力をしていますか?
将来目標に向けて主体的に努力できる人かを確かめるための質問です。これからする努力だけでなく、過去の行動を具体的に挙げて今も目標に向かって努力していることをアピールしましょう。
■例)今までしてきた努力を具体的に述べる
「私は『会社関係の法的問題に広く対応できる人材になる』ため、現職において公私ともに努力してきました。会社では担当の契約書策定だけでなく、上司にお願いして労働問題や訴訟対応にも参画しています。私生活では、ビジネス法務検定1級を取得すると共に、将来的には司法書士の合格を目指して勉強を続けています。」
■例)具体的な目標設定と行動を示す
「私は『会社の営業成績トップ3に入る』ため、試行錯誤を重ねています。新規顧客の開拓のために毎日3件以上の見込み客との面談をこなし、週末には同僚とのロープレ会を主催して成約までの訓練をしています。既存顧客を離さないために月1回は御用聞きをするようにしています。これにより、現職では営業成績12位まで到達しています。」
24. 5年後のあなたはどのようなことをしていますか?
あなたの将来ビジョンを確かめつつ自社とのマッチングを測るための質問です。自分が抱いている将来ビジョンを具体的に説明することで、転職後の活躍をイメージできていることをアピールしましょう。
■例)リーダーシップの発揮
「5年後には、貴社で個人向け営業のスペシャリストとして活躍し、後輩の育成にも力を入れていたいと考えています。現職で培った営業スキルを活かしつつ、貴社の展開するマンションブランドの知識をしっかりと習得することで、より高度な業務に挑戦したいと考えています。そして、チームをまとめ、売上目標の達成に向けて貢献できるようなリーダーへと成長したいです。」
■例)新たな分野への挑戦
「5年後には、現在の労務管理だけでなく、給与計算や中途採用にも挑戦し、幅広い知識と経験を身につけていたいと考えています。貴社は従業員2,000人を超える企業であるため、現職以上にダイナミックな人事業務に携われると思いますし、貴社の成長に貢献できることを楽しみにしています。将来的には、人事課長になることを目指してキャリアアップを図りたいです。」
その他の質問
25. あなたの給与の希望は?
あなたが採用条件にマッチしている人材かを確かめると共に、人間性や自己評価を確かめるための質問です。自分の希望給与をはっきりと伝えることが大切ですが、できるだけ論理的な理由をあわせて示すことで説得力が高まるでしょう。
■例)市場調査に基づいた具体的な金額提示
「転職市場における大手企業の人事担当者の年収相場を参考に、600万円を希望しております。これまでの10年間に渡る人事の経験と労務管理スキルを活かして、貴社に貢献できる自信があります。もちろん、貴社の規定や、入社後の貢献度に応じて、柔軟にご相談させていただきたいと考えております。」
■例)前職の給与とスキルアップを考慮した回答
「前職の訪問営業職では450万円をいただいておりましたが、貴社においては今回の応募職種である住宅営業マンとして実績をあげたいと考えています。そのため、住宅営業マンの年収相場である500万円以上を希望しております。私の顧客折衝力や5年間に渡る営業経験が、貴社の売り上げ拡大に貢献できると確信しております。」
26. 残業や休日出勤は可能ですか?
あなたが採用条件にマッチしている人材かを確かめると共に、人間性や自己評価を確かめるための質問です。自分の希望給与をはっきりと伝えることが大切ですが、できるだけ論理的な理由をあわせて示すことで説得力が高まるでしょう。
■例)柔軟な対応とチームへの貢献を強調
「業務の必要性に応じて、残業や休日出勤は柔軟に対応したいと考えています。チームの目標達成のためには、個人の貢献が不可欠だと考えており、状況に応じて柔軟に働けるよう心がけています。ただし、業務の効率化を心がけ、残業や休日出勤が長時間にならないよう、工夫を凝らしていきたいと考えています。」
■例)プライベートとのバランスを考慮
「業務に真摯に取り組み、目標達成のために全力貢献したいと考えています。そのため、必要に応じて残業や休日出勤は対応できます。ただし、子供がまだ小さいこともあって向こう3年間は時に融通が利かないかもしれません。しかし、そのぶん業務の効率化を図り、残業時間を減らすための工夫を常に心掛け、長期的に活躍できるよう努める決意です。」
27. 転勤が発生した場合は対応できますか?
あなたが採用条件にマッチしている人材かを確かめると共に、人間性や自己評価を確かめるための質問です。理想は転勤に対応できることですが、対応できない場合には具体的な条件や理由を添えてお話しするようにしましょう。
■例)条件を付けて回答する
「私は『どんな商材も売り込める営業マンになる』目標を掲げており、貴社でその目標を実現したいと考えています。転勤は、キャリアアップのチャンスになると考えていますが、まだ子供が小さいライフステージを考慮し、慎重に検討させていただきたいと考えています。例えば、『子供が小学校に入学してから』であれば、積極的に転勤に応じたいと考えています。」
■例)転勤に前向きに回答する
「貴社の事業拡大に貢献するためには、転勤も辞さない覚悟です。これまでの営業経験や前職での転勤経験を活かし、新しい拠点で力を発揮したいと考えています。もちろん、家族がいる場合は、事前にしっかりと話し合い、転居の準備を進める必要がありますが、貴社の事業の発展のために、柔軟に対応したいと考えています。」
28. ほかに選考を受けている会社はありますか?
あなたが採用条件にマッチしている人材かを確かめると共に、人間性や自己評価を確かめるための質問です。他の会社を受けている場合には事実を簡潔に述べたうえで、他にどのような会社を受けているのかを一貫性をもって答えられるようにしましょう。
■例)第一志望であることを強くアピール
「はい、貴社以外に2社の選考を受けています。貴社以外にも『経理担当者』の求人がある『半導体業界』の企業の選考を進めています。しかし、貴社の求人内容は、前職における決算業務の経験をもっとも活かせる職種であるため、一番入社を希望している企業です。もし内定を頂ければ、その時点で他社の選考は辞退して転職活動を終える所存です。」
■例)他社の選考を進めていない場合
「今は貴社のみの選考を受けております。現職で培ってきた総務経験を活かせる同業他社という視点で転職活動を進めていますが、貴社の求人内容がもっとも私の現職経験を活かせるものであったため、今は貴社に絞って活動している状況です。勢いで転職するのではなく、キャリアアップに結び付くよう慎重に転職活をしたいと考えている次第です。」
29. 内定を出した場合、入社していただけますか?
あなたが採用条件にマッチしている人材かを確かめると共に、人間性や自己評価を確かめるための質問です。まずは曖昧にせず正面から入社意欲を伝えるようにしましょう。
■例)第一志望であることを強くアピール
「はい、入社いたします。現在は他に2社の選考を進めている状況ですが、貴社への入社を最も強く希望しております。貴社の入社条件を具体的に提示いただきましたら、他社の選考はその時点で辞退して、内定受諾させて頂きます。」
■例)まだ確認したいことがある場合
「はい、ぜひ貴社で働きたいと考えています。ただ、入社を決めるにあたって、給与や福利厚生など、最後にいくつか確認したい点がございます。詳細についてお伺いさせていただいた上で、内定受諾とさせていただけますと幸いです。」
30. 最後に質問はありますか?
あなたの志望度や入社意欲を測るための質問であると共に、あなたの疑問や興味を確かめるチャンスでもあります。これは鉄板の質問であるため、あらかじめ最後の逆質問を考えたうえで面接に臨みましょう。
■例)入社後に溶け込めるかの確認
「先輩社員の方々には、私のように異業界からの転職で中途入社された方もいらっしゃるのでしょうか。もしいらっしゃれば、入社後にどのような形でキャッチアップされているのか?を教えて頂きたいのと、もし入社前に準備できることがあればご教示頂けますと幸いです。」
■例)感想とあわせて質問する
「本日はありがとうございました。〇〇さまのお話を聞けて、ますます志望度が高まりました。入社に向けてイメージを固めておきたいので、御社に入社した後の研修期間について知りたいです。差し支えなければ、どの程度の期間にどのような研修を受けることになるのかを教えていただけますでしょうか。」
出典:面接の心得(厚生労働省・東京ハローワーク)、面接対策ガイドブック(厚生労働省・北海道ハローワーク)、面接対策のまとめ(リクルートエージェント)
