カテゴリー
不動産

【勝ち組?】平和不動産の就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

平和不動産は、証券取引所施設・オフィスビル・アセットマネジメントを主力とする不動産会社。1947年にGHQによって日本証券取引所が解散された際に、全国各地の証券取引所ビルを承継する形で設立。1960年代には証券取引所ビルの運営によって賃料収入を積み上げながら、宅地分譲事業へと進出。1980年代には旗艦物件である東京証券取引所ビルの建て替え工事を遂行した他、マンション分譲事業にも進出。2009年にはJ-REIT事業へと本格参入し、平和不動産アセットマネジメントを連結子会社化。2014年には日本橋兜町街づくりビジョンを発表し、日本橋兜町・茅場町エリアの再活性化を本格化させた。現在では、証券取引所ビルを保有する特殊な不動産会社という歴史的な性格を残しつつ、日本橋兜町・茅場町エリアの再開発を主導する都市型デベロッパーへと転換している。

POINT
  • 全国各地の証券取引所を保有する不動産会社、業界上位の高利益率
  • 営業利益・純利益は極めて安定的、財務体質においては再開発投資がやや重荷
  • 平均年収1,103万円、単体従業員数100人規模だが福利厚生は大手並み
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:70(最上位)

    一般知名度は極めて低いが、大手不動産デベロッパーをも凌ぐ高い営業利益率を稼ぎ続ける不動産会社。給与水準は平均年収1,100万円レベルと高いうえ、景気後退局面にも強い。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:難関上位級

    総合職の採用数は年間3人~7人と極めて少ない。大手総合不動産デベロッパーと異なり、ハイレベル大学で固まった採用ではない。が、その反動として熱量が高い志望者が集まりやすく、入社難易度は高い。
    採用大学:【国公立】大阪大学・北海道大学・九州大学・神戸大学・筑波大学・一橋大学・東京外国語大学など、【私立】慶應義塾大学・早稲田大学・明治大学・立教大学・青山学院大学・法政大学・同志社大学・関西大学・学習院大学・日本大学・成蹊大学・東京都市大学など(出典:マイナビ2028

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    平和不動産の売上高は2022年に過去最高となる578億円に到達したが、これは一過性の要因*1。長期的には売上高350億~470億円ほどで推移している。営業利益は長期的に93億~131億円ほどで安定的に推移しており、景気後退局面にも変動が極めて限定的である。
    *1:2022年に売上高が増加した理由は、ポートフォリオの入れ替えに伴う物件売却収入が前年比+186億円の増加となったことが主要因。更に、一部物件の入居テナントの早期解約によって約18億円の違約金収入も加わった他、賃料増額改定によって約3億円の増収も加わった経緯がある。

    ✔セグメント別の状況

    平和不動産は、ビルディング事業(証券取引所・オフィスビル・商業施設・住宅などの開発・賃貸・売却)、アセットマネジメント事業(平和不動産リート投資法人の資産運用)、の2事業を有する。
    当社の事業構造は、証券取引所ビルを源流とする保有不動産の賃貸運営を中核としながら、日本橋兜町・茅場町の再開発、アセットマネジメントを組み合わせることで成立している。主力のビルディング事業では、東京証券取引所ビルをはじめ、オフィスビル・商業施設・住宅等の開発・賃貸・管理・売却を担う。創業当時からの証券取引所ビルを保有してきた歴史があり、金融街の中核施設を保有してきた特殊な不動産会社としての性格が強い。最近では、日本橋兜町・茅場町エリアの再開発を推進しており、東京証券取引所ビルを中核とした保有物件が集中する同エリア全体の価値を高める戦略を取っている。アセットマネジメント事業は、当社の不動産運営ノウハウを活かした平和不動産リート投資法人の資産運用を中心とする手数料ビジネスである。総じて、当社は派手な全国開発型デベロッパーではないが、証券取引所ビルという代替不能性が高い歴史的資産を中核として、保有資産の価値向上を図る企業である。

    ✔最終利益と利益率

    平和不動産の純利益は過去8年間に渡って緩やかな増加傾向が続いており、2025年には過去最高となる95億円に到達している。営業利益率は長期的に21%~32%ほどで推移しており、不動産業界としてもトップレベルの利益率を安定的に確保し続けている*2。
    *2:当社の営業利益率が高い理由は、①東京証券取引所ビルを筆頭として代替不能性が高い優良不動産を多く保有している点、②物件を長期保有で賃貸運営することで建設費・仕入れコスト負担が少ない点、が主要因。規模拡大を追わず、質の高い不動産保有・運営に特化している裏返しである。

    ✔自己資本比率と純資産

    平和不動産の自己資本比率は微減傾向が続いており、2025年は28.1%となっている*3。一般的な事業会社と比べると低い水準に留まるが、不動産業界としては標準的な水準である。純資産は過去8年間に渡って1,049億~1,256億円で推移しており、高利益率の割には純資産の伸びは限定的である。
    *3:当社の自己資本比率が低下傾向にある理由は、再開発投資と物件取得により有利子負債が拡大していることが主要因。日本橋兜町・茅場町再開発に加え、札幌でも大型再開発を進めており、成長投資のための借入を活用している。そのため、自己資本比率は低下しやすい局面にある。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    平和不動産の平均年収は2020年まで950万~990万円ほどで推移していたが、同年以降は増加傾向。2024年には平均年収1,119万円まで上振れしており、不動産業界としても上位レベルの待遇である。総合職の場合、30歳で年収780万~820万円ほど、課長職レベルで年収1,300万~1,400万円が目安。平均年齢は42.5歳(2025年)と大手企業の標準的な水準。

    ✔従業員数と勤続年数

    平和不動産の単体従業員数は長期的に90人〜110人ほどで推移しており、少数精鋭の組織体制となっている。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は259人ほど。平均勤続年数は14.6年(2025年)と不動産業界としては長めの水準にある。

    総合評価

    格付・評価文は限定公開です

    SSS~Fランクの21段階評価で、企業の立ち位置を明確に示します。

    無料版では扱わない評価情報まで踏み込み、企業の実態に迫ります。

    公開データと独自取材・分析を統合、中立公正な評価を提供します。

    全業界580社以上を網羅的に比較し、企業理解を深められます。

    いつでも登録解除可能です。期間の縛りはありません。

    ※登録方法・Q&Aはこちら

    就職偏差値ランキング【完全版】はこちら!