カテゴリー
化学 農林水産

【勝ち組?】クミアイ化学工業の就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

クミアイ化学工業は、殺虫剤・殺菌剤・除草剤などを主力とするJAグループの農薬会社。1949年に静岡県静岡市で柑橘同業組合から農薬製造部門が分離独立して発足。1959年には国産初の農薬となる殺菌剤『アソジン』を発売、日本国内における稲紋枯病の削減に貢献。1968年には同業の東亜農薬と合併、日系農薬専業メーカーとして首位の事業規模に拡大。1990年代からは米国・東南アジアへの進出を果たしてグローバル化を推進。2017年にはイハラケミカル工業と経営統合、化成品事業を取り込む。現在ではJAグループの農薬メーカーとしても知られ、筆頭株主は全国農業協同組合連合会(JA全農)である。

POINT

・日系農薬専業メーカーとして業界首位、筆頭株主はJA全農
・売上高・利益いずれもグローバル展開の成功で急成長、財務体質も良好
・平均年収800万円で福利厚生も良好、静岡県内の拠点が多い

就職偏差値と難易度

✔就職偏差値:63(中堅上位)

大手企業の中でも中堅上位クラスの1社であり、世間的にも有名企業として認知される。入社できればサラリーマンとして、かなり安定した人生が得られるだろう。
詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

✔就職難易度:やや難関

総合職の採用人数は年間10人~25人ほどに過ぎず、門戸は狭い。農薬業界というマイナー業界ではあるが、農林水産業への関心がある求職者からは底堅い人気がある。
採用大学:【国公立】北海道大学・筑波大学・金沢大学・千葉大学・静岡大学・三重大学・岩手大学・山梨大学・東京農工大学・岐阜薬科大学・帯広畜産大学など、【私立】早稲田大学・立教大学・青山学院大学・法政大学・同志社大学・関西学院大学・名城大学・北里大学・東京農業大学など(出典:マイナビ2027

業績動向

✔売上高と営業利益

クミアイ化学工業の売上高は長期的な増加傾向が続いており、2023年には過去最高となる1,610兆円に到達*1。営業利益は2023年まで増加傾向が続いており、同年に過去最高となる140億円に到達。2024年のみ営業利益113億円にやや後退している*2。
*1:当社の売上高・利益が増加し続けている理由は、①海外市場における畑作用除草剤『アクシーブ』の販売拡大、②化成品事業における電子部品向け製品の販売好調、③為替レートの円安推移による為替効果、。売上高では383億円(2010年)から1,610億円(2024年)まで4倍以上に増加している。
*2:2024年に営業利益が後退した理由は、主力市場における天候不順による農薬需要の鈍化。北米では寒冷気候による害虫減少、インドにおける干ばつが農薬出荷量の停滞を招いた。

✔セグメント別の状況

クミアイ化学工業は、農薬・農業関連事業(殺虫剤・殺菌剤・除草剤など、緑化資材、ゴルフ場メンテナンスなど)、化成品事業(クロロトルエン・クロロキシレン、精密化学品、産業用薬品、発泡スチロール製造など)、その他事業(不動産賃貸、発電・売電、建設、印刷、物流など)、の3事業を有する。
当社は農薬分野を中核とした事業展開を進めており、除草剤・殺虫剤・殺菌剤が主力製品となっている。畑作用除草剤『アクシーブ』が稼ぎ頭の製品である他、水稲一発処理除草剤では国内シェア1位を誇る。化成品事業では電子基板原料となるビスマレイミドモノマーで国内シェア2位、アラミド繊維原料となる有機塩素化合物においても国内シェア1位である。

✔最終利益と利益率

クミアイ化学工業の純利益は2020年まで45億~75億円ほどで推移していたが、2023年には過去最高となる180億円に上振れている。営業利益率は4%~8%前後で長期的に安定しており、他の化学メーカーと比較しても、高利益率と安定性は大いに優れている。

✔自己資本比率と純資産

クミアイ化学工業の自己資本比率はやや減少傾向がみられるが、2024年においても53.0%とかなりの高水準。負債に依存しすぎない事業運営ができており、利益体質の安定性を鑑みれば大いに良好と評価できる。純資産は2021年から増加傾向が続いており、2024年には1,529億円に到達している。

社員の待遇

✔平均年収と平均年齢

クミアイ化学工業の平均年収は800万円(2024年)と、準大手化学メーカーにも引けを取らない。業績好調を受けて賃上げを進めており、平均年収の増加傾向が続いている。総合職の場合、30歳で年収580万~630万円ほど、課長職レベルで年収930万〜1,000万円ほど。平均年齢は40.0歳(2024年)と大手企業の標準的な水準を下回る。

✔従業員数と勤続年数

クミアイ化学工業の単体従業員数は緩やかな増加傾向にあり、2024年は793人の組織体制となっている。子会社・関係会社を含めた連結従業員数は2,135人ほど。平均勤続年数は14.0年(2024年)と大手企業の標準的な水準を僅かに下回る。

総合評価

格付・評価文は限定公開です

大手・有名企業550社の実力と就職序列を SSS~Fランクの21段階で格付しています。

1社あたり平均800文字超で「企業としての実力」と「就職先としての魅力」を深掘り、企業理解を格上げします。

いつでも登録解除可能です。期間の縛りはありません。

※登録方法・Q&Aはこちら

就職偏差値ランキング【完全版】はこちら!