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化学 医薬品

【勝ち組?】日油の就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

日油は、化学品・火薬・医薬品・電子材料などを展開する化学メーカー。1949年にGHQによる財閥解体により日産化学工業から油脂・火薬部門が分離独立して設立。1950年代には石鹸・乳化剤・食品加工油脂など製品群を拡大しながら、戦前からの火薬事業を継続。1970年代のオイルショックを受けて、ファインケミカル分野へと進出して事業多角化を進めた。1990年代からは、医薬品や電子材料など高付加価値分野への注力を強め、現在では汎用品に依存しない分散型の事業ポートフォリオを特徴とする。世界的にも競合が少ないニッチ領域となる機能材料や推進薬分野に強みを持つ、独自性の高い事業構造でも知られる。

POINT

・参入障壁が高いニッチ領域に強い化学メーカー、油脂に囚われず事業多角化
・売上高・利益は安定的かつ高利益率、無借金経営で財務強固
・平均年収835万円だが年功序列色が強い、福利厚生は企業規模なり

就職偏差値と難易度

✔就職偏差値:64(中堅上位)

大手企業の中でも中堅上位クラスの1社であり、世間的にも有名企業として認知される。入社できればサラリーマンとして、かなり安定した人生が得られるだろう。
詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

✔就職難易度:やや難関

総合職の採用数は年間20人~25人と企業規模の割には少ない。一般知名度が極めて低いゆえに選考倍率は高まりにくいが、ハイレベル大学からの採用も少なくない。
採用大学:【国公立】名古屋大学・北海道大学・広島大学・静岡大学・信州大学・金沢大学・信州大学・大阪公立大学・京都工芸繊維大学・小樽商科大学など、【私立】慶応義塾大学・上智大学・中央大学・法政大学・同志社大学・関西学院大学・関西大学・立命館大学・東京理科大学など(出典:マイナビ2027

業績動向

✔売上高と営業利益

日油の売上高は2020年まで1,720億~1,890億円で推移していたが、同年以降は増加傾向に転換。2024年には過去最高となる2,383億円に到達している*1。営業利益は2020年まで250億~260億円で推移していたが、2021年からは増加傾向に転換。2024年には過去最高となる営業利益453億円に到達している*2。営業利益が景気後退局面にも安定している点は強みであろう。
*1:2024年に売上高・利益が増加した理由は、①中国における自動車メーカー向け特殊防錆処理剤の拡販、②日本政府による防衛予算の拡充による防衛向け化薬製品の販売好調、③為替レートの円安推移による為替効果、など。

✔セグメント別の状況

日油は、機能化学品事業(脂肪酸・界面活性剤・有機過酸化物・機能性ポリマー・電子材料・化粧品原料・特殊防錆処理剤など)、医薬・医療・健康事業(DDS医薬用製剤原料・医薬用添加剤・生体適合性素材など)、化薬事業(産業用火薬・防衛用火薬・海洋機器)、その他事業(物流事業・不動産事業など)、の4事業を有する。
当社の事業構成は、安定収益を生む化学品事業を土台としつつ、火薬・推進薬、医薬・電子材料といった高付加価値・高参入障壁分野を組み合わせた構造となっている。いずれのセグメントもニッチ性が高く、価格競争に巻き込まれにくい点が特徴。特に医薬・医療・健康事業は営業利益率が30%を超える有料事業となっている。

✔最終利益と利益率

日油の純利益は2021年まで170億〜230億円ほどで推移していたが、2022年には過去最高となる364億円に増加している。営業利益率は15%~19%ほどで安定的に推移しており、化学メーカーとしてはトップクラスに良好な利益率を誇る。景気後退局面にも利益率が安定しており、利益体質は高利益率かつ安定的である。

✔自己資本比率と純資産

日油の自己資本比率は緩やかな増加傾向が続いており、2024年には78.0%に到達している。実質無借金経営を達成しているうえ、強固な利益体質も加味すれば、より安心感は強いだろう。純資産は2020年から増加傾向が続いており、2024年には2,795億円に到達している。

社員の待遇

✔平均年収と平均年齢

日油の平均年収は2022年まで760万~790万円で推移していたが、2024年には835万円に上振れしている。総合職の場合、30歳で640万~690万円ほど、課長職レベルで年収1,050万〜1,150万円が目安となる。平均年齢は43.1歳(2024年)と、大手企業の標準的な水準を僅かに上回る。

✔従業員数と勤続年数

日油の単体従業員数は2019年から微増傾向が続いており、2024年は1,895人の組織体制となっている。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は3,990人ほど。平均勤続年数は17.9年(2024年)と大手企業の標準的な水準を上回る。

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