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【勝ち組?】アース製薬の就職偏差値・難易度と平均年収の企業研究【激務?やばい?】

企業概要

アース製薬は、殺虫剤・防虫剤・入浴剤・洗口剤などを製造販売する日用品メーカー。1892年に木村秀蔵が大阪府・難波で薬品メーカーとして創業。当初は塩酸・硝酸を製造していたが、1929年に発売した噴霧式殺虫剤『アース』が大ヒットを記録。1940年には『アース渦巻香』を発売し、殺虫剤メーカーとしての基盤を固めた。1964年には入浴剤『バスロマン』を発売し、日用品分野でも事業拡大。1969年には経営不振に陥ったことで会社更生法の適用申請に至ったが、大塚グループの資本参加を経て再建を果たした。1980年代からは海外展開を進め、タイ・中国・ベトナムなどでシェアを伸ばしている。現在では、殺虫剤分野において国内シェア57%と首位を誇り、入浴剤・オーラルケア・園芸用品・ペット用品などへ広がる生活関連メーカーとしても知られる。

POINT
  • 殺虫剤で国内シェア首位の日用品メーカー、大塚G傘下で関西圏が地盤
  • 売上高は横ばいだが利益がコスト増で低下傾向、財務体質はかなり良好
  • 平均年収771万円と日用品メーカーとしては恵まれる、福利厚生もまずまず
  • 就職偏差値と難易度

    ✔就職偏差値:61(中堅上位)

    大手企業の中でも中堅上位クラスの1社であり、世間的にも有名企業として認知される。入社できればサラリーマンとして、かなり安定した人生が得られるだろう。
    詳細な企業分析は以下の業績動向社員の待遇を参照。本レポート末尾に総合評価を記す。

    ✔就職難易度:やや難関

    総合職の採用数は年間30人~45人と企業規模の割にはかなり少なめ。ハイレベル大学から中堅大学まで幅広く採用を行っているが、一般知名度の高さもあって選考倍率は高め。
    採用大学:【国公立】東北大学・神戸大学・千葉大学・静岡大学・岡山大学・山口大学・横浜市立大学・室蘭工業大学など、【私立】慶応義塾大学・中央大学・法政大学・同志社大学・関西学院大学・近畿大学・大東文化大学・桃山学院大学・阪南大学・工学院大学など(出典:マイナビ2028

    業績動向

    ✔売上高と営業利益

    アース製薬の売上高は2021年まで1,900億〜2,100億円ほどで推移していたが、2022年に急減*1。同年以降は緩やかな回復傾向が続いており、2025年は売上高1,791億円となっている。営業利益は2020年・2021年に100億円を上回った*2が、同年以降は60億~80億円ほどで横ばい。
    *1:2022年に売上高が急減した理由は、会計基準の変更が主要因。同年から「収益認識に関する会計基準(企業会計基準第29号)」を適用したことで、売上高が急減した経緯がある。
    *2:2020年の利益上昇は、①好天候による害虫増加を受けた殺虫剤の販売好調、②COVID-19感染拡大期における外出自粛による入浴剤・日用品の販売好調、など。

    ✔セグメント別の状況

    アース製薬は、虫ケア用品事業(殺虫剤・防虫剤・ネズミ駆除剤など)、口腔衛生用品事業(オーラルケア『モンダミン』など)、入浴剤事業(入浴剤『バスロマン』など)、その他日用品事業(消臭芳香剤・掃除用品・園芸用品など)、ペット用品事業(ペットフード・ペット用品・ビタミン剤など)、環境衛生事業(工場・病院などの衛生管理サービス)、の6事業を有する。
    当社の事業構造は、殺虫剤分野を中核としながら、入浴剤・オーラルケア・衛生用品・園芸用品・ペット用品などへ展開する生活関連用品メーカーとして成立している。最大の特徴は、殺虫剤メーカーとしてのブランド力と販売網を起点に、家庭内の不快・不安・衛生課題を解決する商品群へと事業領域を広げている点にある。主力商品『アースノーマット』『ごきぶりホイホイ』『ブラックキャップ』は、家庭内の害虫対策における定番ブランドとして定着しており、ドラッグストア・ホームセンター・量販店の棚において強い存在感を持つ。一方で、殺虫剤・虫ケア用品は夏場に需要が集中しやすく、気温・降雨・害虫発生状況による販売影響が大きい。そのため、入浴剤・オーラルケア・ペット用品・園芸用品などの日用品群を拡充することで、殺虫剤分野への依存度を緩和している。特に『バスロマン』『モンダミン』は、年間を通じた需要が見込めることから、事業全体の安定性を高める役割を担っている。

    ✔最終利益と利益率

    アース製薬の純利益は2020年に過去最高となる71.4億円に達したが、同年以降は17億~52億円で横ばいが続いている*3。営業利益率は2020年から2%〜5%ほどで推移しており、日用品メーカーとしては高くもなければ低くもない水準にある。
    *3:2021年以降の利益減少の理由は、①世界的な原材料価格の高騰と為替レートの円安推移によるコスト上昇、②コスト増加を受けた値上げ対応の遅れによる利益減少、③構造改革に向けた設備投資・IT投資・人材投資による費用支出、など。

    ✔自己資本比率と純資産

    アース製薬の自己資本比率は2019年まで40%前後で推移していたが、2020年に急上昇*4。2021年からは自己資本比率50%ほどで安定的に推移している。純資産は2019年まで440億円レベルで推移していたが、2025年には812億円まで拡大している。
    *4:2020年に自己資本比率が急増した理由は、①新株発行による資金調達125億円を受けた資本金増加、②COVID-19感染拡大期における業績好調による利益剰余金の積み上がり、③借入金減少による負債圧縮、など。

    社員の待遇

    ✔平均年収と平均年齢

    アース製薬の平均年収は2023年まで640万~740万円程で推移していたが、2025年には771万円に上振れしている。総合職の場合、30歳で年収500万~570万円ほど、課長職レベルで880万~950万円ほどが目安。平均年齢は42.3歳(2025年)と大手企業の標準的な水準。

    ✔従業員数と勤続年数

    アース製薬の単体従業員数は微増傾向が続いており、2025年は1,401人の組織体制となっている。子会社や関連会社の従業員も含めた連結従業員数は4,963人ほど。平均勤続年数は13年~14年ほどでの横ばい推移となっており、長くもなければ短くもない水準となっている。

    総合評価

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